↑ミニ四駆を作るたっちゃん

 
 

下の子たっちゃんなんですがね。組み立て式のおもちゃってあるじゃないですか。そういうのを全部ボクに丸投げしてくるんすよ。んでボクがせっせと作ってやると、少し遊んであとはポーンと投げ捨てるわけっすよ。

作ろうとしない(向き合おうとしない)で完成品だけを手にするとやっぱ愛着って薄れるんすよね。これはボクも一緒。手の施しようがない現代スパカよりもケーニッヒベンツに愛着が湧くのと一緒でしょう。

 

ミニ四駆も同様に、作れ作れと。いいかげん頭きて、たっちゃんが大事にしていたトミカや簡単なラジコンを全部目の前で捨ててやりました。

最初は泣いていましたが、数分もするとケロっとしてるたっちゃんを見て、遺伝ってやつは超えらねんねぇって感じました。

 

しかしトミカを失ったたっちゃん。ミニ四駆は未完成。心の寄りどころはありません。たっちゃんに残された道はミニ四駆を自分で作り上げるのみ。

 

最終的に二日かかりましたけど、たっちゃんの力だけで作り上げました。ボクが手を貸したのは、説明書の読み方と、電池を与えただけ。

 

ボクの逆鱗に触れ、今までのおもちゃすべてを失ったたっちゃんですが、結局自分で作り上げたミニ四駆への愛着はすごく、友達の家に持って行ったりして自慢しているようです。

 

電池から電気が流れ、モーターが回り、ギアにより動力が伝達していく仕組みを説明して上げました。ドライブシャフトをはずすと4WDから2WDへ変化し、抵抗が少ないのでより速く走り事ができることも理解したようです。

 

ミニ四駆は原理が簡単に分かるからいいですね。ロボット教室にも通い始めています。これからはステップアップとして簡単な組み立て式のラジコンなどを与えていこうかなと。

 

たっちゃんを見ていて、なんだか幼稚だなーと思っていましたけど、急にレベルが上がった気がします。重要なのは子供の意思を尊重せず、捨てまくる事ですね。その瞬間は子供の泣き顔に心が負けそうになりますが、乗り越えると新たな世界へ目を向け始めるという言う事です。

ちゅうわけで娘イッチーのぬいぐるみも豪快に捨ててやりました。そして最終的に親は子供に捨てられるのでしょう。