アルファードとV220dの交換生活の3日目が終了。

今日も息子とテニスに行った。テニスに行こうとするとボールやらバックやら靴やら、いろいろ物がかさむんですよ。そういうのを人から借りたクルマに積み込むって何が気が引けるじゃないですか。汚いもの置いてすみません的な。友人とは言えやっぱ気使いますよね。

 
 

あ、うん。やっぱりあんまり気になんなかった。テニスグッズをいつも通り積載します。ま、傷の一つや二つ。黙っとこう。

 
 

うーむ。サードシートがあると積載力がだいぶ低いですね。もちろんサードシートを前にスライドさせればもう少しスペースができますが、そのサードシートが重いという・・。

 

そういえばセカンドシートなんですが。スライドが激重なんですよ。じゃぁどうやって三列目に行くかというとですね、セカンドシート裏のレバーを上げます。

 

そうするとこんな感じに前倒しになります。この操作は軽いです。

 

サードシートはこんな感じ。

 

てな感じで今日も使い倒してやりました。1日の大半はVクラスに居たんじゃないかって。3日間フル活用となるとだいぶ当初とは違った印象になってきましたよ。

まず。やや大きさが目立ちますね。アルファードではすんなり行けたところも、Vではキツキツだったり。細かな住宅街で顕著に感じます。

そして、やはり重いですね。フィーリングに慣れるに従い、重さを敏感に感じるようになりました。低速のコーナーとか、住宅街での十字路。もう少し馬力があった方が良い気がします。とはいっても低速から中速は踏み込むと良い加速するんですよね。力を感じれるので、楽しいです。

こうしてこの車両の傾向が掴めてきました、

巷ではアルファードの方が長距離を快適に移動でき、Vクラスは商用バンなので快適性に薄れると言われがちですが。
実際は逆だと思われます。Vは長距離でも疲れない姿勢が取れますし、高速域でもディーゼルの回転数が低いので車内は静かです。ふわふわしない足回りに安定したステアリング。もちろんアルファードも同じように快適ですが、長距離運転ともなると、柔らかいシートゆえにお尻が沈み込んで疲れてくる。シートのホールド性が低いので、コーナーで無意識に踏ん張ってしまって、それも疲れにつながるんですねぇ。やはりクルマは高価でゴージャスなら良いとはまったく言えないです。やはりこのあたりは、たとえ商業車ベースであってもメルセデスの思想が入っていると感じれます。

おそらく、アルファードとVを比較するとき、何が決め手になるかというと、トヨタ的思想を買うか、メルセデス的思想を買うかという視点です。細かな装備で見れば国産アルファードは素晴らしいものがありますが、クルマの基礎となる走行性能、人間工学的な快適性はメルセデスはまた違った次元にいます。これはどっちが優れているというよりも、自分がどっちの思想を支持するかです。

そして私個人的にはVクラスの方が良いです。私はもともとバン好きなこともあって、それを感じれるVが好みです。こいつとなら遠くへ行けるって思えるんですよね。そういう思いにさせてくれるクルマって希少じゃないですか。しばらくメルセデスから離れていましたが、Vクラスに乗ると、やっぱりメルセデスは高級車ではなく、最高の実用車を作ろうとしているんだなって感じます。またメルセデスが好きになってきました。

しかし私の思いとは裏腹に、現実はそう簡単に受け入れてくれません。アルファードより一回り大きい車体は、運転に慣れてる人間にしか扱えないです。妻はおそらく運転を嫌がるでしょうし、業務でも使うので、不特定多数の人間が汎用的に扱うには適したサイズではありません。
5人以上が乗車する場合もあるため、サードシートは欲しいけども、使わない時はフラットにしておきたい。大型荷物も積むのでシートアレンジはフレキシブルであって欲しいのですが、シート操作が重いVではなかなか難しそうです。
※どうも後期型ではこの重さが解消されているらしいのですが、どの程度なのか分かりません。

こういった現実を考えると、どうしたってアルファードに行き着いてしまうこのループ。シートがフレキシブルで、スペースの確保が柔軟で、運転しやすいサイズで最大の空間効率。可もなく不可もないエンジンラインナップ。ステアリングまでカバーする自動運転アシスト。この絶妙なところを攻めてくるトヨタのマーケティングの凄さをめちゃくちゃ感じます。アルファードが売れるのも当然よのぅ・・。やはりこのアルファード沼から抜け出すのは容易ではないです。もう少し、Vを使ってみたいと思います。