非常に残念だ。

つい先日部屋の撤去が終了した。すべてロサンゼルス支社のスタッフが行ってくれた。

 

↑撤去したカリフォリニアの自宅。テニスコート・ジム・プール完備。すごく気に入ってた部屋なのに・・・コロナめ!

 

アメリカで暮らそう!今までのカリフォルニア生活の記事

 

アメリカは今本当に厳しい。信じがたいコロナ患者数。激しい格差。人種差別。一部の政治学者からは「アメリカは失敗国家の兆候が見える」という声が上がるほど。しかしアメリカ全部がそうじゃない。カリフォルニア、特にロサンゼルス近郊の日本人が多く集まるエリアは規制はあれど、極めて落ち着いている状況。

ロスに戻りたいが、国家間の門戸が開かれなければ自由な行き来は難しい。今はじっと耐える時。

幸い自宅を撤去したことによって、コストは削減された。もともとオフィスを安く借りておいてよかった(わずか500ドル)。これでオフィスとスタッフは継続してもらうことができる。使わない自分の居場所なんかより、よっぽど現地スタッフの方が重要だ。現地に味方さえいてくれればすべてを元に戻すことができる。

あとは足クルマのBMWを売却したいところだが、ドライバーズラインセンスと保険の関係で手放すのが難しい。外国は何もかも制度が違うから、日本で考えた事をそのまま実行とはいかない。

コロナの爪痕は人々の思考をグローバル思考からドメスティック思考に変えていくだろう。「留学?そんなの必要?」みたいな。「出張?今時古くない?」みたいな。

リモートですべてが完結できるから海外に行くのが必要なくなるわけではない。留学する。海外で働く。これらの最大の意味は、自分の視野を広げることにある。今までの常識をぶち破る事にある。異文化を知らなければ、いかに日本が優れているかって事に我々は気づけない。

アメリカを諦めないために、今は撤退できるところはしよう。経済が上昇トレンドになれば間違いなく復活させに行こうと思う。