真の富裕層にはなれない
ボクは旧車が好きなんですが、家もヴィンテージアパートが好きなんですよ。東高ペアシティとか夢です。レンガの重厚感と温かみ。人類はレンガに住むべきなのです。今も築50年超えの古いアパートに住んでいます。古くてボロいですが、過去の著名人が好んだアパートでもあります。
先日、息子の部屋の天井から豪快に水が降ってきました。一家騒然です。あれよあれよと言う間に水びたし。配管の水漏れを疑いましたが、結果上の階が原因でした。深夜に管理会社が来たり、バケツを出動させたりと、日中より忙しい。
翌日。上の階の方が何度も訪ねてきました。こちらは特段何も気にしていなかったのですが、先方は妙に気を病んでおられた。高級菓子に千疋屋フルーツ、果ては高額な商品券。更に深々と頭を下げた謝罪。もうこっちが申し訳なくなってボクも同時に深々と頭を下げる。
しかしその方、住人ではなくてお手伝いさん。この後、住人の人からの謝罪が始まりました。軽井沢の別荘で普段は過ごしていて、部屋の管理はお手伝いさんに任せているんだそうです。電話先から感じるのはおばあ様でしょうか。しかし滑舌と声質、話し方から高貴さを感じます。潔い謝罪。電話だけで感じるこの品格。この人は貴族だ。貴族が放つ”ごめんなさい”の衝撃波にふっ飛ばされました。マジな富裕層というのは、電話だけで相手を圧倒させる力があるんだなと知りました。マジな謝罪ってゾクっとくるもんなんですよ。富裕層は争わない。こういうことか。
そして住人の方から更に高額な商品券が送られました。武士から施しを受ける農民になった気分です。普段、まとまりのない我が家はこの日、一致団結しました。Vに飛び乗り、アクセルをビックカメラに向けて踏み込みます。妻の頭にはアップルウォッチ、ボクはAirPods、娘はストレートアイロン、息子は時計。施しを受けた我々は、貴族が犯した罪など忘れ、目先の物欲にまみれた。そして帰ったらみんなで天井を眺める。水・・また落ちてこないかな。商品券・・落ちてこないかな。数日経って、ボクは重大な事実に気づきました。何をどうがんばっても、真の富裕層にはなれないんだと。
まさに、棚からぼた餅ですね( *´艸)知らんけど(  ̄▽ ̄)
大岡山ヒルタウンがオススメ
ぼくはそんな人間味のあるぜんせーさん一家に大好感☺
商品券・・落ちてこないかな。
爆笑しました笑
ウチの祖母は親が病院経営しててお嬢様育ちでしたが、家事が何も出来ず結婚して色々苦労したそうです…笑