アヴェンタドール・オーナーインタビュー:レーサーから実業家へ。3台のアヴェンタを所有するタクちゃんの場合

先日ランボ麻布を訪問した。そこにヤツはいた。火ヴェンタドールオーナー、タクちゃんだ。 
 

彼は2台の量産型アヴェンタドールと限定モデル、”アヴェンタドールSロードスター 火”を所有する。彼に関することは以下の記事で2度述べている。参考にしちくり。 

日本限定アヴェンタドール「火」の納車パーティーに参加してきた!

 
 
 

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー発表会に行ってみたよ!

 
 

気になるかぃ?気になるだろ?どんだけ金持ちなんだってね。きっと彼は生まれた瞬間から富を約束されていたに違いない。一般大衆とは違う次元に生きているのだと。 
 

若くしてランボを三台所有する。大抵はこう思うんだ。日本では親の七光り、アメリカではドラッグディーラーか。ってね。

 
 

まったく違うね。確かに親の事業は継いだけど、従業員はパパ一人だった。それが親の七光りと言えるかい?

 
 

なるほど。しかし随分と景気がいいじゃないか。海外の工場まで買収するなんてな。君は製造業ってことでいいのかい?

 
 

そうだね。実は30歳くらいまではバイクのレーサーだった。その後ほぼゼロの状態でオレは事業を始めたんだ。クルマ関係のパーツを作っているよ。

 
 

なんでレーサーから実業家へ?

 
 

”死”が見えたんだ。体中骨折するし、友達、先輩後輩、たくさん亡くなった。それでも辞めれなかったんだレースを。あれは麻薬みたいなもんさ。誰よりも前へ。ってね。

 
 

でも気づいた。レースでの失敗は死に直結するが、経営ではいくら攻めても死にはしないってね。極限を見た自分からすると経営はむしろリスクヘッジだった。

 
 

痛々しい手術跡。 
「手首が砕けました」って笑いながら語る。

 
 
 
 

ふぅむ。タクちゃんの話を聞いていると実に考えさせられる。きっと端から見ればスーパーカーオーナーなど単なる金持ちとしてしか見られていない。でもクルマは物質的な一つのゴールであって、そこに至るまでに強烈な痛みが伴っているはずだ。もっとも価値のあるその体験に誰もフォーカスしないのはもったいないってもんよ。しかし速く走る世界から、利益を追求する世界への転身。そんなにうまく事が運ぶのかね? 
 
 
 

まさかね。最初なんて地獄さ。月10万円も稼げなかったよ。

 
 

詳しくは言えないけど、オレの業界には技術が必要だった。だから他の会社に入社して一から学んだよ。なんでもやった。徹夜、ドロ仕事。誰もがやりたくない仕事全部と言ってもいい。

 
 

なるほど。成功した起業家ほどよく聞く話だ。タクちゃんも例外ではないんだな。しかしどこでブレークスルーが起きたんや?

 
 

うん。もう少し話そう。実は2年前までは徹夜続きで休みなんてなかったんだ。過酷すぎて次々人が辞める。でも諦めなかった。目標にするデカい仕事を取りに行くって。

 
 

起業家全員に共通する事は”粘り強さ”、そして”信念”か。シンプルな事だけど両方をあわせ持つ人はそうそういない。 
 
 

ある営業先でね、要求の厳しい人がいた。誰もが投げ出す仕事をオレは一つ一つクリアしてったんだ。なんせ諦めの悪い性格でね。最終的にオレはその人から信頼を勝ち取った。これがブレークスルーとなったんだ。

 
 

んん?一人の信用を得ただけでブレークスルーになると?

 
 

そうさ。その人は業界の神と呼ばれる職人だったんだ。私の技術をお前に託したい。そう言ってもらえた。そしてオレはその人と一緒に目標だった大きな仕事に挑戦したんだ。

 
 

なんてこった。粘り勝ちだな。

 
 

うん。その人の要求はほんとに厳しくてね。他の会社は白旗さ。だけどオレは向き合った。でも要求を全然クリアできなくて、会社は潰れる寸前だったよ。

 
 

ふぅむ。彼は何も難しい事をしたんじゃない。経営戦略、資金繰り、マネージメント。そういうのも必要だけど、もっとも大事なのは”諦めない”それだけなんだろう。簡単そうで、実はできない事の一つでもある。 
 
 

倒産の危機でも諦めなかった。そういうワケか。んで、その目標のデカい仕事ってなんだぃ?

 
 

つまりモータースポーツの頂点だよ。オレは神と呼ばれる職人と手を組み、関連会社を買収し、巨大な契約までを勝ち取った。

 
 

どことの契約や?

 
 

(ピー・・)だよ。

 
 

っな・・・んだと!?

 
 

こうして彼はわずか数年前まで馬車馬のように働き、幾度とない危機を迎えながらも目標を実現した。書くに書けないほど大きな仕事だが、彼はこう続ける。「隠したいワケじゃないんだ。ただ、世界の消費者はあらゆる物が人件費の安い国で作られてることを意識しない。表向きは高級で信頼のあるブランドであると信じているのさ。それで良いと思う。だからオレら裏方が表に出るべきではない。消費者の想いを守る。それも重要なことさ。」 
 
なるほど。深い。彼は涙ぐましい努力と諦めない精神力。巡ってくるチャンスを確実にとらえ、それを形にした。3台のアヴェンタドールはその視覚的な結果と言えよう。久々に良い話聞いたぜ。 
 
 


そういえば、かわいいレーちゃん(彼女)とはどこで知り合ったんや?(一体、思慮深いタクちゃんがどうやって女性を選ぶのか。)

 
 

あ、ナンパっす!かわいかったんで。

 
 

(こやつ何も考えてねー・・)

 
 

あ、そうそう。ぜんせーさんにタイでお土産買ってきました。

 
 

ほぅ。ルブタンか、エルメスか、まぁ良い。そういう嗜好品には飽き飽きだがな。受け取ってやるよ。

 
 

ほぃ。
 
 

ポッキーかよ!

 
 

書きながら食ったよこんちくしょぅ!
 
 

「スーパーカーはセンスではなく金持ちが乗るもんだ。」あるアメリカのドラッグレースでアヴェンタドールに勝利した一般車のドライバーが言った言葉だ。金で誰でも買えるスーパーカーが勝負の場において必ずしもアドバンテージを取るものではないと。最も重要なのは努力と経験そしてセンス。なるほど。 
 
スーパーカーを買う事は良い。それを自慢することも良い。でもドラマなきスーパーカーオーナーほどダサいものはないだろう。ボクは可能な限りその背後にある努力と経験。そこにフォーカスしたい。 
 
なぁに心配するな。目標だったスーパーカーをGETした暁にはオレが君の人生ドラマを拾ってやるぜ。なんせ全米3億人の読者を抱えるこのブログ。君は一躍ヒーローさ。最終目標はオレのブログに載る事。そうだろ?待ってるぜ。 
 
 
 

めっちゃ上から目線っすね・・

 
 

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