先日ミート君の知り合いのエリート連中、元素粒子物理学者で今はある業界のビックデータ分析している友人Yと、もと世界的なコンサルティング会社出身でミート君の後輩、S氏とご飯を食べてきた。

 

まぁ分かってると思うけど、ミート君含め、この三人のエリート達はもち有名大学卒の有名企業経験者な。ミート野郎はオーストラリア出身のアメリカ育ち、日本の一流大学出という中でも突出してるけど、実は最も突出してるのはオレ。偏差値は地に落ち、ようやく入れた高校は金出せばだれでも受け入れる銭ゲバ高にも関わらず、テニスのスポーツ推薦枠でもっとも偏差値が低い工業科でギリギリ入れるかって始末。入学してみると工業科は悪の巣窟でね。教室は他と違って工業科だけ地下にあるという。監獄かよ。ほどなくしてオレも堕落。晴れて学校から無期停学を言い渡され、退学。地元にもいずらくなって未成年で一人東京へ。拾ってくれたのは歌舞伎町のホストクラブ。そこからオレは転落人生。謎の探偵社に雇われて富士の樹海で自殺体探したり、あまり大きな声では言えない仕事を転々とした。あぁ覚えてるぜ最初に東京で住んだ家。トイレ共同風呂無し。ゴキブリホイホイは一晩経つとゴキちゃんギッシリ。夜は至るところからネズミの足音で眠りを妨げられる。あぁ、あの時オレは、それでも強く生きてた。

だからね、彼らのような人物と接してる時間はむちゃくちゃ楽しいよ。どういう思考なのか、どういう物事の見方なのか。一緒にいるだけですっごい勉強になる。

ざっくりとした印象だけどね、彼らはとにかく会話のレスポンスが速いのと、返答内容が的確だし、極めて理論的。より深く観察すると、彼らは今までの経験則から推測して物事を語っている事に気づく。彼らは全員一流コンサルファーム出身だからそういう傾向が表れるんだろう。感性で生きるというよりは、実績に基づいた予想の上で生きていくみたいな。高度だよとっても。どんな質問投げたって即座にレスポンスくるんだもの。

対してオレは極めて刹那的。その時思った事を何も考えず発言しちゃう。だからたまにとんちんかんな事も言っちゃう。バカ丸出しだね。恥ずかしかったよ。

でもな、最終的にカネを稼いだり、何かに挑戦しようとしたときに高度な学歴や一流の経歴が必要かと言えばそうではない。もちろんあればあったで良い機会に恵まれる事が多いけど。重要なのはおそらく仲間。良い仲間と巡り合えるかどうか。一人で出来る事なんて大したことないもの。

 

久しぶりにアキバに来たよ。

 

駅は再開発が進んでるよ。最先端の街になるねアキバは。

でもさ、思うところもあるよ。昔のアキバ知ってる人多いでしょ。マニアックだし、おおよそそこでしか手に入らないものがたくさんあった。メジャーな飲食店なんてゼロでさ、個人でやってるラーメン屋とか洋食屋とか、そういうところで食べるのもまた楽しかったでしょ。

でも今はどんどんメジャーな店舗の進出が進んでるよ。そろそろ新宿いても渋谷いてもアキバいても、見る光景は一緒なんてことになるかもね。進化を続けるアキバはアキバらしさをどんどん失っていく。これもなんだかアメリカナイズされてってる気がするよ。大手だけが強くなっちゃう。ベガス行ったって、サンフランシスコの郊外行ったって、だだっぴろい土地にポツンとあるサービスエリアみたいなとこいったって、おーんなじチェーン店しかないんだもの。だからアメリカって飽きるんだよね。どこまで行っても風景似たり寄ったりの上、お店まで一緒ってなっちゃうともう・・。資本主義経済の行く末は収束化だね。個人や中小企業は一生そのままさ。アキバ見てるとそう思うよ。

昔はボク、Ciscoルーターを手に入れるためにネットワーク機材屋さんを必死こいて回ったんだ。ようやく手に入れてiosいじくり回して、続いてスイッチのカタリストも買ってさ、アクセスリストに翻弄しながらも自宅でネットワーク組んでさ、楽しかったよ。あの時の好奇心とアキバがなければ今はないね。でももうその時のアキバは姿を変えた。さみしい。でもこれも時代。しょうがない。

 

深夜はほとんど店が閉まるアキバだけど、バーが開いてたよ。

 

2次元キャラだね。ボクはあまり詳しくないよ。

そうそう、最近のアキバってさ、ビル側面に顔は子供、体は大人、露出全開みたいな2次元広告ばかりじゃない。あれってようはロリに属すると思うんだけどさ、海外勢から見たら日本人大丈夫かって思ってる人結構いるっぽいね。そりゃロリは世界的に見ても悪だからな。これを世界に誇る日本の文化とするか、世界に恥じる文化となるか、オレには分からないけど、やっぱり2次元のロリ系はちょっとイヤだな。日本人男性全員がそれ系が好きって思われるのもイヤだ。でも日本のアニメ文化は最強だから、是非がんばってとも思う。

ほなまた、でもエヴァンゲリオンは見とけよ!ちなみにオレは綾波派だからな!あなたは死なないわ、私が守るものぅ