[両方所有して感じた事]30後期アルファード2.5SAパッケージ とアルファード3.5エグゼクティブラウンジSの違いはなんなのか。どっちを買うべきか
今日はアルファード乗りからすると永遠のテーマ、アルファード2.5リッターと3.5リッターどちらを買うべきか?について言及してみたいと思います。
めっちゃ長いんでアルファードに興味ない人は購読を自粛することをオススメします。でも・・
読んじゃうんだろぅ・・?
読者からこんなコメントをもらいますた。
おにくさんより
(2.5SAと3.5エグゼと)比較して高遮音ガラスは大きな要因(乗り換え要素)でしょうか?
他なる差異としては、6気筒エンジン(4気筒でも2.5の方がふけ上がりはスムーズな覚えがあります)。
CVTから8AT、ナッパレザー、それ以外に足回りも運転席シートも基本的には同じ作りかと思っています。
2.5乗りで、高遮音ガラス好きの私にとっては気になっているところです!
せっかくなのでこのコメントをネタにして2.5から3.5に乗り換えて、どういう違いを感じたか書いてみようと思うっす。
ちなみにクルマの感じ方は個人差が大きいのでボクの言う事がすべてじゃないことにご留意を。
ボクは以前、軽いノリでアルファード2.5SAパッケージをファミリーの足クルマとして購入しました。その時はあまりアルファード(というか国産車全般)に興味はありませんでした。
しかし日常的に使うにつれ、使い勝手の良さ、車体が大きすぎないクセに中は余裕の空間を持つアルファードが段々好きになり、1年足らずでエグゼクティブラウンジSに乗り換えました。2.5から最高峰グレードのエグゼクティブラウンジSに乗り換えて、どう感じたでしょうか。
2.5SAと3.5エグゼクティブラウンジSの構造の大きな違い
2.5リッターモデルはCVTで、3.5リッターモデルは8速オートマチックです。後の違いは内装レベルでしかありません。でもこのエンジンとミッションの違いは大きいです。
2.5SA+CVTと3.5+8AT違い
2.5リッター。踏めば加速するし、終始スムーズ。CVTだからといって変な違和感もナシ。日常使いする上でなんの不満もない。
3.5はパワフルです。エンジンサウンドもやる気を感じます。踏み込んだ時のトルク感と加速力は2.5の比じゃありません。ミニバンにこれだけのエンジンを積んだトヨタはえらい!。8ATはCVTと違って変速ショックはありますが微々たるものです。でも若干ギクシャク感があります。
2.5SAから3.5に乗り換えたいと思った瞬間
2.5で旅行(東京-金沢間を走った)に行った時、これはダメだ・・って思いました。
[clear]
↑石川県千里浜なぎさドライブウェイ
やはりパワーが満足でないため長時間乗ってると疲れる。でもなにより、車内がうるさかったです。高速域のパワー不足感は置いといても、長時間、騒音にさらされると疲労度は増し増しに。帰路につくとグッタリでした。ミニバンの限界かなぁと。
[clear]ちなみに、メルセデスベンツ・E43で東京-大阪間を往復した時、疲労度はほぼゼロでした!自動運転アシストが優れていて、高速でアクセルとブレーキを踏んだ記憶がないです。このE43から自動運転アシストを搭載していない車両は購入候補から除外することになりました。やっぱりベンツすごい!
[clear]更に言うと、G63で東京-大阪間を往復した時、やや疲れました。自動運転アシストは車速のみでステアリング機能はついてませんでした。パワーはすさまじかったけど、快適さはパワーだけじゃないってことですね。セダン最強。
[clear]もっというとアヴェンタドールで東京-埼玉間を往復した時、今すぐにでもアヴェンタを乗り捨ててしまいたい衝動に駆られました。気疲れ度がハンパないです。クルマって速くてハイパワーであればあるほど良いってワケじゃありません。これが後に”スーパーカー40分の法則”を提唱するに至りました。
※スーパーカー40分の法則
車高が低くハイパワーで人目を惹くスーパーカー。それに乗った時の高揚感は40分くらいしか持続せず、そのパワーを発揮する場所もないため、ただただ疲れていき、気づけばディーラーに査定を依頼してしまうという法則。2020年、世界的に著名なブロガー、ぜんせー氏によって提唱された。新たな自然法則の発見としてノーベル賞の有力候補になっている。
3.5SCパッケージなら良いのか
アルファードのラインナップで中間グレードの3.5リッターエンジン、SCパッケージとゆうのがあります。エグゼクティブラウンジほど豪華なシートは装備していないけど、レザー張りでそれなりに豪華なグレードです。ボクは当初、この3.5SCパッケージ狙いでした。
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購入検討した3.5SCパッケージ
しかし、静穏性が気になりました。ディーラーマンに確認すると、「内装がリッチな分、2.5SAに比べて遮音性は高い気もするが、メーカーは明確に謡っていない。静穏性を気にするのであれば、2重ガラスのエグゼクティブラウンジをオススメする」ということでした。
長距離間の騒音でイヤになってしまったワケですから、わざわざ騒音対策をしていないグレードに乗り換える気にもならず、結果的にエグゼクティブラウンジを選びました。
エグゼクティブラウンジグレードのみ装備している遮音性ガラス
[clear]この通り、エグゼクティブラウンジはガラスが2枚重ねになっています。この2重ガラスってメルセデスベンツw140に乗った時もあった気がする。
[clear]約9年ほど前、blowで初めて購入したのがこのw140。ベンツにハマるキッカケとなった。w140型もガラスが2枚重ねで装着される。しかしその重量で窓が落ちるトラブルが続出した型である。それでももう一度乗りたい。
[clear]エグゼクティブラウンジが納車された瞬間、その静穏性は実感できました。後ろの子供達と普通のトーンで会話ができる事に感動しました。2.5SAに比べて、エンジン・ミッションよりもこの静穏性がなによりのメリットだと思いました。高い遮音性と、クリアな音を出すというJBLサウンドの組み合わせは車内にいる時間を一段高い次元に押し上げてくれました。それにV6のモリモリ音が良く聞こえて楽しいです。
納車された瞬間、静穏性の次に感じた違いはハイパワーエンジン
[clear]初めてアクセルを踏む。感じたのは「思ったより大したことない」でした。省エネ設計のせいなのかとにかく低回転で走ろうとするので速さとかトルクを感じずらかったです。でも少しアクセルを踏むだけでエンジンは勢いよく回ります。加速も良いです。あんまり踏むとステアリングが暴れるくらいのパワーです。この感覚は2.5にはないものでした。
こういった設定のためか、街乗りでは燃費の悪さを感じません。むしろ良いって思うくらいです。
というわけで、読者さんの
他なる差異としては、6気筒エンジン(4気筒でも2.5の方がふけ上がりはスムーズな覚えがあります)。
というコメントがちょっと理解しづらいんですが、もし「4気筒のほうが6気筒よりも吹け上がりが良い」と解釈するなら、ボクの意見は、
4気筒よりも6気筒の方がスムーズさも、パワーも音もすべてが上だが、それは少し踏み込まないと分からない。
です。
もちろんこれはボクの感覚なので正解とかの話ではないです。4気筒の方が良いという人は4気筒の方が良いのです。
アルファードのおかげでもう一度トヨタファンへ
大人数が快適に乗れて、一人で乗ってもつまらなくないし、かっこよくて、パワーがあって、それでも燃費は悪くない。アルファードのおかげでトヨタが好きになりました。トヨタ社長の、日本を力強く牽引していこうという姿勢を見て、更にトヨタが好きになりました。
[clear]以前乗ったハイエースワイド4WD・ガソリン。遅さと非力さと燃費悪さの引き換えに得たものは抜群の耐久性。しかしその耐久性、ボクのカーライフには手に余る。結局悪さばかりが目立ち、ほどなくして売却。ここから国産車とは距離を置いてた。でも今は好き。ゴーンがgoneした日産以外!
2.5SAパッケージ・3.5エグゼクティブラウンジ。乗り心地の違い
2.5と3.5の足回りに構造上の違いがあるのかないのか、ボクは分かりません。もし同じだったとしても、乗り心地には違いがあります。
乗り心地はエグゼクティブラウンジの方が良いです。2.5に比べて微振動がなくなっている気がします。少しふわふわしますが不快なものではないです。
コーナーリングは2.5の方がよかったです。スピード出して突っ込んでも素直に曲がってくれた印象です。3.5エグゼクティブラウンジは怖いです。ちゃんとコーナーの前では減速します。
構造が同じなら、違いは重量だと思います。エグゼクティブラウンジの装備を見ると、みるからに重いです。でもその重量のせいで微振動が抑えられてると思いますし、重厚感ある乗り心地が実現できているのかなと予想してます。
ナッパレザー
エグゼクティブラウンジにはナッパレザーシートが装備されています。ナッパレザーってなんなのか、より上質なレザーってことです。
[clear]
↑エグゼクティブラウンジのナッパレザーシート
別にナッパレザーだからといって室内がゴージャスに見えるわけじゃないです。ナッパレザーは手触りが柔らかく、丈夫な印象でしかも滑りません。リッチさではなく、機能性を追求するとナッパレザーへたどり着くのでしょう。あまりレザーへのこだわりはなかったのですが、このナッパレザーは良いですね、満足感高いです!
[clear]これは2.5SAパッケージのファブリックシート。
シートの形状に違いがないように見えます。よって座り心地も同じだと思うかもしれません。しかしこれも違います。なんで違うのかよくわかりません。ナッパレザーシートの方が良いです。妻マッキーは長時間乗っても腰が痛くならないと言いました。
2.5と3.5結局何が違うの? → 全部違う
読者さんはこう述べています。
足回りも運転席シートも基本的には同じ作りかと思っています。
人間というのは構造的に同じ作りであっても、目に見える部分、材質の違いから得られる触感、重量差によるフィーリングの違いなどで同じ形をしたクルマでも別のクルマと感じてしまうのかもしれません。あいまいな生き物ってことですね。
2.5SAの良いところ。3.5エグゼクティブラウンジの良いところ
2.5はハンドリング性が良いです。素直です。車重のせいだと思いますが、軽快です。
3.5は重厚感があります。ハンドリングは2.5に劣ります。コーナーリングも2.5に劣ります。でもリラックスして運転できます。踏めば余裕の加速力です。
アルファードファン永遠のテーマ!2.5か3.5。どっちを買った方が良いのか!?
結論から。
[fontsize size=”9″]3.5を買った方が良い![/fontsize]
[fontsize size=”9″]なんならエグゼクティブラウンジにしたほうがいい![/fontsize]
っていうのもなんなんで、もう少し細分化します。
2.5をオススメするパターン
・高速道路の長距離走行を想定しておらず、主な利用用途が街乗りの人。
・リセール最重要視の人(2.5SCにすること!)
・カスタムを走りに振りたい人(車体が軽いから)
3.5をオススメするパターン
・街乗りから長距離、すべてのシチュエーションに走行の質を求める人。
・ミニバンでもパワーが欲しい人
・車内にいる時間に快適さを求める人
・クルマに高級感を求める人
3.5エグゼクティブラウンジをオススメするパターン
・トヨタの本気を感じたい人
快適装備。3.5エグゼクティブラウンジの弊害
こうなる。
[clear]
ちゅうわけで読者さんコメントをネタにした記事でしたぁ。みんな最近やさしいコメントサンキュー。
2.5と3.5を両方間髪いれずフル活用した中での比較、中々的を得てると思うんだがどうかのぅ。ま、クルマなんて好きならなんでもよし。
と、いうわけでもう一つの結論、アルファードはどのグレード選んでも良いクルマ!
↓以下はアルファードに関するあれこれ殴り書きです。
アルファードのカスタムについてよく悩んでる。ボディ補強パーツもいい、ローダウンもいい、アルミだって変えたい。でも・・3.5エグゼクティブラウンジはまずブレーキを強化したいところ。結構重い。軽快感はない。でも3.5エンジンはステアリングを握るカーギーク(ヲタク)なパパも退屈しないスペックだし、室内は余裕の空間で快適。やいのやいのしながら長距離旅行するにはこの上ない。アルファードはどんなセグメントにも刺さる。トヨタの設計思想がすごい。ちなみに新型センチュリーもドライバーズカー的要素があるって聞いた。つまり乗る人全員が良い気分になれるクルマこそが良いクルマと言えるのかもしれん。値段やパワーがクルマの価値を決定づけるものではない。バランスが重要ってことだよね。
エグゼクティブラウンジが装備しているのは扁平率60の分厚いタイヤ。ホイールは17インチ。快適さを追求してる事に納得できるけど、さすがにあの車格で今時17インチはねーべよ。乗り心地はいいけど、コーナー怖いよ。とりあえず空気圧を0.3k増やしたら幾分マシにはなったけど少しコツコツするようになったかな。モデリスタ20インチを早く履きたいけど、この絶妙な均衡を崩したくない気持ちもある。
今思うと2.5もよかったね。走行性能を向上させるようなカスタムをしたいって思った。ミニバンのクセに軽快でよく曲がるなーって。でも結果的には3.5の方が満足度は高かった。特にV6エンジンね。これねぇ、結構いいよ。踏んだ時のモリモリ感おもしろいのよ意外と。これに足ちょっと固めてボディ補強なんてしたらすっごいおもしろいミニバンになりそう。エグゼクティブラウンジはさ、シート装備とかすっごい細かいところまでこだわってる。質感もいいし。加えて踏み込む楽しみもある。なんかこー、「トヨタ・・何も諦めてないな」って感じるよ。アルファードは中国では倍以上の値段。日本はとっても安く買える。エグゼクティブラウンジはその出来にしては安い。コスパ重視の人はあえてエグゼクティブラウンジをチョイスしてもらいたい。
そういえばこのメッキパーツぎらぎらスタイルってどうなんだろうな。結構アンチがいるって聞いた。顔面が威圧的だもんね。でもオレは好きだよ。あれだけ派手なもんをメーカー純正です!って出されちゃうと、他車が静かに見えてしまうようになった。ここ最近はケーニッヒでさえ、落ち着いたクルマだなぁ・・って感じるもん。
あーそうそう、確かに202ブラックにこだわった。美しい分、汚れが目立つし、管理が面倒だって言われるけど。それ本当。実にひどいもんだよ。洗車してほんの数日外置きしただけで・・
[clear]こんなんだからね。
こりゃ大変だよ。でも不思議と苦でもない。洗車後のピカピカなブラックを見るのもまた楽しいから。
[clear]アルファード最高です!
エグゼクティブぜんせーがお届けしました。
あー財布みつかんねー。
トヨタの偉大さを、コロナ騒動で実感いたしました。
いやぁ、わかりやすくて面白かったです。
すんごい勉強なりました☆
個人的に感じるのは2.5の長所はトヨタお得意のCVTの出来の良さです。 非力な2.5とのマッチングは丁度というか完璧ですね!!
でもやはり4発のガサツさが本当に頂けないです。
3.5の滑らかさ上質さが羨ましいです(T_T)
2.5SAパッケージハイブリッドの加速も3.5と同じくらいパワフル差を感じます。エグゼクティブパッケージは金額も高額だが、3例シ-トえの乗り降りは雨の日は考え物だ⁉️
エグゼクティブラウンジは全面ガラスに防音効果のあるガラスが採用されています。通常グレードには採用されておらず車内の騒音の比較にはいいと思います。単
お恥ずかしながら二重ガラス初めて知りました‼️
参考になる記事を有難うございます。
3.5乗ってましたがアイドル振動でシートもステアリング振動でブルブル。
シフトショックも1~2速は結構ショックあります。
だからといってアイストも制御イマイチ…
なので、あくまでミニバン、快適な移動空間で法定速度域なら4人家族まではHVのエグゼクティブラウンジで良いと思います。
アルファードもいいかもですね!
参考にします!
ワンボックス歴30年です。高速のるなら3.5以外は考えられません。2.5ガソリン、ハイブリッド共に悲しいほど非力です。次期、アルファードもぜひ3.5&300馬力をキープしてほしいです。レクサスLS600hも乗っていて、ダウンサイジングのLS500hへ買い替えましたが、非力でエンジン音もやかましくなりガッカリしています。
まさか全く同じ境遇で同じ考えの人がいたとは(笑)自分も今はSAで次はエグゼクティブV6を考えています。そこまでいかないとこの車の本気は感じられませんよね(^_^;)正直中間グレードはお試しグレードだと思います。。。本当のアルファードを感じたいならエグゼクティブのV6ですね。