安くておいしい日本を離れても、食を楽しむ事を忘れない。ぜんせーです。

人生における三大欲求の一つ、食欲を満たす事は重要だ。今日はロサンゼルスの食生活をレポートしてみたい。

 

モーニング。チェーン店によく行く。安い店だけど、味はしっかりしている。パンケーキには甘いシロップをかける。甘ったるくてイヤんなるけど、逆にカリカリに焼いたベーコンがすごくしょっぱいので、最終的にはバランスが取れている。結果よければすべてよし。それが米国。米国の料理は多くがカスタマイズ可能だ。卵の焼き加減は日本人にもっとも馴染みのなるSunny-side Up(いわゆる目玉焼き)がオススメだけど、Over-medium(両面焼き・黄身は半熟)も捨てがたい。

 

ベトナム料理。現地の味そのまま。クセは強く、「No サランチョ」を言い忘れるとパクチーがしっかり入ってくる。食べきれず断念してしまった。

 

ノームス。いわゆるファミレス。よく通っていた店の一つ。比較的いつ行っても空いてて、席が広くミーティングするには打ってつけ。キャッチフレーズは「We never close(いつもで開いてるよ)」
夜中にちょっとハンバーグを食べたくなった人の味方、ノームス。その性質上、夜はちょっとアレな人達が多くいる。久ぶりの訪問だったが、コロナの影響によりメニューは簡素化され、客層が低くなった印象。一歩店内に立ち入ると、料理とは違った匂い。これは人の分泌物からなるものだ。隣の席では大柄な人が横たわってイビキをかいていた。もうここに来ることはあるまい。良い思い出をありがとうノームス。

 

マックは世界どこでも食べれる馴染みの味。オフィスの目の前にマックがあってよかった。ランチのためにわざわざクルマを走らせるなんて億劫だしね。

 

サービスはない。大声でナンバーを呼ばれ、カウンターに放り投げられる。日本のような丁寧なパッケージングもない。ドリンクは裸のまま。しかし失礼とは感じない。味は日本より少し劣る気がする。

 

知っての通り私は大のトンカツ好き。表参道のマイセン本店が特に好きだ。オリジナルのフルーティーなソースと肉厚なカツとの相性がたまらない。もちろんロサンゼルスにおいてもトンカツは楽しめる。日本と同じ味だし、当然ご飯・みそ汁・キャベツはおかわり自由さ。とてもおいしい。でも、日本の一流トンカツの味はここロサンゼルスではあきらめざるえない。

 

日本人の体の半分はラーメンでできている。米国人の夕飯がハンバーガーなら、日本人はラーメンだ。家系、トンコツ、つけ麺、煮干し。日本のラーメンは実に多彩で一つ一つが高いレベルで競っている。ラーメンは炭水化物、塩分、脂質、これらを大量かつ効率的に摂取できる唯一の方法である。高カロリーと引き換えに得られるものは至福な時。新宿のラーメン街、小滝橋通りはユートピア。

 

ラーメンはそれなりに選べるが、しかし日本のような多彩性はない。味は現地風にカスタムされているものもあれば、日本の味そのままのところもある。

 

ラーメン店は点在しているので、食べたい欲求に駆られてもそれなりに満たすことはできる。

 

アメリカンステーキが食べたい。米国にいれば当り前の事。

 

和牛こそ正義?いいや、米国のステーキはおいしい。日本よりもおいしい。ブラックペッパーだけで食べる。脂身が少なく、肉のうま味が濃い。これはクセになる。どうして日本のステーキはあんなに油っこいんだい。

 

私達日本人は生で魚を食べる民族。大丈夫。居酒屋にいけば日本と変らないメニューが楽しめる。

 

新潟名物、たれヒレカツ重。テニスで疲弊した後はこれが最高。

 

カフェ、コーヒービーンズで一息しよう。アメリカンコーヒーがおいしい。ニューヨークチーズケーキは日本より甘い。甘すぎて食べれない。

 

せっかくだからジャパニーズステーキ店にも行ってみよう。

 

うーむ。確かにおいしいが、やはり油が多い。味がまったり。そして値段が高い。1人前5千円くらい。

 

というわけでお口直しだ。アメリカンステーキの有名店にやってきた。

 

レトロな内装の店内。

 

メニューは紙一枚。

 

ほぅ。地鶏はJidori。そのままなのか。

 

サーロインステーキ。フルボディの赤ワインを合わせた。
 

うーむ。言葉が出なくなるほどウマイ。これは最高だ。目を閉じて深く味わう。感動する。この味、日本ではなかなか出会えない。

 

ちなみにアメリカンレストランでパスタを頼むのはオススメしない。アルデンテに慣れた日本人にはお世辞にもおいしいとは言えない。アメリカンパスタは水分が多くぶよぶよしている。日本と同じパスタを楽しむのなら、イタリアンレストランへ行こう。

 

というわけでロサンゼルスの食レポでした。

食。楽しんでいますか?ボクは食を楽しむ事が大好きです。
食を楽しむポイントは、一つ一つを相手と評価しながら食べる事です。黙って食べることだけはしないように心がけています。そう思うと作り手と客が同時の席につける日本の寿司屋、料亭なんかは最高に楽しいです。

カリフォルニアはアジア人が多く、日本人コミュニティも巨大。だから食に困ることはありません。日系スーパーも点在しており、日本の家庭料理をそのままカリフォルニアでも作ることができます。
なので食生活においてはストレスはまったくない。むしろ肉料理は日本よりもおいしいと感じます。毎日の外食、ネタには尽きない。さぁて明日は何を食べようか。