w140メルセデスってあるじゃないですか。名車w126の大幅進化版なんですけど、まぁーすごいクルマなんですよ。それにもAMGがチューンしたモデルがありましてね。一番すごいのだとV12気筒7リッタークラスのものなんですが、ライトチューンのV12 6リッターモデルも存在しているんです。

んでこれ。実はかなり前に購入したw140 V12 6リッター AMGです。そのうちブログ書こう書こうと思ってたんですが、忘れてました。その期間なんと3年・・

94年式、中期にあたるのかな?のAMG V12 6リッターのライトチューン6リッターです。

確か当時、w140がすごい欲しかったんですよね。しかも前期のオレンジウインカーのエアロ付きが欲しかった。そこでblowから「現状車でよければあるよ」ということで引っ張ってきてもらったんですよね。

いやかっこいい。フェンダーのメッキモールとかは外したいですけど。

室内。結構キレイなんですよ。走行距離は5万キロ台です。ミッションも機械式。後に電子制御に変わります。この機械式ミッションってのがあえて良いんだってマニアの人多いと思います。オーバーホールもできますしね。

w140のステアリングフィールとか、めっちゃいいんですよ。この年式だとマルチシステムはありません。それが良いんです。w140のマルチって壊れやすいんですよ。壊れるとなんもできないんですよ。

とにかく豪華が良しとされた風習が去りつつある時代に作られたモデルです。前身のw126も名車として名高いですが、このw140に変わってからその進化の度合いが半端ないです。前身のw126から何もかもが変わったと言いますかね、おそらく最高にコストをかけて作られた最後くらいじゃないですかね。

w140のウッドもレザー前身に比べも質が向上しているのか、現代でも激しく劣化したモデルってあんまり見ないんですよ。特にウッドですね。この車両のウッドもキレイな状態が保持されています。

AMGエアロパーツ付きはレアなんですよ。でも当時はシルバーが好きではなかったんです。それに今のように過度にw140が値上がりしていなかったこともあって「まぁとりあえず持っておこう」くらいの軽い気持ちだったんですよね。

でもやっぱりモノが目の前にあると乗りたい気持ちが湧いてきちゃうんですよ。でもエンジンからタペット音がひどかったんです。現状車ってそういうことねと。まぁ折り込み済みですけど。それに外装のエアロパーツの損傷もあるので乗用するなら鈑金必須かなと思って・・整備に出しました。

整備入庫後・・・。整備士さんのところに確認に行ったり、途中で存在を忘れたり、ふと思い出しては整備士さんのところへ行ったり。

整備士さん男前っすよ。口数が少ない方でしてね、「整備の進捗いかがですか」って聞きにいくじゃないですか。タバコを深く吸い込んで「まだだね」って一言。その一言で3年の年月です。やりたくなったらやる。客の都合なんてどうでもいい。しかしひとたび着手したら高い精度の仕事をこなす。ボクそういうの好きです。

そんなこんなで最近はほぼ存在を忘れている中、

整備士さんがついに動き始めました!

細かいところは置いといて、まずタペット音の修理です。

バルブリフターというパーツを交換するようです。V12気筒ゆえに交換数48個!ヘッドカバーを外し、カムシャフトまでも外します。

古いメルセデスの重整備やってくれるとこ今となっては少ないですからね。整備士さん忙しいですし、こういうクルマは待ち続けるしかないです。

ウォーターポンプも新品に交換です!回りの汚れも落としてくれて、仕事がとても丁寧だなと思いました。いつもケーニッヒを見てくれている整備士さんです。

こういう画像が送られてきて初めて「あ、俺w140持ってたんだ」って実感が湧いてきました。これだけ熟成されてくるとw140、特にAMGモデルは値上がりだいぶしてますね。待てば待つほど味が出る。旧車AMGは熟成肉のようです。乗って良し、売って良し。とはいえV12はご多分に漏れず維持費ハンパないと思います。まずしっかり走るようになるまでがめちゃ大変だと思います。でもですよ、完成された時のエンジンフィーリングってもぅ・・ね。旧車のV12ですよ。時代的に貴重ですよね。

乗りたいな。でも一番はリニューアルしたガレージで洗車してやりたい。今はブリリアントシルバー、好きなんですよ。macbookを使うようなってからシルバー色がマイブームなんですよね。だからブリリアントシルバーにオレンジウインカーのAMG V12。たまらないです!