お葬式の内容について書いています。気にする方は閲覧しないことをオススメします。

 
 
 
 
 
 

最後にお葬式に出たのは中学生で、祖父が亡くなった時でした。なので葬式の手順が分からず兄姉に頼りっきりでした。

息を引き取った後は葬儀屋に連絡します。すると葬儀屋さんが遺体を引き取りにきてくれます。式の段取りが決まり、その前日に兄と姉が母に衣装を着せるために葬儀屋さんに出向いてました。

 

式当日。色紙にお別れのメッセージを書く子供達。兄と姉家族だけのコンパクトな式を行いました。神式(神主さん)です。ボクは「生をありがとう。人生の卒業おめでとう」と書きました。

 

妻マッキーもメッセージを書きました。

 

火葬をして最後のお別れでした。母もカーギークスの読者の一人でした。よく記事に文句つけられてました。しかし離れたところに住む母にとって、息子・孫の近況を知れるブログは楽しみの一つだったに違いありません。

 

火葬の間に食事をとりました。たっちゃんは母の遺体を前に平然と振る舞っていましたが、遺体に触れる事はできませんでした。あとで聞くと、「あれはおばあちゃんじゃない。」と言いました。カラダは単なる肉の塊で、そこに魂が宿って初めて人間と呼べる。だから魂が抜けたカラダを見ても子供は人と認識できないのでしょう。やっぱり人間、心が大事。

 

火葬が終わり、式場を後にしました。驚いた事に霊きゅう車が列を成しています。あぁ、人ってこんなに死んでるんだな。って思いました。”死”って実はそこら中で発生しているごくごく当たり前の事。一瞬、振り返った火葬場が肉処理工場に見えました。なんつーか人も所詮は動物。ボクらは工場で生まれ工場で処分される。

 

父親はとっくに疎遠なので、母がいなくなった今、帰るべき実家はなくなりました。そう思うと寂しさを感じます。

 

でもこの家族で一生懸命生きていこうと思います。

 

マッキーはいろいろ動いてくれたので、区切りがついて少しは楽になったんじゃないでしょうか。

 

スーツを久しぶりに着ました。生前の母が「暗い式にはしないでくれ」って言ってたから、最後まで普段着で行くかスーツで行くか迷いました。

 

東京に戻り、渋谷に買い出しに行きました。

 

牛タンねぎしで夕食を食べました。最近、子供の歯医者で「あごの力が弱い」と指摘を受けたので、固い牛タンを注文してやりました。

 

必死こいて噛んでました。やれやれ都会っ子め。

 

さ、日常に戻っていきましょう。