何故、私は執拗にテニスを続けさせるのか
ここ連日記事に上げてますがね、頻繁にテニスしてるように見えるじゃないですか。実は自粛期間中はもっと頻繁に練習してました。プライベートコーチはプロ育成もしてるので費用が安いわけありません。自粛期間一カ月で実に数十万円を費やしました。しかしこのプライベートコーチの効果はお金より価値のあるものを生み出します。
何故そこまでやるのか。
一生涯に渡る共通の趣味を家族で持つという目的を以前言いましたが、実は後付けです。
これは感覚ですね。やらせないとヤバイというか。
ボクは立場上、毎年毎年大学を卒業してきた若者たち、中途採用の若手。様々な人をジャッジします。それが続くと徐々に人の傾向ってゆうのが見えてくるんですが、どうにも非運動系の場合、打たれ弱いんですよね。怒られ慣れてないってゆうんでしょうか。社会っていろーんな人と出会うワケですから、中には厳しい人がいるのは当たり前。少し指摘されただけで泣く、親離れができていない、くよくよする。どこかしらネガティブなんです。
これが運動系の場合、そういう傾向は皆無なんですね。なんかアッサリしてるというか、素直ってゆうか。もちろんあくまで傾向ですがね、そういう感覚、経営層の人は独自に持ってると思います。
んで非運動系の頃の娘を見てると、なーんか新卒の非運動系思考に似てるなーとか感じるんですよ。これももう感覚値ですがね。でも会社を見渡してみると、やっぱり役員もスポーツやってたし、そういえばマネージャ陣営も全員そうなんです。
結構社会って厳しいんですよ。例え打たれ弱くてネガティブ思考でも会社は何も言わないし、表立って評価を落とすようなこともしません。しかし同僚達は正直なワケですからバシバシ指摘されるわけです。段々と仕事は振られなくなり、やがて居場所がなくなってゆくわけです。
そういうケースを毎年目の当たりしてると、娘の行動や発言、思考から未来の傾向が導きだされていくわけです。ああ、こりゃヤバイ方向行ってんなって。
テニスはですね、良いんですよ。ボクも好きってのが大きいですが、テニスはチームプレーじゃないんです。自分と戦うスポーツなんすね。ま、極論自分一人がミスしなければ勝てるスポーツなワケですよ。瞬時の判断、計算能力も問われますね。持久力ももちろんです。
ま、スポーツ全般そうだろって言われますがね、テニスの良いところは始めるのも上達するのも簡単な環境がそろっているんですね。テニススクールにプライベートコーチ。テニスそのものが多くの雇用を生み出しています。つまり、ビジネス的に世界中で成功しているスポーツなんですテニスは。始め方がよく分からなくてもコーチ呼べればなんとかなる。その割に運動量ハンパないみたいな。なんかこう日本のスポーツって「指導をお願いする」的なとこあるじゃないですか。でもテニスの場合は雇える感覚ってゆうんすかね、よりビジネスライクな交渉ができるんですよ。だって、夜中の3時からレッスンお願いって言うとOKって返ってくるんだよ。そんなスポーツなくない?
その柔軟なプライベートコーチの体制のおかげで忙しい現代人でもやりやすくなるわけです。んで交渉が効くのでこういうレッスンをお願いしたいと言えばやってくれるんです。
親にはできませんよ。コーチは教えるプロだし、なにより第三者から厳しくも、認められるっていう事が子供の心に響くんです。だからむしろ親がやっちゃダメ。
子供達はうまくさせようと思います。それがまた自信につながるし。でも決してうまくなれなくても、もっと重要な部分を見ているので一生懸命であればそれでいいんです。打たれ強さ、目指すこと、自分に負けない事、達成することの重要さ。社会で強く生きていけるスキルがテニスには詰まっています。打たれ弱く、諦めがちで、スグに自分に負けてしまうウチの子供達には特効薬みたいなものでしょうか。
こういう理由でボクは子供達に執拗にテニスをやらせています。毎年輩出される若手の傾向を見て、子供達の思考をテニスを用いて補正しているということですね。
通常生活している上で子供の思考を根元から補正していくって親では無理なんですよ。それに人の思考はカネでどうこうできるもんでもありません。だからやっぱりスポーツは良いです。精神が健全になります。うちはテニスを選びましたが、なんでもOKだと思います。でも子供だけスクールにポィだと難しかったです。なるべく初動は親が一緒にやってあげるとそのスポーツを好きになる傾向があります。
って言っても、ウチの子供達は余裕で堕落しますがね。やれやれ、これも親のエゴか・・。親の心子知らず・・。よく言ったものよのうぅぅぅぅぅー。