香港ぼっちの続き。ディスカバリーベイへ行ってみる
香港で一人ぼっち。せっかくだから街を見る
香港出張にきておる。そして寝坊して置き去り。今は一人ぼっち。
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香港島へ移動してみる
今ボクは大陸側の尖沙咀(チムサーツィイ)という街にいたので、香港島に移動することにした。香港島は大陸とうってかわって、欧米な街並み。世界の金融街だ。
地下鉄や。
複雑怪奇な日本のそれと比べると香港はとってもシンプルな路線図だよ。
10分ほどで香港島のセントラル駅へ。イマイチ天気悪いね。
そのままフェリー乗り場にGO。
この港からいろんな島へ船が出てる。目指すはディスカバリーベイやでぇ。
船乗ったで。天気悪いから揺れる。揺れすぎ・・
ふぇーーぃ(´・д・`)
気持ち悪くなってきたまま出発ぅ。
30分くらいで到着。大陸のごっちゃごちゃな街並みとは違って、なんとも欧米的な。
それもそのはずで、ここは特区。環境に配慮しててこのエリアはクルマ乗り入れ禁止なんよ。居住者はフェリーとバスが日常の足なのね。近場は設置されているゴーカートで移動なんだけど、電気仕様かと思ったらガソリンやん。中途半端な環境美化じゃね。
住んでるのはほぼほぼ金融街の住人で、駐在さんたちだろうね。ほとんどが欧米人。空気感もゆったりしてるよ。
ほらね。大型犬放置だからね。こええわ。
なんかそれなりのビーチもあるんだけどね。あくまでそれなりね。不動産屋で見てみると、ビーチ周辺の賃貸住宅は軽く100万超え。絶対住めねえよ・・
ぜんぶ、ぜんぶ円安が悪いんや・・
ここの住人の方たち、毎日香港島の職場にフェリーで通勤してるってね。いちおフェリーは24時間運航してるからクラブでヒャッハーした後でもちゃんと帰れるんだよ。
さて、さっさと帰ろ。
帰りも揺れに揺れる・・行きより数倍気持ち悪くなったぜ。
香港島から電気街”モンコック”へ移動する
さて、今度は香港島から大陸側の駅、モンコックへ。
モンコックは電子デバイスの街ね!
スマホだらけの街よ。もち全部SIMフリー。
すごいのはココ。スマホの修理屋だけどSIMロックも解除してくれるらしいよ。スマホが売れなくなってきたらか廃業してるとこも多くて、修理屋への転身組が多いっぽぃ。タダじゃ転ばないとこに気合を感じるよね。
香港の人たち、スマホリテラシーがすっごい高い。2台、3台持ちなんて普通じゃん。こういうカテゴリにいる人達から、どんなサービスを提供すれば消費を奪えるかってずっとずっと眺めながら考えてたけど、・・・ふぅ。なんもアイデア降りてこねえ。。
せっかくだからファンドマネージャーさんと会う
ボクは香港のファンドをいくつか買っておる。とは言っても少額ね。せっかく香港にきたんだからファンドマネージャーさんと話すことに。ボクの担当のマネージャーさんはご夫婦で香港在住なインテリ系日本人女性なんだけどね、旦那さんがイギリス人で完全なバイリンガルなんよ。エリートってこういう人んこと言うんだね。そこでマネージャーさんがはっきり言っていたことがおもしろい。
日本人はお金を稼ぐことを悪いことだと思っているフシがある。自分がいくら稼いだかをひた隠しにする文化が根付いているから、いい金融商品があっても人伝いに広がらない。みんな税理士にしか真相を話さない。おかげで税理士に営業かければいいだけだから楽なんだけど。香港は投資が普通。この投資でいくら儲かったということも平気で人前で話す。
と。ふむぅぅぅぅー。これ激しく同意!しかし、いい金融商品ゆうても、ボクが買った商品全部値落ちしてるんですが!?
別に香港に詳しいちゅうわけじゃないんだけどさ、所得は日本のほうが高くても、老後の貯蓄額は香港のほうが高いと言われるんだよね。香港は日本ほど国が面倒みてくれない。保険とか、支援制度とか、生活保護とか。言ってしまえば、自分のことは自分でみたいなね。結果的に将来の不安要素が高いゆえ、投資に走るちゅうことだろね。国が守ってくれないならやるしかないのは自分だもの。
これを裏付けるように香港は、金の売買が盛んでいたるところに取引所がある。ボクも何度か取引所に行ったことがあるんだが、意外にも若いOLさんとかが、スタバでコーヒー買うかのように、金のインゴットを買っているんだよ。なかなか日本視点では違和感のある風景だよね。
香港は投資ちゅうもんが身近にあって、それを行うことが普通ってこと。香港の銀行だと一般口座開設するだけでスグ投資が始められる。日本は証券会社の口座を開かんとあかん。しかも証券会社敷居高すぎだよ。そういうベースんとこからして、香港はいい意味てきとー。
若者も多いし、活気あるし、何より購買力が強い。アジアなら他もそうなんだろうけど、日本から3時間ちょっとで行ける国としてはやっぱ香港って意識変わるからいいわ。ちなみにエスカレーターの速度すっげー速いからね。気ぬくとぶっ飛ぶよ。
あと香港は世界的に見ても断トツに自由経済だから、いろんな意味で楽。日本なんて日本人以外経済活動なんてしづらいんでねーの?
ふぅ。んじゃぁ香港で口座開いて投資でもするか。
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ふぇぇぇぇぇぇぇぇーーー!日本人やめるぅぅぅー。
香港と日本のお金の概念について考察してみた
香港オフィスの社員とか、ファンドマネージャーさんの話とか聞いてるとね、いろいろ考えさせれることが多いんだよね。なんつーの、”お金の見方”っていのうの?
そういえばマイママはボクにこう言った。
投資なんてやめなさい
家をたくさん買うのをやめなさい
銀行からの借り入れは悪いことよ
家は住むもの、貸すものじゃないの。終の棲家として落ち着きなさい
社会保険を忘れずに、老後のために年金を払うことを怠らないようにしなさい。
国はちゃんと保証してくれるからね。
ボク「うん、わかったよママ!」
その後・・。あれ、老後のための年金・・・
かの昔、女性は55歳、男性は60歳から。あれよあれよで65歳。そして70歳に引き上げ、最終的には75歳からの支給にする見通しか。ありゃ、確か平均寿命が80歳そこら・・・えぇぇぇぇぇー!数年しかもらえねぇー!
うん。ボクは15年後の娘に言うだろう。
成人したら家を買いなさい。
持ち家は自分が住むものじゃなく、人に貸すものだ。
家はライフスタイルに合わせていつでも移れるようにしておきなさい。
借り入れを恐れてはいけない。銀行の金は他人が預けたお金。他人の金をうまく使って自分の資産を増やしなさい。
そして国に頼ることだけはやめなさい。
そうさ、ボクらの親の代と現代では時代が違う。親の代では国におんぶにだっこで、一億総中流が築けたかもしれない。でも今はまったく違うよね。所得格差は拡大するし、明日のご飯に悩む人だったたくさんいる。自分の未来を国に預けず、自ら切り開いていくことが重要だ。香港人みたいにね。
しかしママの世代のように国に教えられた通りにやっていれば問題なく生きていけた日本の国力ってすごかったんだなぁ。その時代に青春を過ごしたかったよママァァー!
そんなこんなで帰国
香港空港ぅー。オレ何しに来たんだ香港。なんて気にしちゃいけないいけない。海外の空気を吸うというのは、今までの自分の常識に新しい風を吹き込むのと同義だからね。
さぁて帰るか。
大好きなろくでもねえ日本に
いい、非常〜〜にいい笑顔
「同期のサクラ調」私も娘に全く同じことを言いました。笑