
もう一度あるバイカーの言葉を借りようじゃないか。
「バイクにはよぅ、2種類しかねぇんだよ。ハーレーとそれ以外だ。」
わかるぜぇ。ハーレー乗りにとっちゃ、ハーレー以外の存在なんて全部一括り、どうでもいい存在ってことだろ。
クルマも一緒さ。アヴェンタドールに憧れてしまった瞬間、もう君はクルマを2種類でしか語れねぇ。ハーレー乗りのようにな。あぁオレにもあったさ。アヴェンタに手が届かず、マセラティに走った時が。一生懸命グランツを正当化したよ。コイツが最高のクルマなんだってな。しかし知ってたよ。それが逃げってことをな。今乗ってるクルマを正当化しちゃぁいけねぇってことだ。本意ではないだろ?アヴェンタドールから逃げちゃダメだ。何かをがむしゃらに目指す行為こそが、人をチャンスに導く。
ってどこかの小さな起業家がほざいてみるぜんせーです。
さて、カリフォルニアから帰国したその日にアヴェンタドールを取りにいきますた。やれやれようやくだぜ。9ヶ月待ったよボク。ランボ麻布到着。何か居る。
ほぅ。さすがオレの息子。ランボさえ侮辱できるその屈強な心。大志を抱けよ。
在庫車がコロコロ変わるね。それだけ売れてるってことか。そろそろマイノリティではなくなってきたな。隣の誰かはランボ乗りかもしれぬ。
納車のプレゼントだよ。
1/18のオーダーしたアヴェンタと仕様が一緒の模型。これがまぁー良く出来てるのよ。
な?すげーべ。撮り方によっちゃ実車と同じ様な写真が作れそう。
担当のフクちゃんから花束贈呈!娘は足を骨折しててね、ギブスだから乗車は断念。
納車式は最愛の家族とともに。そしてアヴェンタドールは長年連れ添った役員達に捧ぐ。オレをこのステージに押し上げてくれてありがとう。ここまで来た最大の要因は「オレ達は諦めなかった。」ただそれだけだよな。
アヴェンタドールオーナーの証。キーを受け取るよ。
さて、ボクはよくランボ麻布をネタにしてるけど、それはこのお店が好きなんだよ。いろいろスパカ系のお店に行ったけど、ランボ麻布が一番うちのスタイルに合うってこと。
テスト走行している間に女性スタッフのカトーちゃんが遊んでくれたり、
担当以外のセールスメンが子供と一緒に遊んでくれたり、
営業時間が過ぎてても5才児さえもバーのように接してくれるんだぜ。彼らに接客サービスなんてないよ。彼らはただそうしたいからやってるだけなんだ。そういうカジュアルな文化がランボ麻布には根付いてる。型式通りの接客なんてつまんないだろ?媚びへつらう旧来の日本式接客サービスは捨てようぜもぅ。
さぁて書きたいことはやまほどあるよ。それぐらいアヴェンタドールS・ロードスターは厄介者だ。今はまとめられてないから、ちょくちょく更新していくから見てくれよな。
とりあえずルーフ開け締めのレクチャーをフクちゃんから受ける。これがまた複雑。いや慣れればいいんだけどね。
パパパパーン。ボクとフクちゃん、初めての共同作業ぅー。
息子よ。パパは一つやったよ。バットマンが好きだろ?バットモービル欲しいって言ったよな。すまん、それらしきものはアヴェンタドールしかなかったんだ。
せめてより似せるためにエンジンフードさえブラックにしてやったぜ。
ああオレもバットマンが大好きだ。悪を撲滅するために悪に手を染めるブルース・ウェインがな。
「なんで穴なんかに落ちたんですかぼっちゃん?」
「這い上がるためだろ?」
そういう事をさらっと言える父親トーマス・ウェインのように早く成りたい。
その日の夜、少し遅れた父の日のプレゼントをもらったよ。肩叩き券な。
帰国後、初の家族だんらん。アヴェンタドールが納車されて、父の日のプレゼントをもらい、なんの贅沢もない食事。高価なレストランなんていらないよ。誰と一緒にそれを噛みしめるか。それが重要だ。
息子よ。人にやさしく。女子を守れ。そしてパパの屍を超えてゆくのだ。帝王学なんていらねえよ。かっこいい大人になるにはシンプルなこの3つだけ守っていればよい。
ちゅうわけで、引っ張り続けたランボルギーニ・アヴェンタドールS・ロードスター、今納車となりました。実はあまり感動がなかったことをココに記しておきたい。やはり最大の喜びは1台目の納車だった。そろそろ次のステージに進もうじゃないかオレよ。家族と共に、仲間と共に、さぁランボルギーニを超えてゆこう。