その存在すら忘れかけている今日。

千葉の旧車ショップ、blowから入電。「ケーニッヒが仕上がった」と。

 

おおぅ。ケーニッヒ・・7カ月ぶりのケーニッヒ。まだ存在していたのね。

 

今回も機関系の整備でした。大きなところとしてはスーパーチャージャーの取り外しとエキゾーストシステムのノーマル化です。

スーパーチャージャーは各部にオイル循環用の穴があけらていたため加工修理が必要なのと、

エキゾーストシステムは89年並行車に適合するノーマルセットを探すのが困難でしたが、すべて整備屋さんが解決してくれました。

あとはオルタネーター、プラグコード、ベルト類などの細かいところの交換です。

 

これが整備前のエンジンルーム。見ての通りスーパーチャージャーが鎮座しているのでノーマルとは様変わりしています。エアダクトもないし、ヘッドカバーは塗装がハゲてしまっていてみすぼらしいです。デスビキャップも喪失していますね。

 

そしてそしてー・・

 

これが整備後のエンジンルームです。みた感じノーマルに戻りました。

 

整備屋が丹精込めて磨いてくれたノーマルエキゾーストシステム。新品みたいです。なんで白なのか?って聞いたら、「確か126の新車状態はこの色だったと思う。そのうち焼けて色が変わるけど。」だそうです。この状態維持したいけど無理かなぁ。

 

エンジンヘッドカバー。

 

ベルト類は新品。

 

うーむ、いい感じ。プラグコードはブルーだと後付け感満載なので純正のブラックに変更しました。

当初はあちらこちらに手が入ってて、しかも劣化していた状態でしたがついにここまで来ました。

機関系は足回り系、燃料系、補器類、ベルト、エキゾースト、ほとんどに手を入れてきました。あと手を入れるとすればエアコン、デスビ。そしてエンジン・ミッション本体ですね。

 

ちなみに何故スパチャとマフラーをノーマル化したのかと言うと・・

もともとスパチャは機能していませんでした。追加インジェクター無しでしかしエアは吸っている状態。かつエンジンのフィーリングがなんか変。よって、機関正常化のために取り外したということです。

エキゾーストシステムも一緒の理由でノーマル化しました。もともとついてたワンオフエキゾーストは良いものでしたが、スーパーチャージャーが機能していない以上、エンジン出力はノーマル。それに対して極端に抜けが良いので、中低速域がスカスカだったんですねぇ。

レストアはポリシーが大事です。ボクの場合、

「既存を生かす」のではなく、「限りなくノーマル化を目指し、その後自分色にチューニングしていく」というやり方です。

このポリシーを掲げてしまうと、ノーマルパーツが大量に必要になるので当然コストは跳ねあがります。でもそもそもがケーニッヒは趣味車という位置付けなので、妥協するなら所有する必要もないわけです。それに旧車は誰かがやらねば朽ちるだけ。オーナーになった以上はやるっきゃない。

 

さて、忘れかけていたケーニッヒですが、急にボクの中で存在感が増してきました。

今後のタスクは何があるでしょうか。

そうです、板金塗装です。そして25点に及ぶキャラットウッドパーツの再リペア。もしかするとエンジンOH・ミッションOHも追加されるでしょう。

完璧なソリッドブラックのw126ケーニッヒに出会える日はまだ先ですが、着実に階段を上っています。この先も四苦八苦なケーニッヒレストアをお伝えしていこうと思います。

AMG?ブラバス?ランボルギーニ?

いやいや時代はケーニッヒ!