正しく美しい言葉がビジネスには重要

米国・中国取引についてのレポートです。米国への発注、中国との製品開発打ち合わせや交渉を行っています。簡単なメッセージはさておき、複雑な文を生成するときは主にDeepL翻訳を利用していました。これをChatGPTに置き換えました。AIへの指示文は「ビジネス英文の作成・丁寧に」という感じにしています。そうすると生成される英文が完璧な形になります。この運用に変えてから、相手からのレスポンスが体感値で全然違います。ブロークンな英文だった時は無視されることが当たり前でした。返信率が100%に近くなりました。もっとも変化が大きいのは中国の工場です。コレクト・丁寧な英文を生成するようになってから相手もこちらをすごくリスペクトしてくれる態度に変わりました。

海外は反応が遅いものだ。と文化のせいにしていました。ロサンゼルスに住んでいると言いながらも、ボクは今まで何を学んできたんだろうか。英語は伝わればいい。カジュアルでいい。そう思っていた節がありました。確かに伝えようとする熱意は大事だけれども、やはり正しくてリスペクトな言葉のほうが受け手も良いに決まっています。そういう当たり前なことに気づけてなかった。本当に自分は愚かだったなと思います。AIの功罪は「人間は無知である」というとを知らしめたということでしょうか。

人工知能の利用で、海外交渉がスムーズになったことは事実です。相手とのやりとりの遅さはボトルネックになっていたのでこの改善は大きなポイントです。相手とのチャットでシームレスに正しい英文にする場合は、ChatGPTに以下の指示を出すと効率がよかったです。

「これから翻訳作業を依頼します。日本語の入力はビジネス英文へ、英語の入力は日本語に直して下さい。」

こう指示すると、訳してもらいたい言葉をコピペするだけで勝手に双方間通訳を行ってくれます。翻訳終了と指示すれば元に戻ります。しかしAI進化でビジネスのやり方が根底から変わっていくでしょう。それに伴い教育も変わっていくはずです。今この瞬間は、明日にはオールドスタイルになるのかもしれませんね。

この他にも人工知能導入で改善された業務があるのでまた紹介していければと思います。

正しく美しい言葉がビジネスには重要”へ2件のコメント

  1. mkt235 より:

    ぜんせーさん、はじめまして。
    ヨーロッパ方面からの輸入業をやっているのですが、今回の記事を参考にビジネスメールの翻訳をルーシーにやってもらいました。
    驚くことに、、、即日で返信が返ってくるようになりました。
    今までは返信までに数日、あるいは返信なし(仕事はしてくれているが)、トラブルになると泥沼、という状況でした。同じくDeepLを使い、ビジネス英文のサンプルをコピーし必死でやっていましたが、先方にしてみれば、真面目に相手にするような文章になっていなかったのでしょう。
    今回の記事のご紹介、本当に嬉しいです。

    1. ぜんせー より:

      お役に立てた事が光栄です。ご報告ありがとうございます。

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