先日、ネオクラを得意とする整備ショップ、セントラルオートにケーニッヒベンツを入庫させました。

 

久しぶりにメカニックの児玉氏と再会しました。やはり一時期に比べてネオクラユーザーは激減したようですね。おそらくもう以前のような時代は戻ってこないのでしょう。悲しいのぅ。

 

急いでどうにかできるクルマでもないです。もはやケーニッヒベンツは付け焼き刃的な乗り方をするのではなく、旧車と同じようにレストア前提として見ていく必要があります。まずはエンジンからスーパーチャージャーを取り外せるのか、補器類をどうやって戻していくかを検討します。その後、足回り、ブレーキなどの整備に入っていくようです。

 

簡単にいろいろなところを診断してもらいます。やはりプロはほとんどの症状に適切な回答を持ち合わせています。打ち合わせにはblowのイソップも同席してくれました。パーツ探しにはUS支社のスタッフ、本社の外国人勢、ミート君のネイティブ英語によるケーニッヒ社との交渉。いろいろな人の助けを得て、なんとかケーニッヒのリカバリ計画が頓挫せずに進められています。

 

やはり気になるのはエアロ割れから発生するボディサビです。ボクが考えているのはブラスト処理による塗装剥離からの、防サビ処理、そこから純正色で完璧に仕上げるというコース。これはケーニッヒレストア最後になる板金処理ですが、このフェーズを担ってくれる職人さんはまだ探せていません。しばらく先になるでしょうし、最後の花火の如く多大なお金がかかると予想されます。今重要なのはそこまで持っていける車両かどうかです。これからプロによる総合診断を受けることにより自ずと答えが出てくるでしょう。

というわけでしばらくケーニッヒベンツとはお別れです。しばしコイツの事は忘れて仕事に集中です。ボクから遠のくケーニッヒ、そして近づきつつあるアヴェンタドールSVJ。