今日は英語プライベートチューター(教師)と会話をした。初対面のチューターだ。女性だった。彼女の顔に笑顔はない。挨拶もない。第一印象はネガティブだ。案の定、会話に苦労した。一生懸命ネタを探しては彼女にぶつけるが、盛り上がりに欠ける。
アメリカ人だからといって、全員が全員オープンマインドというワケではない。彼女はアメリカ特有の”誰とでも気軽に話す・根拠なく褒める”文化さえイヤだと言い放った。会話にかなり空白ができてしまう。そんな考えならチューターなんてするなよと言いたかったけど、相手はアメリカ人女性。そんなブラックジョークは通じない。男のチューターとはあれだけ盛り上がれるのに。やはりアメリカ人女性にはまだまだ私の英語力では太刀打ちできない。気まずい空気。ネバっとした汗をかく。しかしふとした瞬間、彼女の発した日本語の発音が妙に良かった事に気づいた。よし、突破口を見つけた。彼女の発音を褒めると、ようやく笑みがこぼれ、会話が広がり、場の空気は軽くなった。やれやれ・・。
米国に滞在するようになってから私の思考は変わった。人と会話をする時、とにかくその人の良いところを探し、そこをナチュラルに伝えるように心掛けた。ネガティブは一切言わない。他人種・多文化にいればそうすることが必然であると感じるようになった。例えそこに嘘があろうとも、人を認め、褒める事にデメリットは何もない。言葉の力はものすごく大きい。使い方で人生そのものが大きく変わることを身をもって知った。人生を確実に良い方向に変える方法。難しい事は何も必要ない。スマイル・リスペクト・ポジティブワード。それだけだ。