ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ購入記 - 不遇のアヴェンタSと破産寸前なオレ

前回の記事でアヴェンタドールS、中でもロードスターは売却が厳しい事が発覚した。

まぁわかっちゃいた事だけど予想をはるかに下回る査定額にはビビりを通り越して恐怖、いや虚無感を感じる。あれだけ憧れたアヴェンタドールとは一体なんだったのかって。今日はそんなところをマイルドに、いややっぱ激しく包み込んで語ってみたい。

 

異常事態か必然か

人気絶頂な時はスグに買い手がついたアヴェンタドール。ボクが乗っていた初代LP700だってスグにもらわれてったよ。今はどうだ。市場に5000万もするオーナーがつかない車両が100台以上。供給過剰か人気低迷なのか。

 

値落ち激しいアヴェンタドール

既に高いリセールを誇ったランボルギーニフラッグシップは過去の話だ。今は充分に値落ちする。それもビックリするほどに。これは様々な要因があるだろうけど、すべての元凶は”SVJ購入権利のためにS所有を義務付け”。殺し文句は「Sを買えばSVJの購入権利をもらえる。Sはスグに売れば損はしない。」そんなところだろう。走行距離数十キロのアヴェンタSが市場に溢れているのはそういうことだ。あと根本的なものとして、”作り過ぎ”。実はこれに尽きるかも。

 

1カ月で300万値落ちする!?

先月ボクはある有名なスーパーカーを扱うショップに相談をした。その時の査定価格から、1カ月経った現在の査定は300万落ちとなっていた。ボクはアヴェンタに乗っても乗らなくても一晩寝るごとに10万円を失った。

 

ランボルギーニのお粗末

ある時突如ランボルギーニは抽選で「水・地・火・風・空」をつかさどるアヴェンタドールを日本へ向けて限定各1台で設定した。これらを手にできるオーナーは世界で一人だけだ。これを売却するとき、ディーラーサイドで内々に処理する必要があっただろう。1台の限定車を中古車市場に出してしまうとブランドイメージが毀損されるからね。しかし結果は・・・

出ちゃったぁ・・

 

これら5大元素シリーズのアヴェンタドールが納車されたとき、ディーラーはイベントを派手に開催した。人を呼び込み、高級服飾ブランドとコラボし、オーナーは存分に祝福を受けた。結果は・・・中古車市場への流出か。結婚式の翌日に離婚発表したようなもんだ。もはやランボルギーニが謡う”世界限定”という文字に重みはない。ボクはもう限定車納車イベントには行かないだろう。

 

5大元素アヴェンタ市場流出 
の意味するところ

各バージョン限定1台のようなクルマが簡単に市場に出てくるとは思えない。ディーラーはお抱えユーザーに内々で購入を促すはず。買い手を探す、しかし誰も買わない。それでも探す、それでも見つからない。しょうがなく市場に出した。そんな感じかな。これでランボルギーニが限定を謡ったモデルであってもそう簡単に飛びつくユーザーはいないということが証明されたかもしれない。今後市場はランボの限定モデルに対して冷ややかな目を向けるだろう。崇拝されたランボルギーニブランドは崩れ、一般メーカーに成り下がる日も近いのか。

 

作り過ぎ!新モデル出しすぎ! 
ユーザー置き去りな商品開発

くるっとまとめて言うと、スーパーカーはたくさん作っちゃダメ!少しパーツを手直しして限定なんとかエディション登場ぅぅぅ!とかもうやめちくり。

アヴェンタより軽量なウラカン登場!その特別版ペルフォルマンテ登場!間髪入れずウラカン・EVO登場!ってそれホントにユーザー求めてるの?

 

進むネットメディアと実ユーザーの意識相違

これは仲間のランボユーザーが参加したウラカンEVOの発表パーティー。思いっきり閑古鳥が鳴いていたと。参加者はメディア関係者が大半で、実ユーザーは数名のみ。各メディアは新型車両のスペックにフォーカスし、ジャーナリストは魅力を論じた。しかしユーザー達は買わない事を選択。やっぱり業界側は実ユーザーを、市場を直視していないように思う。賢いユーザーはもはやスペックや一部の改良だけで飛びつくほどバカじゃぁないってことか。スペックフォーカスから脱却し、性能以外の価値へフォーカスしてくれるメディアやジャーナリストがいたらなぁ。

 

ディーラーさえ被害者か

メーカーは売れれば良い。利益を上げ、次なる投資に回す。至って健全な思想だろう。でも扱うのは超高級セグメント商品。売った後まで考えないと今まで培ってきたブランドイメージは一瞬で壊れる。自動車業界は多重構造とはいえ、突き詰めればB2Cビジネスだから、ユーザーを置き去りにした売り方は後々大きなツケとなって返ってくるに違いない。

最上階に位置するメーカー、その下に各国を束ねる組織、その下に一国をマネジメントする組織。ようやくその下に代理店(ディーラー)が位置する多重構造な自動車業界。ディーラーはお上の言う方針に従って販売するしか道はない。今回の抱き合わせ商法はディーラーの指針ではなく、その上(ランボルギーニ・ジャパンか更にその上)の判断によるものだと予想する。次々に持ち込まれるアヴェンタドールSの処理にディーラーは追われ、その損失さえ彼らは被らざる得ない。ビジネスって・・厳しい世界やのぅ・・。

 

好きだからこそ、残念

アヴェンタドールのリセールが落ちる事。それは人気が落ちる事。誰からも欲しがられていないクルマをスーパーカーと呼ぶにはいささか無理があるだろ。ボクはスーパーカーに乗りたかった。誰もを魅了し、何かを成し遂げるための原動力になってくれるスーパーカーに。市場飽和とリセールの悪化はそういうスーパーカーの意義の一つが失われたと言っても過言ではない。

 

いいや!アヴェンタはスーパーだ!

ネガティブを語っちまったぜ。でもね・・アヴェンタドールはやっぱり良い。アヴェンタの人気が落ちたからと言って、じゃぁフェラーリか、マクラーレンか、それ以外か。いいや、代わりになるクルマなんてないんだよ。ランボルギーニはやっぱりランボルギーニ。荒々しくて、常識の斜め上を行き、たまに人に忌み嫌われたりもするけれど、圧倒的なデザインと存在感に太刀打ちできるクルマなんてないよ。そういう尖った大人になるならアヴェンタドールは良い選択だ。ボクはまだもう少しの間、ランボに乗っていたい。

 

この現実を受け入れよう

やれやれ、もうしょうがねぇ。値落ち額は言えないけど、過去最大級さ。価格がド級のスーパーカー。一たび人気に陰りが見えれば値落ち額だけでそこらへんの高級車なんて余裕で買えるレベル。まぁいいよそういうお茶目なところもランボルギーニってことよ。資産保全がメインならフェラーリが間違いないぜ。オレはもうランボで突っ走るよ。ん?なんとかギリ、アヴェンタ買える?やめときな、大やけどするぜ。

 

・・分かったよフクちゃん。一瞬アヴェンタ降りようと思ったけど、でもオレは、君の事はキライだけどアヴェンタは好きだよ。

 
 

そうか・・オレもなんとかしてやりたいけど・・え?オレ嫌われてるの?

 
 

うむ。事情は分かってるよ。ディーラーも大変だな。さ、歩を進めよう。

 
 

おうけぃ。じゃぁSロードスターは引き取るよ。SVJはどうする?

 
 

うん。実はもうカリフォルニアに戻らなきゃいけない。スグ納車してくれるなら楽しむ時間も持てるんだ。

 
 

そうかぃ。じゃぁ豪速で納車手続きを進めるよ。あ、YouのSVJ、チラ見せしてやるぜ。

 
 

ぬぉぉぉぉ!かっけぇ!やっぱこのオプションカラーでよかったぜ!
 
 

 
 
 
 

・・・翌日・・・

 
 
 
 

はぁぁ・・とはいったものの、やっぱ値落ち額でかくてオレ破産寸前や・・このままだとセレブキャラなオレが実はジリ貧だったって読者にバれてしまう・・どうしよう・・

 
 

やぁぜんせー。元気ねえな。オレが良い話持ってきたぜ。

 
 

なんや・・オレはもうビタ一文も出せぬ・・なんなら今日のメシおごれ・・

 
 

おぅ、昨夜会社の上層部と命かけて交渉したんだけどな。

 
 

うむ。

 
 

(ピー)っていう新たな条件出せたぜ

 
 

っな!・・マジか・・損失が・・圧縮されておる・・すごいぜフクちゃん!すごいぜスカイグループ!

 
 

なんせ徹夜でがんばったからな

 
 

うぅぅぅ・・よかったぜ・・これで子供たちをまたカニ道楽に連れてってやれる・・

 
 

あ、そうそう。ウチはランボ屋だぜ。ランボルギーニのネガティブをブログに書かないようにな。

 
 

 
 

・・・・え?

 
 

 
 
 
 
 
 

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