ネットフリックス番組「カーマスターズ」を見て考える

台風ですねん。都内はゴーストタウンのようになっております。でもなんつうんすかね、暴風の中から聞こえるんすよ。声が。か細くて今に死にそうな声が。「来て・・今すぐ・・来て・・」って。 
 
段々と薄れゆくその声、ボクは心あたりがあったのでスグに駆けつけました。 
 
 


NAロドスタのバッテリー死んでたぁ! 
 
ロードサービスを呼び、待つ事1時間。無事に復旧です。2週間しか放置してなかったのになんでだろ。と思ったら、助手席のランプが付きっぱなし。oh.. 
 


雨の中、しばらく戯れてやりました。何故かクラッチを切っていても前進することに気づきます。異常だろうか。そろそろ点検に出すかのぅ。 
 

さて、家に帰りひと段落してテレビをつけてみます。そういえばテレビなんて久しく見ていませんでした。ポチポチとチャンネルを変えていきます。・・・芸能人、歌番組、ゴシップネタ、やべぇ・・つまんねえ。ドキュメンタリーはないんかぃ。壮大なリアルってもんを見せてくれぇ。 
 

結局Youtubeなり、ネットフリックスに流れ込みます。日本のエンタメ、どうなってゆくんやろか。・・・ってことはどうでもいいっすね。 
 
さて、前々から見てる番組があるんすよ。ネットフリックスの”カーマスターズ”っちゅうやつです。あるカスタム屋の日常をおもしろく編集しているのですが、ざっくり言うとボロ車をカスタムして、高額な値段で売り抜けようって話です。ま、番組ですからね、多少のヤラせはあるんでしょうけど、そういうの抜かしても継続して見てしまう。 
 

Link:ネットフリックス

カーギーク野郎達にはめっちゃおもろいと思うんすけど、クルマ好きじゃなくても退屈しないんじゃないかと思います。何故かと言うとっすね、真正面から「金稼ごうぜ!」っていう空気が至極当然のこととして描かれています。超格差社会、多くの人が低い収入と高い税金で苦しむ米国ですから、金稼ごうぜ的なネタはウけるんすかね。 
 

Link:https://www.gothamgarage.net/

彼らはスクラップから作り上げたクルマを更に高額な車両と交換することにより、利益率を大幅に上げていきます。そういうセンスを持つセールス専門のショーン、そして技術陣営達。見事に調和が取れ、少人数で高い利益を目指していきます。 
 

Link:Trailer

そして彼らは、あくまで自分達の高度な技術とセンスを中心に、マニアのニーズを把握し、決してクライアントに媚びることなくクルマを作り上げるのです。理想と違う!とキレるクライアントもいますが、結局は彼らのセンスに取り込まれていく。その様は必ずしもお客様は神様ではないということを教えてくれます。客は理想を描くがそれは不確かなもの。そこに職人のセンスを突き付けYESと言わせる事こそ、プロの仕事と言えるのかもしれません。とはいえ、カスタム工程が雑に思えるけどぅ。(ぶった切ってぽーーんみたいな。) 
 


製造業で財を成したアヴェンタドールを持つ仲間が言いました。「製造業はね、電話の前に座ってただ仕事を待つ。そういう会社がたくさんあるんです。頑固親父って言えば聞こえはいいけど、単に営業の仕方を知らないんです。そして仕事がないと嘆く。これはおかしい。だからボクは積極的な営業をするようにしました。」こうして彼は数年でアヴェンタドール3台を所有するまで上り詰めた。 
 
ボクは彼とよく話をしました。彼がスゴイのは、彼にしかできない技術を持っているからこそ、アグラをかくのではなく、積極的な営業をしたことです。こういうヤングでグローバル性のある人が今後成功を掴み、技術力を勘違いし、客を見下ろしては、「仕事は選び、受けるもんだ。」っていう頑固で古風な会社ほど沈んでいくのでしょうか。そう思うと我が振り見直したくもなります。 
 

日本のカスタムショップが廃れてきているってどこかで聞きました。知人のカスタム屋さんもそう嘆いています。カスタム業界も製造業で成功した彼が言うような事が起きてる気もします。レストアやカスタム。本当はどんどんやりたい。でもボクみたいな素人はどうしていいか分からない。一生懸命情報収集してお店に行くけど、目の輝くような提案や客のニーズに向き合うっていう姿勢、少ないかもしれませぬ。結局めんどくさくなって、新車保証が効く現代車に移行してしまいます。この番組にあるショーンのようなセールスマンがいたら、ボクは古いクルマをこよなく愛し、それ相応のコストは惜しまないでしょう。たぶんそういう人たくさんいると思うっす。つまりニーズは存分にあるけど、業界がそれを拾いきれてないかもと。 
 

しかし米国の番組はおもしろい。もう次はTVじゃなく、単なる大型モニタに買い替えてPS4つないどきゃそれで充分かのう。「TV見れなくなってもいいかにぇ?」と妻マッキーと子供たちに聞きました。「いいよ」と即答なところを見ると、やはりTV離れは現実なのか。 
 
何かこう、せっかく時間を投入するんだから視聴者に媚びるのではなく、考えさせてくれる番組ってのが欲しい今日この頃。そういえば最近のネット記事、動画も文末に「いかがでしたでしょうか?」って言葉が目立つっす。ページビューを稼ぎ、広告をクリックさせ、収益化する。だからユーザーに媚びるのか。今時の目の肥えたユーザーは書き手の感情、リアル、ねじ曲がった意見こそ求めていると思うんだがの。うん。オレは読者に媚びない。だからこそ読者を金に換えるようなことはするまい。そう感じた台風の夜。本日の記事いかがでしたでしょうか?

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