
アルファード・エグゼクティブラウンジSも乗ってもうじき3年を迎えそうです。
乗る度に上質さを感じますし、エンジンの力強さに不満もありません。
2重窓で静寂性もよく、室内での会話にストレスもないです。
しかしその反面、ヘビロテして使うといろいろ気になるところもあります。
まず重量。重さは2.5に乗っていたときよりずっと感じます。ずっしりどっしり。
それを軽々走らせる3.5 V6エンジンの良さを感じますが、同時に燃料を燃やしている感もあります。
燃料高値止まりの現代と、30プリウスのコスパの高さを知ってしまうと、
乗っているその時間に無駄さを感じてしまうようにもなりました。
特にハイブリッド車特有の回生ブレーキに慣れた今、
エンジン車のブレーキエネルギーはそのまま捨てられていると思うと、無駄感に拍車がかかります。
エグゼクティブラウンジはとても良いクルマに間違いないのですが、
私のようにファミリーユースですと、ちょっと違うなと感じるところがあります。
もちろんセカンドシートを前にずらしたり、三列目シートのポジションを変える事で可能になりますが、日常使いだとそのちょっとの手間がめんどくさいと感じてしまうものです。そもそも2列目に移動するのに、いったん車外に出てスライドドアが開くのを待つコストさえめんどくさいのです。結局いつも私は運転席固定です。オーナー=ドライバーが永遠に2列目の恩恵を受ける事はない。それがアルファード・エグゼクティブラウンジS。
アルファードの積載力はかなりのものです。三列目を跳ね上げていれば広大な荷室が広がります。しかし、
また、2列目のエグゼクティブシートは身体を包み込むようにデザインされているのと、重く頑丈な作りなのでもしもの事故、特に側面からぶつけられても子供を強力に守ってくれそうな雰囲気があります。これは安心につながります。
ミニバンではこの上ないアルファードですが、このように不満点を挙げれば出てきます。かといってアルファードの代わりになるクルマが見つからないというのも事実です。
先日、トヨタディーラーに乗り換えについて相談してみると、
現行のアルファードはもうオーダーストップしているのと、新型は来年春以降になることと、注文してもデリバリーに半年以上かかること。
アルファードに代わる車種がないので提案できない事。よって、今乗っているアルファードの車検を更新するもしくはリースを更新することをユーザーに勧めているということでした。
アルファードの中古が品薄なので、もし売却するなら高い値付けができるが、
ほとんどのアルファードユーザーは、アルファード以外欲しがらないので、結局乗り続けてもらうしかない。と言っていました。
メーカーの愚痴もちょっと入ってましたね。売るモノがないのでキツイって。
この現状、例え2.5系に乗り換えるにしても高値掴みは必至。じゃぁ新型待とうにも手元にくるのは1年以上先になるって話です。乗り続けるしか道はないんですよね。
それはそれでいいのですよ。エグゼクティブラウンジはなんだかんだ言っても良いですから。でもなんでしょうか、シートが微妙なんですよ。長時間、毎日利用していると、なんだか疲れる。柔らかい?ポジションが決まらない?原因が分からないんですが、なんかしっくりこないんです。
というわけで3年間近のアルファード・エグゼクティブラウンジSの感想でした。