息子がテニスをやってましてね。試合に出てもほぼ1回戦負けが続いておりまして。いわゆる負けグセがついてしまっているようでイヤだなぁと。

しかし練習には一生懸命で、負けが続いても試合に出ようとする息子の姿は親ながら尊敬したりもしてます。

 

何度も何度も練習を繰り返し、少しづつですが成長を続けています。

 

そしてまた試合。相手とは2度目の戦いでした。以前は負けましたけどね。どうせ今回も負けるんだろうと思いつつ、

 

接戦の末、勝利しました。

 

その喜びをコーチに報告して、練習にも拍車がかかります。

 

途端に息子のプレイスタイルが変わりましてね。突如レベルアップした感じです。きっと一つの勝利が自分の中で大きな自信になり、その自信が体を動かす原動力になったのかなと。

 

サーブの威力、成功率もグッと上がりました。

 

今まではなんだったんだってくらい変化が激しいです。

 

それだけで試合に勝てるようになるほど甘い世界ではありませんが、子供は徐々にではなく、突然成長するものなんだなと関心しました。
英語学習と似てますよね。長いインプット期間を経て、脳のシナプスが結合した瞬間、突如スラスラと英文が出てくる。人間にはめげずに学習を続ける。そういう時間が大事なんだと思います。辞めてしまったらそこで終わりであると。

 

コーチとの時間の在り方も変わりました。受動的にレッスンを受けるのではなく、

 

自分の弱点を分析し、どういった練習をしたいのかを自分で考え、実践できるようになりました。

 

しかし明確な弱点も浮き彫りになりました。フットワークがとにかく遅い事です。息子は陸上で言うと長距離向きなスタイルです。800m 1km、平気で走り続ける事が可能です。しかし瞬発的な動きが弱い。テニスでは致命的です。

 

そこで手を貸してくれたのはアジリティトレーニングのプロフェッショナルです。トラックフィールドでトレーニングに励みます。

 

昔から息子をみてくれている大学生たちと、何度も何度も走り込み。現役選手達と同じフィールドで走れるなんて素晴らしい経験だなと思いました。私の子供時代とはあまりにも違いすぎる環境です。これだけ投資した分、やはり息子には良い結果を持ってきてもらいたいものです。パパの愛は無償ではないですよ。必ずなんらかの形で返してもらいたい。

 

ここで一つ、大きな問題に気づきました。息子の力がメキメキと強くなっていくなかで、私自身に変化がないのではないか。いやむしろ退化していってるのではないかと。もしかすると、今の息子に体力もテニスも負けているのではないかと。

 

というわけで私もトレーニングを始める事にしました。息子のテニスに負けないようにするためには、強靭な肉体が必要です。瞬発力が欲しいです。
今日は100mを10本、走り込みしました。コーチ達がアシストしてくれたので走り切る事ができました。ふくらはぎが痛いです。太ももを使って走れていない証拠です。フォームを改善しなければなりません。課題がいっぱいです。

 

なるべく多くのタンパク質を摂るように心がけています。でもやっぱりお菓子食べちゃう。

自分の事だけを考えて生きていればよかった時代が幸せだったなと思います。今はいろいろな事を考えなければならない。気づけば自分の事は忘れてしまっている。これは良くないことだと思うんですよね。自分の人生は自分が主役。例え子供であろうとも、自分の人生すべてを捧げることはできません。息子に勝ち続けるために私自身にも投資していこう。そう思いました。

100の負けの先に1つの勝利がありました。その小さな勝利が日常に大きな変化を与えていきます。勝つことも当然大事だけれども、重要なのは勝つために成長しようとする心なんだろうと、

スマホ狂いの娘には伝わりそうもないです。