続・第三次スマホ戦争

スマホを取り上げられた娘。そろそろ３週間目が終わる。不思議なことにスマホを返せと言ってこなくなった。毒が抜けたような顔つきになった。スマホがない生活に慣れてしまったようだ。そろそろ返してあげようかなと思っていたけど、何も言ってこないのでこのまま放置してみようと思う。

以前はダンス部だったが、いろいろな確執が原因でやめてしまった。それによって時間を持て余し、スマホ依存が促進されたことから、新たにマネージャーというポジションで剣道部に入部させた。当初はいやいや行っていたが、今は定着した様子。高校の先輩と一緒に帰ってくることも多くなった。交友関係がガラリと変わったのも良いことだと思う。

中学生らしいというか、元の明るい娘に完全に戻った感がある。秒刻みで通知音が鳴るスマホから解放されて頭に余裕ができたんだと思う。私も妻も、家族で集まっている時はスマホを出さない時間が増えた。情報化社会だからスマホ自粛もなんだかなと思う。でも視線が下を向いてる家族より、上を向いている家族の方がよっぽど良いと思うからこの流れには賛成だ。

相変わらず言っても勉強はしない。スマホもない。つまりやることがない。そうすると邪魔をするようになってきた。動画編集中に邪魔されると一瞬スマホを与えてしまいそうになる。

娘を塾に迎えに行く。たまに二人でご飯を食べる。スマホを持ってないとはいえ、学校にはタブレット端末があるからそれでインスタとかを見てるようだ。それくらいでいいかなと思う。高校になったらバイトをしたいと言っている。自分でお金を稼いでスマホを使うのはいいでしょう？と聞いてきた。一応回答は保留にしておいたが内心バイトはさせようと思っていた。早くから社会に触れて、自分でお金を稼ぐという感覚を知っておいたほうが良い。特に娘は「お金は天から降ってくる」と思っている節がある。親のコネやカネが当たり前と思って社会に出てしまうと目も当てられない大人になってしまうから、学業とのバランスを考慮して働かせてみようと思う。教育が行き届いてる職場を選定すれば社会性と金銭感覚が身につくだろう。子育てはやりすぎない事にした。適度に放置し、なるべく自立できるよう後ろから支えようと思う。