保管しているAMG 560SEC6.0なんですが、タイヤの空気圧が減って、車高が下がり気味になっていました。ようやく重い腰を上げて、充填へ。

ミルウォーキーの空気入れです。ミルウォーキー好きなんです。

あらやだ、1.1kくらいしか入っていないじゃないの。

タイヤの変形を防ぐ意味も込めて3k入れておきました。車高がだいぶ上がりました。この小さな空気入れだとちょっと時間かかりますが、そこはミルウォーキー、M12の小さなバッテリーでもパワフルに動きます。4本全部入れきった時には本体がだいぶ熱くなっていました。

音はかなりうるさいです。ビル中にコンプレッサー音が響き渡ってました。一緒にいた妻はその音に合わせて踊っていました。

室内のレザーの香り、良いんですよ。クセになりますよね。きっとこれが80、90年代の香りなんだと思います。その時代に現役じゃなかったのに何故か当時の懐かしさを覚えるんです。このレザー特有の香りは現代のメルセデスは失われてしまったものです。当然最新レザーのほうがいろいろな意味で良いのだと思います。しかし30年数年も経っていてなお張りがあり、美しく光る黒レザー。当時のドイツは本当に良いものにこだわって作っていたんだと思います。魂こもったクラフツマンシップは数十年経って初めて理解されるのかもしれません。

今も昔も最高峰に位置するレカロCSE。ボタンすべてがちゃんと光っています。ほんとにね、じっと運転席に座っているだけでも満足できるんですよ。それが90年代、ドイツ車ってもんです。

ホコリ、すごいです。固着してしまって息で吹けば飛んでいくような生易しいものではないです。

ルーフも。とはいえ乾いたホコリ汚れですからね、塗膜に深刻なダメージを与えるまではいきません。このホコリの下には現代では失われたブルーブラックという当時のメルセデスが得意としたカラーが眠っています。

空気が入ったことでハンドルが軽くなりました。エンジンも一発始動、吹け上がりも素晴らしいですし、加速力もすごいです。本当にAMG6リッターは素晴らしい!

ワイド、ロー。このデザイン、アートですねぇ。

クラシック・メルセデス。永遠に!