写真のこだわり(後編)

そう、本物のライカが欲しかった。
カメラの本体なんてレンズの入れ物!そう自分に言い聞かせながらも、気がついたらebayでいい出物ないか検索する日々。
 
でもでも。あんな惚れ込んだライカレンズの画質をライカの本体と組み合わせたらやばいんじゃない?
というかそもそもレンジファインダーってなんだよ。ってとこから始まり、「ネットの海は深いわ」とブツブツ唱える危ない日々を過ごして居た2013年の秋。
 
そんなある日、型落ちになったばかりのLeica M9が3,000ユーロで売られてるじゃないですか(当時のレートで40万円程度)。当時の現行機が90万程度したことを考えると安い。バーゲン価格。ご近所さんを質に入れてでも買うレベル。

はじめてのMライカ

ということでイタリアの出品者からはるばる自分の元にM9が届いたのだった。

あらステキ。
M9はライカの中心モデルであるMシステムのカメラ。
 
はじめて触れるレンジファインダー(Range Finder)。一眼レフとかミラーレスとかファインダー覗くじゃん?シャッター半押しするじゃん?ピント合うじゃん?
違う。違うんだよ。マニュアルでしょ、ピントリング回して見える像がはっきりしたところで写せばいいんでしょ?
それも違うんだ。ファインダーを覗くと、フレーム全体が見えるのと共に、ピント合わせ用の小さいウィンドウがさらに見えるんだ。で、フォーカスリングを回すと、この小さいウィンドウの像が左右に動く。そして像がぴったり重なるところがピントが合うところなのだ。
 
うん。よくわからないよね。こればっかりは実際操作してみないとわからん。
 
さて、何を撮るか。自分はどちらかと言えばダークというか退廃的な写真が好き。
ということで、東海ツーリングついでに半田市に撮影行ったよ。

Leica M9 + Summicron-M 50/2

Leica M9 + Summicron-M 50/2

渋い。

2代目M

やっぱり憧れの現行機。CCDからCMOSに変更されたとか、解像度が上がったとかみたいな性能的なものじゃなくて、欲しいから欲しい!
ってことでやってきたLeica M Typ240。

ステキ。
 

New York/Grand Central Station Leica M240 + Elmarit-M 28/2.8

京都 Leica M240 + Summilux 50/1.4 ASPH

 
ライブビューがついたのは大きい。これでミラーレス的な使い方も使えるし、そもそも距離計連動していない焦点距離のレンズも使える!買えるレンズの幅が増えたよ!散財やっほー!
 
あ、ちなみにM9は買った値段以上に高く売れました。ありがとうライカ。ありがとうヤフオク。

Thorsten Overgaard氏のWorkshopに参加して

あまり深く考えずに半笑いでシャッターを切り続ける日々。でも、もう一つレベルアップしたい。
 
学ばないと。ってことで撮影講座を色々調べてたけど、どれも一眼レフを前提としたもの。やっぱりLeicaならでは、の技術を学びたい!
 
と嘆いていた頃、Thorsten Overgaards氏のサイトにたどり着いた。当時は知らなかったが、Leica写真家としてかなり有名。作品はさすがとしか言いようがない。技術はもとより、撮影の心構えも学びたい、ってことでポチっとな。だいぶ肌寒くなって来た12月上旬、京都で4日間、氏のワークショップの参加メンバーと過ごした。


 
日本人参加者は、自分を除いて某SNSで声をかけた1名のみで、あとはアメリカ・香港・シンガポール・フィリピン・インドからの参加者。国際色豊か!

建仁寺近くのライカショップを拠点にしつつ、毎日街を散策しながら撮影。戻って現像して色々アドバイスをもらう。
撮影の技術はもとより、本体やソフトウェアの設定まで教えてもらえる。でも何より勉強になったのは、氏の写真。同じ場所を歩きながらも視点が違う。これが面白い。同じ被写体でも、背景のもってきかた一つで、かなり変わる。毎日うなってたよ俺。
 
そして自分にとって何よりよかったのが、舞妓はんの撮影。祇園甲部の紗月さんを招いて、店内のスタジオで撮影。


さすがプロ。表情の作り方がすごい。動作も一つ一つが綺麗で、なんとかこの美しさを写真で伝えられないか、って必死になってた記憶があるよ。
 
今ポートレート撮影にはまっているのは、このときの撮影がきっかけ。4年かかったけどね。

非ライカのカメラ達

いくらMシステムが好きでも、なかなかそれ一本というのはつらい。
 
サブ機として7D使ってたのだが、Mのコンパクトさに慣れた身としては、あの本体の大きさはきつい。
ということで知り合いのカメラマンよりタイミング良くα7を譲ってもらったので、Canon資産にさようなら。
 
(。・ω・)/ ⌒📷
 
しばらくしてmapcameraで下取りキャンペーンやってたので、勢いでα7Riiに鞍替え。
 
(。・ω・)/ ⌒📷
 
そして最近。ライカ愛が強すぎてサブ機までとうとう入れ替えてしまった。
ということでSony資産も
 
(。・ω・)/ ⌒📷
 
あ、ぜんせーが拾った。
 
ということで仲間が増えたよ!やったねライカ!

Leica CL楽〜。オートフォーカスだし。23mm単焦点だと割とコンパクトだし。金額的にもSony資産との入れ替えぐらいだし。これなら毎日持ち運べるし。マウントアダプター使えばDR Summicron装着できるし(Mだと寸法の関係で装着できない)。
 
持ち歩いてないけどね。それどころか55-135mmも11-23mmも買って、はるかに予算オーバーしてるけどね。

写真のこだわり(後編)”へ2件のコメント

  1. 隼‼︎ より:

    こんにちはー。
    サブ機までLeicaに行かれてたんですねー笑
    (沼にハマっちゃってるぅ〜(゚∀゚)

    僕、最初にLeica買うなら持ち運びも楽で機能的にも使いやすいLeica CLを買おうかと考えていたのですが、良さげですねぇ〜(゚∀゚)
    (高いけど笑)

    僕も早くLeica沼にハマりたいなぁー(゚∀゚)

    1. みーとくん より:

      本当に沼に首まで浸かってる人は個体差あるから!って同じレンズ何個も買っちゃいます(゚Д゚)
      ライカもレンズの方はスーパーカーと同じで資産製高いので、値落ち考えるとむしろ安いかも?

      Leica CLは普段使いには結構優秀です!Mみたいな独特の世界観は出しづらいですが、自分はやっぱり好きですわ。むしろメインに使うなら同じ予算でM9とかイくってのもありだと思います!

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