先日導入したガレージの大型キャビネット。デザインや品質はそれなりに満足の行くものでした。しかし問題があります。

この棚板。分かりますでしょうか。非常にやすっぽい雰囲気が出ています。

これです。棚板はステンレスボードをオーダーしたはずなのに、工場のパックミスでチープウッドが届いてしまいました。
日本国内の取引であれば、代替品を送ってくれで済む話ですが、海外取引かつ大型商品となると通関する必要もあり、個々のパーツを取り替えをするのは容易ではありません。というか不可能ともいえます。

諦めてこのチープウッドな棚板を使うしかないのか・・いや納得できません。とにかくこの棚板の色は自分のイメージと違いすぎる。どうにかしなければ。

というけでDIYで対応します。まずは表面の加工された面を削り取り、素を出します。

素の表面を出したら、ワイヤーブラシで傷をつけていきます。

ビスを使って、ネジの形の傷を作ります。

そこにビンテージワックスの登場。

ホームセンターで売っているワックスです。もっとも黒い色をチョイスしたらもっとも安価なワックスになりました。2000円。

ウエスを使って、素の表面にワックスを練り込んでいきます。

横面もしっかりと塗り込みます。

10分ほど放置。

そして拭き取りです。

こうなりました。左が素を出した棚板。右側がビンテージ加工を施した棚板です。うん。これなら高級感が出てステンレスボードより良いかもしれない。

これはビスで傷を作った跡。傷にワックスが入り込み、良い風合いに仕上がっています。

2枚目も同じように製作。ワックスは2度、3度重ねて塗り、全体のトーンを落とします。

加工が終わったところでキャビネットに設置してみます。

これがビフォー。この安っぽいウッドのせいで全体がチープな印象になってしまったキャビネットも・・

このように高級感が出ました。

とても良い雰囲気に仕上がってくれました。ステンレスボードよりこっちのほうがよかったかもしれない。

棚板が2枚になっていて、中央の切れ目がやや気になります。できれば一枚板にしたいところです。それはまた今度。

でもワックス加工だけでここまで印象を変えれるのでコスパ最強のDIYだなと思いました。

やはり棚板の色が落ち着くと対象物がより良く映ります。

これで念願のガレージキャビネットの導入、完了です。一気にガレージ感が出て居心地がよくなりました。

DIYでやるガレージ構築まだまだ続きます!