
560SELケーニッヒが鈑金入りしています。
今まで分かったポイントを書いておきます。
既に着手されていて、まずはサビついていたトランクが取り外されたようです。
ケーニッヒエアロはトランクスポイラーがついているんですが、これを剥いでみてびっくり、
水がドバドバ出てきました。これだけ中に水が浸入しているとサビるのも当たりまえ。
洗車した時の水かと思いましたが、そうではないようです。
ケーニッヒのエアロは中が空洞になっていて、いくら密閉性を確保しても結露で内部に水が溜まっていくようです。
そしてエアロの取り付けにビスを用いているため、ビスの頭からサビが回っていくようです。
んんーなるほど。
こういったエアロ内部の空洞が結露し、長年かけて内側からサビに侵食されていくケーニッヒ。もはや宿命なのかもしれません。
それでも職人さんは、どうしたらサビず長く持たせられるか熟考してくれました。
一度エアロを外し、空洞部分に発砲ウレタンを流し込み密閉状態を作り出し、結露を防ぐ方法で行くようです。
また、エアロ取り付けビスの頭をカットして極力金属部分とボディ部に隙間が生じないようにする必要もありそうです。
なるほど感心。
トランクスポイラーでこんな状態ですから、おそらく他の部分も相当サビにやられていそうです。重症ってやつですね。やれやれ・・。
しかし一度エアロを外すなら、ベース車両の入れ替えもアリかななんて思いましたが、
やはりベース車両の純正カラーがソリッドブラックという希少色な事を考えるとこのまま補修したほうがいいとも思っています。
ケーニッヒ車両はサビとの闘いになるんですが、サビの原因は雨でも洗車でもなく、内側からの結露によるものとは考えが及びませんでした。
結露が原因だとすると、保管状態は良いに越したことはありませんが、突き詰めると空調が完備された湿気のない環境でかつ気圧の変化がない所という事になります。現実的に難しいですよね。よって鈑金には、そもそも結露を防ぐ手法が必要とされるということですね。
いやしかし、これからが大変です・・