アルファードネタです。

 

相棒ミート君が現行G63に飽きたといい、次の足車にアルファードを選択しました。スパカ乗ってる人もアルファードに目を向ける人は多いですよ。国内でも人気、海外でも人気。それがトヨタが世界に誇るミニバン、アルファードです。

 

というわけで、アルファード・エグゼクティブラウンジSが納車されてから半年くらいになろうとしています。9000km走りました。毎日のように使っていると当初からの評価も変わりつつありますので、もう一度アルファードを再評価してみたいと思います。

 

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ぜんせーの愛車遍歴はコチラです。

 
 

アルファードの納車記事はコチラです

 
 

アルファード2.5とエグゼクティブラウンジの比較記事はコチラです

 
 

ボクは廉価版グレード、2.5SAパッケージから3.5エグゼクティブラウンジSに乗り換えました。2.5モデルの時は愛着が湧かなかったけど、3.5エグゼにしてからアルファード愛が倍増しました。日常の足クルマに3.5エグゼクティブラウンジSを迎えてからどのように評価が変わっていったでしょうか。

202ブラック。選択の是非

2.5SAから3.5エグゼクティブラウンジSに乗り換えた時に最もこだわったのがボディカラー。トヨタが誇る美しい202ソリッドブラックです。

これは満足している選択です。アルファードのメキメキフェイスと黒ボディのコントラストは強烈です。しかし黒だと法人臭漂うので個人ユーザーはモデリスタパーツで武装しましょう。オススメはアドバンスドフェイススタイルです。これを装備するとよりヤカラ感。じゃなくて個人オーナー感が出ます。

 

202ブラック。洗車が大変?

汚れが目立ちやすい202ブラックと言われていますが、日常使いを始めて半年。正直なところ、

202ブラックでも維持が面倒とは思わない

 

です。

納車当初は頻繁に洗っていましたが、今ではもう自分で洗うことはしなくなりました。外置きなので汚れても雨が降ってしまえばそれなりに黒光りしてくれます。

 

ザイモールワックスとかがんばってたけど、今は完全放置で、洗車はたまーにガソスタにお願いするくらい。

 

それでもキレイなソリッドブラックでいてくれます。ま、202ブラックとはいえ変に気を使う必要はないってことです。

 

緊急事態宣言中は家族でよくアルファードを洗ってました。これはこれで楽しい時間でした。今はこんなことできる時間はありません。

 

日常の使い勝手

これはすこぶる良いです。

 

大きく開くスライドドアに子供はスイスイと吸い込まれていきます。

 

三列目を利用可能にしていても、日常的に利用する荷物なら全部入ってしまいます。もちろん3列目を跳ね上げてしまえば、長尺物もOK。

 

最も良い席は、セカンドシートではなくて助手席

エグゼクティブラウンジグレードはセカンドシートがVIP向けと思われるところあるじゃないですか。もちろん座り心地がいいのは間違いないですが、乗り心地という点では絶賛するほどでもないです。揺れるというか突き上げられるという感じ。助手席の方が乗り心地はいいなと思いました。オットマンもついてるし。ゆうても所詮はアルファードです。本当のVIPを乗せるのはセンチュリー。

 

セカンドシートは体全体を包み込んでくれるので子供の安全性が上がるのは良いなと思います。持論ですがアルファード・エグゼクティブラウンジは上級ファミリーカーの位置づけだと思います。ファミリーユースだからってエグゼクティブラウンジを敬遠していた人は再考しましょう。

 

 

セカンドシートの使い勝手

エグゼクティブラウンジのシートはテーブルもついています。

↑テーブルがすべるのでお弁当が落ちないように食べるたっちゃん。

ちょっとした時には便利ですが、テーブル自体がとても小さく、パソコンを開いたり、何か作業をするには不向きです。滑りやすいので走行中にモノを置くのも難しいです。

 

セカンドシートは大柄なのでウォークスルーはどうがんばっても不可能です。三列目をあまり使わないので我が家はこれで問題ないのですが、三列目の利用が頻繁な人はエグゼクティブラウンジとSCグレードは選択肢に上がらないでしょう。SAパッケージならウォークスルー可能です。

 

三列目のシートを跳ね上げた状態だとセカンドシートを倒すことはできません。セカンドシートに人が乗車していない状態であれば運転席からセカンドシートのポジションをリセットできます。

 

子供くらいの背丈だと自由な姿勢で寝れるくらいの広さがありますが、あまり自由度が高いのも考え物です。

ナビはそんなに良いとは思わない

現行車はディスプレイオーディオといって、液晶画面が標準装備で外すことはできません。よって社外ナビを導入することが困難です。メーカーオプションではナビ無しのディスプレイオーディオもしくはナビ付を選択できた気がしますが、
エグゼクティブラウンジグレードはオプション全部入りなので必ずナビが付いてきます。

 

んでこのナビ、可もなく不可もなくといったところ。

 

別にルート検索が遅いとかそういう致命的欠点はありません。ただ直感的に操作できないといゆうか、よく使う機能にショートカットキーを割り当てられないとか。
って難クセつければキリないですが、別に不満にはならない程度です。

 

右Aピラーの死角が怖い

画像の通り。
狭い道とか、人がたくさん歩いてる道は見えずらいなぁと感じたことが結構あります。右左折時に右Aピラーに人がすっぽり隠れてたってことが何度かあります。あと、左後方を目視するときもBピラーでみえずらいです。なので交差点ではこれでもかってくらい安全確認をしてから走行するようにしています。

 

衝突センサーは優秀

とはいえ最悪の場合であっても衝突センサーが守ってくれそうです。見切りが悪く、障害物に衝突寸前、センサーが反応してブレーキかけてくれたということが過去1度だけあります。緊急ブレーキが作動するとメーター部に設けられた液晶画面が真っ赤に光るのでビックリします。アルファードのように大柄で死角が多いクルマは衝突センサーの装備はマストですね。

 

ビシっと決まるスマホホルダーがない

ないんすよ以外と。いくつかアルファード専用品は出てはいるんですがね。
 

これとか。

でも位置的に使いづらいです。やっぱりハンドル周辺にビシっと設置したい。amazonで専用品を買うも、建付けが悪くスグに外れてしまったりとさんざんな思いをしています。最終的に、

こんなのを使ってます。悪くはないですが、もうちょっとかっこいいのが欲しい。

デジタルインナーミラーは良い

インナーミラーはデジタルです。後方に設置されたカメラの絵が映し出されます。

これも見やすくて良い装備です。大きな荷物を積んでも後方視界は確保されます。高感度特性が高いのか、夜でもしっかり視認性が確保されています。ただし雨の水滴やリア窓が曇った場合は視認性が悪くなります。リアワイパーを動かせばOK。

 

V6 3.5リッター 8ATの感想は

以前、廉価グレードのSAパケに乗ってた時は2.5+CVTの組み合わせでした。エグゼクティブラウンジSに変わってから3.5リッターV6エンジン(確かレクサスのどれかに搭載されているエンジンと一緒)と、8ATに変わりました。

乗り換え当初は8ATが良いと思えましたが、今となってはなーんにも感じません。慣れてしまえばどっちでもいいと思います。ただし走行フィールは3.5の方が良いです。

 

ルーフラッピングの是非

エグゼクティブラウンジ納車当初、ルーフを保護するためにブラックラッピングしました。特に劣化も剥がれもせず今もしっかり機能しています。見た目は誰もラッピングしているとは気づかないです。アルファードのルーフは高い位置にあるので見えないんです。

でもラッピングしてよかったかどうかは分かりません。ルーフの水アカを気にする事はなくなりましたが、そもそも洗車熱も冷めてるので水アカがついてもいいっちゃぁいいです。年1回、コーティングに出せばOKなワケですから。ま、自己満の世界ですね。

参考記事

 

スパッタリング塗装の17インチアルミホイール

スパッタリング塗装がどういったものか分かりませんが、高級感あって良いです。ホイールサイズは17インチで小さめ。おそらく乗り心地を優先してこのサイズを設定したのでしょう。モデリスタ・ウィングダンサー20インチに変えたいところではありますが、特に現状で不満もないのでタイヤを使い切るまではこのままでいこうかと思ってます。

モデリスタエアロは満足度高し。しかし若干気を使う

モデリスタエアロは満足度高いです。そして飽きません。駐車場に止めても振り返ってしまうくらい好きです。これからアルファードを買う人は是非フルモデリスタにこだわって欲しいところです。アドバンスドフェイススタイルをお忘れなく。この攻撃的なデザインを純正オプションとして打ち出してきた姿勢を見て、トヨタが再び好きになりました。

↑アドバンスドフェイススタイルはフロントグリル上部に大きなメッキブレードが装着されます。後付け可能です。

 

もはやアルファードの前ではケーニッヒもおとなしさ漂う。

 

しかしモデリスタエアロは大柄なため、縁石には気を付けないとダメです。路駐して何の気なしにドアを開いたら縁石に接触してしまう危険が付きまといます。モデリスタエアロをまとい、日常使いするならローダウンはほぼ不可能でしょう。

 

車格は大きめだけど、無理はない

大きいと言われているアルファードですが、あくまでそれは上に大きいのであって、全体的な車格はそれほどでもないです。今まで駐車に困った事はありません。しかしこの評価は参考にならないでしょう。何故ならボクは、

車幅2m超えのダッジラムバンに更にオーバーフェンダーを装着し、タイヤをツラに設定しながらも日常使いしていた経験があるからです。ちなみにラムバンの車幅に匹敵するのが、

 

ケーニッヒです。2m超えです。

 

アヴェンタも2m超えです。

これらから比べるとアルファードは小さい部類。都内の狭い道もスイスイです。

 

自動運転アシストはまあまあ

アルファードは自動運転アシストも搭載しています。高速ではほとんどこのアシスト機能で走っています。渋滞もなんなくこなしてくれます。フツーに使ってる分には問題ないですが、前がつっかえている時でも突っ込んでいくので自分でブレーキングしないと危ないです。
ステアリングに触れていない場合の警告が早いです。少しうっとうしいくらい。きつめのカーブはちょっと無理があります。自動運転アシストに関しては、以前乗っていたベンツEクラスの方が優秀です。この辺はトヨタ、保守的ですね。

 

コーナーリング性能

問題ありません。というのもボクはコーナリング性能を語れるような走りをしないんです。高速は乗った瞬間、自動運転アシストを80kmにセットして走行。空いてればスピード出す時もありますけどストレートのみです。
しかし。それなりにクルマのコーナリング性能を語れる人からすると、アルファードのコーナー性能は悪いって感じると思います。特にエグゼクティブラウンジは扁平率が高いのでふわふわ感が強く出ていて、激しい動きをするとゆっさゆっさと揺れます。クイック感はゼロです。でもストレスになるほどでもないんですよ。TRDの補強パーツや、車高調も考えましたが、別に今のままでいいっちゃぁいいんです。普通に乗る分にはまったく不満ナシ。このまま乗って、このまま売る。それでいいかなと。トヨタって一般人に刺さるような絶妙な味付けしますよね。

アルファードをメイン車に。価値観はどう変わったか

アルファード2.5SAパケからエグゼクティブラウンジSに変えて、大きな変化がありました。輸入車の優先度が落ちた事です。今までは乗り換えとなればまず先に輸入車から探し始めてたのに。これにはいろいろな要因があります。

・もともと派手なクルマが好きで、アルファード以上にギラついたクルマが輸入車にはない。

・品質が輸入車に劣らない。

・輸入車より断然安い。

・輸入車よりリセールが高い。

・壊れる気がしない。乗ってて心配することがない。

つまり、こだわってこだわってアルファードに行き着いたというよりは、「全体的にバランス取れてるアルファードでいいや」っていう事です。今までクルマで失敗しまくってきたんで、アルファードはある意味、安息の地みたいなもんです。

 

これだけ派手なクルマを日常使いにしてしまうと、代わりを探すのが大変。最終兵器アルファードフルモデリスタ。これに馴染んでしまうとエキサイティングなカーライフは一瞬で終わりを告げます。

 

唯一、もう一度と思えるクルマはやっぱり

アヴェンタドールです。飛んでいきそうなデザインがたまらない。でももう乗れないな。スーパーカー40分の法則にはばかられる。

※スーパーカー40分の法則
スピードが出せない日本ではスパカに乗った時の高揚感は40分ほどしか持続せず、ストレスが溜まり、気づけばディーラー査定に出してしまうというもの。

 
 

今のラインナップはバランスが良い

日常的にアルファードを使っています。故障の心配もないし、不便といったことは一度もありません。リセールも良いから変に値落ちを心配することもありません。※リセールは後述
でもこれだけだと、カーギーク野郎には物足りないです。趣味車として1台欲しい。それが、

 

ネオクラシックベンツ・w126 ケーニッヒです。維持どころか、普通に乗れるようにするまでが大変ですけど、それだけ楽しみも長く続くっちゅうことですね。

 

ボクはセダン好きなので、このSELケーニッヒは趣味車としては最高の位置づけです。予想もしないところがぶっ壊れるし、次々に難題を突き付けてくるケーニッヒですが、今もなんとか向き合いつつ完璧な姿にするために奮闘しています。それもこれもアルファードのように価値も品質も安定したクルマが在ってくれるからです。

リセールは良い部類

アルファードは海外への輸出ニーズもあるので走行距離がいってても価値は高値安定傾向にあるようです。特に2.5SCパケは強いですね。おそらくもっとも値落ちするのは元が高額なエグゼクティブラウンジです。リセール重視の人は2.5SCか、3.5SCくらいがオススメです。しかし、静寂性が高まる2重窓はエグゼクティブラウンジグレードしか装備されないことにご注意。

↑エグゼクティブラウンジのみ設定される2重窓 
2.5リッターから乗り換えると静寂性に大きな差を感じる

 

ボクが取得したエグゼクティブラウンジSはコロナによる緊急事態宣言下の地方ディーラー新車在庫です。都心のトヨタディーラーとの見積もり価格差はなんと300万円近く!これだけ安く売りに出ていれば値落ちの激しいエグゼクティブラウンジグレードでも損失は軽微です。地方ディーラーはたまに地元民向けにローカルプライスを設定するとディーラーマンから聞きました。安さゆえ、一切の交渉を受け付けない強気すぎる態度のディーラーマンにトラウマを覚えたほどです。アルファードは高額帯ですが、再販価格も高額帯です。安さを優先して他車種を検討するのも良いですが、クルマの実質価格は買い値と売り値の差額。そう思うとアルファードは安い買い物です。

 

クルマ屋さんに現在のリセール価値の調査をお願いしました。NBOXは既に半値近くまで落ちていますが、アルファードはまだ儲けが出るプライスでした。人気のあるNBOXでもここまで落ちるかってのを見て、イヤんなりました。NBOXは近々さよならすることにしました。日常使いはアルファードに一本化予定です。
ちなみにNBOXも同じソリッドブラックなんですが、同じように日常使いしていても、小傷がNBOXの方が多いです。アルファードは全然小傷がつきません。軽はやっぱり塗装が弱いのかな。

 

すごく良いわけじゃないけど、悪いところも見つからない。それがアルファード

こうやってまとめていると、あまり悪い所が見つからないです。かといってすごく良いクルマってわけでもないです。フツーです。フツーに良いクルマ。デザインは好みが別れますけど、もともと和風VIPスタイルが好きなので202ブラックにモデリスタの組み合わせは大好物でした。高級感は輸入車に負けていないと思いますし、どんなシチュエーションにも馴染みます。上質なフツー感。それがアルファード・エグゼクティブラウンジS。次のあなたの愛車に是非アルファードを。モデリスタ装備をお忘れなく。

 

トヨタがんばれ

アルファード・エグゼクティブラウンジに乗り換えてからトヨタ熱が上がりました。日本のリーダーとして世界で頑張って欲しいです。

アメリカ・ロサンゼルスではトヨタ・ヴェンザからBMW X1に乗り換えました。これは失敗しました。電車が走っておらず、自家用車以外だとUberくらいしか選択肢がないロサンゼルスという環境で、マイナートラブルが続出するBMWをチョイスしてしまいました。修理に入れるのも大変です。ディーラー行ったり街の整備屋探すのが大変で、相当時間を無駄にしました。カリフォルニアでもトヨタ車はとても多いです。型落ちがバンバン走っています。生活に慣れていない異国にいると、「故障しずらい」のはすごく大事です。トヨタは突出したモノはないけれど、全体的にバランスが取れてて品質が安定しています。BMWの次はトヨタにします!

 

以上アルファード・エグゼクティブラウンジSフルモデリスタを半年間使いまくった後の再評価でした!

 
 

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