インド系アメリカ人の英会話教師をつけた。彼女といろいろ現状について話をした。

トヨタがカリフォルニアからテキサスへ移転したことで多くの生徒を失い、経済的に苦しく、出口がないと彼女は言う。トヨタと共に消えた日本人を補えるほどのクライアントはもうカリフォルニアにはいない。巨大企業トヨタの移転は今も周辺の人々に暗い影を落としているということか。確かに日本人をターゲットにしている周辺産業から景気良い話は聞かない。そういえばボクは会社ポリシーで「何にも媚びない、何にも依存しない」を掲げていたな。これは”人が依存するは己のみ”と言うボクなりの哲学だ。よし今日から”人種に依存しない”を書き加えておこう。

レッスン中、何度も「私を雇わないか?」というセールストークを受けた。とりあえず「ボク英語分かりません」風にしてその場は逃げた。アメリカ人は自己セールスがウマく、日本人は下手と言われるが、なんてことはない、ただ自分が欲しい物だけを節操なく相手に伝えているだけなのかもしれない。とりあえず次回からのレッスンはすべてキャンセルしておいた。

超絶格差社会と言われるアメリカだけど、それは本当で、明日の仕事に困っている人が多くおり、例え仕事があっても、将来が見えない人はもっと多い。格差社会には学歴格差も含まれ、良い教育を受けていないと更に未来は閉ざされる。自由と引き換えに要求されたのは自己マネージメント能力。成功するも自由、死ぬも自由。人間、多種多様な生き方があるとはいえ、結局カネと学亡き者何も得ず。いくら叫んでもしょうがないよ。この世界の基盤は人間が作ったからな。ちびっ子達よ、何を目指しても良い。でも大学だけは死んでも出ておこう。絶対四年制な。誰が何と言おうとカネがなかろうと。な。中卒のオレが言うんだから。何、大学出た?よし、後はカネを稼ぐだけだ。