数年間のカリフォルニアライフ・・・

 

根拠のない自信に溢れていた当初・・・

 

毎日勉強し、何かを成し遂げようと必死だった・・・

 

数年後の今・・・

 

すべては人任せ・・・英語からは逃げ出す・・

 

取引先に相手にされず・・・

 

アメリカ人の友人からは関係を切られた・・・

 

この数年・・ボクは何をしていたんだろう・・・

 

ボクは・・負けた・・自分に・・負けた・・

 

そんなオレでもアヴェンタドールは持ってた・・・

 

ブログ読者はオレを賞賛した。「成功者だ!」って・・・

 

でもアヴェンタドールの中身は敗北と堕落に満ちたオレ・・・

 

読者に気づかされた・・

 

実はオレ・・死ぬほどダサい奴だったって・・

 

カリフォルニアでがんばってる学生を見た・・

 

彼女たちはカッコよく見えた。スーパーカーなんかより何倍も・・

 

物質じゃなくて自分自身が輝きたいと思った・・

 

でも・・

 

数年の堕落ワールドからはそう簡単には抜け出せない・・

 

何か・・何か自分の中から消え去ったものがある・・

 

以前の自分にあって、今の自分にないもの・・

 

それは・・・

 

闘争心

 
 

人は本来争う生き物。それを合理化したのがスポーツ。自己能力を上げ、技術を磨き、相手に打ち勝つ。ビジネスも一緒。闘争心がなければ何も行動を起こせない。いつしかボクはこれを失った。カリフォルニアライフで得たものは・・劣等感と堕落。そして失敗だった。

 

ビジネスの成長に、テニスの力を借りよう。そう思った。ビジネスは・・難しい・・。ビジネスの成長には・・強い精神、強い肉体、強い行動力が必要だ。今のボクにはそのすべてがない。テニスはオレに・・何を与えるか・・。

 

テニスを始めた。すべてが急速に変化した。一日一日を確かに生きるようになった。良き仲間と同じ景色を見て語らう事が多くなった。妻マッキーとよく話しをするようになった。社会的ストレスは自らが望んで作り出していた事だと知った。健全な思考は健全な肉体に宿る事を身をもって知った。劣等感・堕落・失敗は、闘争心を再びたぎらせる為のエネルギーに変わった。そしてふと会社の事を考えた。過去、ウツ系の持病を持つ社員が何人いたか。彼らは総じてスポーツをしているような体ではなかった。もし彼らが打ち込めるスポーツを一つでも持っていたならば、果たして今苦しんでいる事はあるだろうか。

 

でも足りない。アメリカに食い込むにはもっともっと強い闘争心が必要。彼を呼び覚ますには・・新たな目標が必要だ・・

 

コーチを会社に呼んだ。彼に伝えた・・オレの目標は・・・

 

白人を打ち負かす

 

あぁいいさ。レイシストだと呼ばれても。あぁいいさ稚拙だって言われても。でもこの目標は・・オレにとって最適なのだ。身長、骨格、思考、文化、何から何まで違う奴にテニスという共通ルールを持って挑み、そして勝利したい。そこに開ける何かがある。世界め、日本人なめんなよ。

 

コーチはオレの目標に向けた年間計画を作った。

よし、これですべてが揃った。

オレはまず自分に負けた事への認識を持った。

次に劣等感から来る反骨精神を上昇志向のエネルギーに変えた。

そのエネルギーをぶつける先としての目標を定めた。

そして目標へ向かう最適な道筋を得た。

この4つの経て、ようやくこの先にヤツが見えてくる。

 

呼び覚ませ闘争心!