先日、スパカ友達M谷氏が新しく調達したポルシェGT3RSに乗せてくれますた。

 

これ。

新車なので絶賛慣らし運転中です。5000回転以上あげるなと釘を刺されたので、5500回転くらいで留めておきました。てへ。

 

ちなみにボク、ポルシェの事がよく分かりません。何故このコンパクトでドヤり要素もないクルマに数千万払うのかって真顔でM谷氏に問いました。「カミさんにも同じこと言われた」とだけ答えてくれました。なるほど、これはケーニッヒと同じ、ヲタク車両ということですね。

こう言っちゃなんですが、ポルシェが購入検討に上がった事は一度もないです。カイエンもパナメーラも911系も。もちろん良いクルマって事は知っています。でもコテコテのアルファード好きかつ、King of DQNなケーニッヒを愛するボクに走りを極めたポルシェに興味を持てって無理な話。

 

でも・・・

 

へー。乗るとね、けっこう広さを感じた。バケットシートだから窮屈なのは間違いないけど、空間自体は余裕ある。

 

それに包み込まれる感はんぱない。ポルシェは安全って言われる由縁を肌で感じた。

 

一般道から首都高、走ってみた。オレ、チキン野郎だからスピード出せない。でも安全なストレートでがんばって踏んでみたりもした。

リアエンジン。機械音がバシバシ耳に入ってくる。ロードノイズも。軽量化のため遮音材は極力抑えられるとか。ぶっちゃけうるさい。なんでこんなうるさいクルマに数千万支払うのって真顔でM谷氏に問いました。「それがいいんだよ」って答えました。うんこれは分かる気がする。特にミッションのガチャガチャ音、意外とテンション上がる。

 

まったく街乗りに向いてねえな。って思いましたが、慣れると普通に扱えるようになった。なんだろうな、もっと軽々しくて、チープな印象なのかなって思ってたんですが、真逆。ガッシリドッシリ。剛性感はんぱない。ステアリングのミリ単位の操作にも車体が反応するイメージ。むしろアヴェンタの方がフィーリングはチープな気がする。さすがジャーマンの血統!
以前BMWのM5に乗った事があるんすけど、あれと似たフィーリングを感じたっす。ボクはやっぱイタ車よりドイツ車が好きだな。

 

でかいウイング。徹底的にサーキットでタイムを追求するマシンのようですね。GT3RSはNAエンジンで、GT2RSはターボなんだって。確かに同じポルシェを持つスパカ友達のK間氏もサーキットマニアだな。そうか、セレブな走りヲタクは最終的にポルシェに行きつく。

でもオレ思うんだけどさ、こんなポルシェでサーキット走ったら、速いの当たり前じゃん。遅かったら胸はち切れそうじゃん?って真顔でM谷氏に問いました。答えてくれませんでした。

 

唯一、これアカンやつやって思ったのがこれ。

 

ドアノブなんすけど。矢印の方向にひかないとドア開かないんですよ。直感で分かりずらい仕様。脱出しずらいじゃん。ベルトが劣化して切れたらどうすんだろ。ちなみにここまで軽量化するならナビも外せよってボヤいてましたM谷氏。

 

車体にかかるGまでモニタリング。サーキット走る人ってここまで見るんだね。スゴイ。

 

このポルシェは目標タイムを達成するために買ったそうです。確かにM谷氏は走りを極めたがる性質があります。ボクも以前はサーキット走ったりドリフトに挑戦してましたけどね、走りを極めるにはまず体を鍛えないとダメなんじゃないかって悟った記憶があります。しかしM谷氏と以前テニスをやった時、彼は一目散にぶっ倒れてたような気がします。目標タイムを達成するため、自己追求する前にマシンを強化しちゃう。なるほど、ポルシェGT3RS、セレブのチート技ってことだね!

 

良い体験をありがとうM谷氏。ポルシェGT3RS、すごいクルマだった。でも最後まで・・

 

NAロードスターに似てるなって思ったしまったオレを許しておくれ。