[ケーニッヒレストア]破損したラジエター修理を自分でやってみよう!
ラジエターが破損して不動状態のケーニッヒベンツですがね、パーツが揃ったので修理をしました。
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blowに到着。修理はメカのK平氏と一緒にやりましょう。
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これが調達したパーツ群。すべてblowが手配してくれますた。ラジエター関係の新品ホース、ラジエター本体、ファンシュラウド、中古ファン本体。新品サーモスタットです。加えてスパチャ用のベルトが劣化していたのでそれも。
折れたファンと中古調達のファンを見比べるとっすね、真ん中の駆動部分に違いがあるっす。
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左が元々ついてたファン。右が中古ファン。
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これが元々ついてたファンの駆動部分。スペーサー噛まされてる。
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こっちはない。
このスペーサーはスーパーチャージャー用のクリアランスを確保するためのモノですね。
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ほら。このスパチャ用ギアはノーマルの560SELには存在しないものです。このギアが追加された分、ファンを前側にオフセットする必要があったってことっすね。なるほどぅ。
よって、ただファンを中古品に交換するのではなく、こういう独自パーツも移植しなければなりません。
しかしアレだね、ファンもそうだけど、ギアとかプーリー?まで塗装されてるんだよね。すごいこだわり持って当初作られたんだねこの車両。目に見えないところまで手を抜かなかった初代オーナーの熱意を感じるよ。素晴らしい。
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ホース類を外してからラジエター本体を外します。仕組み自体は結構簡単。
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ほんで次にサーモスタットを外します。
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外れたずら。
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右が新品。左が付いてたやつ。水温によって弁が開く?ような機能を提供するパーツらしい。センサーらしきものが付いてるように見えないのに、どうやって制御してるんだろう。こういうの見てるとクルマって機械の集合体っていうのを実感するよ。
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ほぃ。新品のラジエターが入りました。
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ほぃ。ファンとシュラウドも入りました。
ここまでの作業でボクができたことはホースを外すくらい。仕組み自体は理解するも、やっぱりパーツ一個一個組付けたり外すのにコツが必要なんだよね。
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ラジエター液を補充しましょう。
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キレイな色。
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補充したずら。オレにできるのはコレくらい。
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ラジエター液を循環させるためエア抜き作業が必要なんだって。ここらへんのボルトからエア抜きできるらしい。
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ここらへん。
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エンジン始動!うぅ・・メーター周りのぼつぼつのカビ。取りたい・・。
水温はまだ高いまま。これは完全にエア抜きできてないからだってさ。そこらへん走って来いっちゅう指示を受け、試運転へ。
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いぇーぃ!走れたー。うーん、やっぱいいなー560のフィーリング。おれ好きだよ。まぁ直管マフラーにごんぶとタイヤで何が560のフィーリングだよって思うかもだけどね、560はいくらカスタムしても普遍的な味ってもんがあるのよ。
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スパチャを回すベルトを外したまま走ったのね。スパチャ無効化した状態よ。でもトルク感変わんなかった。0.2kの圧をかけてるらしいけど、それだけだと変化感じないんだね。そもそもこのスパチャ、機能してるんかな。ブースト計があると調べられるっていうから次回やってみよう。
この日の時点では水温は100度近くで安定。ほんとはもっと下回るはず。あとはK平氏の方で調整してくれるっちゅうので任せる事に。
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作業が終わり、せっせと窓ガラスの油膜を取りました。全面ひどい油膜がついてて視認性が悪かったんすよ。ワイパーもびびるし。
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めっちゃキレイになった。ワイパーもびびらなくなった。
[fontsize size=”9″]作業を終えてみて[/fontsize]
仕組みを理解しつつ作業してみたっすけど、整備にはコツが必要っすね。そしてそのコツは実績により得られるものだと思いました。やはり餅は餅屋。これからも今までと変わらずプロに整備をお願いしていこうと思います。でもなんだろうなぁ、仲間とわちゃわちゃ機械イジるのは、ツーリングや、集会とはまた違った楽しさでした。欠品パーツを苦労して探す。交換する。復活する。現代スパカでは感じれなかった新たな刺激です。クルマは年式、車種によりいろいろな楽しみ方があると。そう思います。
現時点のケーニッヒの姿です。
ゆくゆくはソリッドブラックに塗り替えられるでしょう。
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好きです。ケーニッヒ。
やりましたね!これで思う存分走れます^^残りのウッドももうすぐそちらへ行きますしね^^