できることは何か。そうだ不動産を買ってみよう

先日、社会に出た瞬間、数百万の借金を背負う若者たちという記事を書いた。要は、現代の新社会人の多くは奨学金という負債を背負いながら社会に出てくるということだ。

新卒者の少ない月収の中で、奨学金の返済は大きな負担になりうる。日々の生活が圧迫されるということは、心に余裕がなくなることと同義だ。自己投資する意欲がなくなり、仕事に100%フォーカスすることができなくなる。こうして人材力は低下し、やがてツケは会社に、しいては社会全体に回ってくるということか。これは由々しき問題だ。会社は個人を取り巻く環境にまで目を伸ばさないと、競争が激しい現代で人材という底力を保つことができなくなってゆくのだろう。

しかし入社する奨学金利用者すべてに適正な補助を施すのは現状のボクの力では難しい。かといって何もしないわけにもいくまい。ボクは後先考えず、マンションを二部屋、同時に購入した。

対象は都内のワンルーム。当然新築になど手は出さない。投資用もNGだ。組織に属する中堅層が突如”サラリーマン大家”に目覚め、ノウハウ本を片手にセミナーをはしご、最終的に、ごっそり利益が乗っけられた新築ワンルーム、地方の一棟買いで大穴を空けるような事を誰もすべきでない。

実はワンルーム投資。以前にもまして盛んです。良い中古物件は市場に出回る前に捌かれる。一般に降りてくるのは何らかの苦戦を強いられるものばかりだ。ボクはもともと使っていた不動産業者に打診することにした。この会社は巷にある利益重視の会社ではなく、コツコツ、マメに。リスクは最大限に削る。という珍しい思考を持つ会社。実際、そのポリシーにウソはなく、今ボクが持つ物件で実績は充分にある。

よし、物件はこの会社から仕入れることに決めよう。スグに担当者が来てくれた。この会社は物件の販売、賃借人付け、管理、売却までを一貫して行うのだが、仕入れてくる物件が優良なため、抽選方式が取られている。公正な抽選ゆえ、営業担当の力が及ぶところではない。もちろん抽選権は実績のある不動産オーナーにしか割り当てられていない。これではいつになっても物件を手に入れることは不可能だ。少し切り口を変えて、抽選前のステップに食い込めないか方法を探ろう。

うむ。結果的に抽選に出る前の物件を横取りできることに成功した。そのプロセスを書いたところで自画自賛にしかならないからやめておこう。こうしてボクは安く、都内主要駅の、徒歩5分圏内の2部屋を同時に手に入れた。打診から決済、所有権移転までわずか5日ほどしか使っていない。これの目的は新卒者支援。だから会社資金を割り当てようと思ったが、うまく成り立つか不透明だ。まずは自己資金を割こう。会社に迷惑をかけるワケにはいくまい。

ボクはこの二部屋の権利をもっとも苦戦を強いられる上京組の新卒者から割り当てる。親の財務状況にまで目をむけて総合的に選考しようと思う。こうして敷金、礼金、仲介手数料、更新料がゼロ。必要最低限の家具・家電が付き、更に本社から近い位置にあるので家賃補助も得られる。結果的に新卒者本人が負担するのは3万程度にまで落とせることになった。

新卒者は最大限に効率化された家賃を支払うだけで済み、会社は近くにその社員を置くことで交通費を抑え、その分を家賃補助に。副次的作用は人材の囲い込みだ。そして部屋の所有権はボクだから、会社と新卒者から相場同等の家賃収入が得られる。儲けなんてほぼない位薄いものだが、気づいた時には積み上がり、キャピタルゲインも充分に得られるだろう。これは誰もがメリットを享受できるシステムになりうるかもしれない。ここで重要なのは根拠のない市場予測とゴリゴリの値段交渉にリソース費やすことではない。信頼できる良い不動産業者と付き合い、自らも良きクライアントであり続けることだ。お金と信用はイコール。どちらも相互に作用し、増幅する。巷にいる成功者誰もが頭がキレるワケではない。彼らはただシンプルなこの法則に従がって動いているだけというのは言い過ぎではないはずだ。

ボクは単純に不動産を取得しただけだけど、目的を変えたことにより、メリットは何倍にもなる。そして重要なことは、これは消費ではないということ。手元のキャッシュは減ったけど、それは何か同等かそれ以上価値のある物に姿を変えただけだ。お金をお金として見てはいけない。単なる数字として、一歩引いて見る事が重要だ。

これが正解の支援制度とは思えないけど、頭で難しいこと考えて何も実行できないよりは100倍良い。ボクはバカだから「思いついたら動く。」それをポリシーに生きてきた。損失があろうとなかろうとポリシーに従って生きている。そう思えば人間、意外と勝負に出れるものさ。リスクを取る人生が良いとは思えないけど、できる限り一度きりの人生はエキサイティングであるべきさ。

最後に断言しよう。思考やアイデアに価値はない。実行にこそ価値があるのだ。

ほら、あなたが購入を躊躇しているアヴェンタドール、今すぐハンコ押したくなっただろ?

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