運転免許、違反者講習を情熱持って受けてみた

 

免許証の更新行ってきたずら。なんか知らんけど違反者扱いだった。何したっけなー。クルマ乗り換えまくってると記憶にねえ・・。

 

初回講習っちゅうくくりなんで講習は2時間だけだったんで楽だったすよ。んでどうせ聞くならマジメに聞いてみようと。

 

講師は年季の入ったおっちゃんですけどね、よーくよーく耳を傾けると、なかなか良いプレゼンするんすよね。ところどころギャグ入れてくるし。

んでざっくり気になったところをまとめてみたよ。 
 

[fontsize size=”7″]全国の死亡者数[/fontsize]

2018年度の交通事故死亡者数は全国で3532人。でもこれは事故が発生してから24時間以内の死亡者に限定されてるんだよね。病院で事故発生から24時間以上生き延びた人はカウントされてないんだって。ちゅうわけで事故してから24時間以上経って死亡した人を合わせると4000人を超えるらしい。

 
 

[fontsize size=”7″]東京の死亡者数[/fontsize]

東京の話になると、2018年の交通事故死亡者数は・・・143人で、戦後最小を更新。ちなみにもっとも死亡者が多いワースト1は・・愛知県で、約190人。16年連続ワースト1ですね。愛知よ・・どういう事情があるんだぃ。

 
 

[fontsize size=”7″]東京23区の死亡者数[/fontsize]

もっとも多いのは11人の江戸川区。しかも江戸川は前年比で増加という不名誉。ついで足立区と大田区が10人。次に港区が8人。次いで練馬区が7人。世田谷、板橋区が6人。逆に死亡者ゼロの区は文京区、中央区、中野区の3区。

 
 

[fontsize size=”7″]真の被害者数は[/fontsize]

日本全国で2018年は4000人以上が交通事故の被害に合い、命を落とした。でも事故には加害者も必ず存在してる。加害者は人を殺めた事になるので、その後の人生は精神的にも仕事的にも苦しくなる。これを事実上の社会的抹殺とすれば、加害者本人+その家族を含めると交通事故の真の被害者数は余裕で1万人を超えていると見る。ここらへんまでくると決して他人事とは言えない。

 
 

[fontsize size=”7″]事故遭遇時、被害者のタイプ[/fontsize]

発生した死亡事故の内訳は以下の通り。

死亡者全体の4割は歩行中に事故にあっている。次いでバイクに乗っている時が3割、自転車に乗っている時が1.7割。もっとも少ないのがクルマに乗っている時、0.7割。

 
 

[fontsize size=”7″]最も多い事故遭遇時の場所[/fontsize]

事故で亡くなった人の5割以上が交差点で事故に合っている。

 
 

[fontsize size=”7″]事故が最も多い時間帯[/fontsize]

事故被害者の5.3割は日中。4.6割が夜間に被害に合っている。つまり、事故遭遇リスクは1日中通して一定。

 
 

[fontsize size=”7″]年齢[/fontsize]

事故被害者の4割が65歳以上の高齢者。ついで50歳台(1.4割)

 
 

[fontsize size=”7″]事故に合うリスクを減らす極論[/fontsize]

東京なら、死亡者ゼロの文京区、中野区、中央区を生活の中心にし、歩かず(特に交差点付近)、常にクルマに乗っていると、事故によって命を落とす確率が極端に低くなる。逆に最も事故遭遇リスクが高いパターンは、65歳以上で、愛知県に住み、交差点付近を歩行すること。

 
 

[fontsize size=”7″]加害者リスクはクルマ運転中が最も高い[/fontsize]

事故に遭遇し、死亡するリスクはクルマに乗っている時が一番低い(全身が守られているから)。しかし加害者リスクで見るとクルマに乗っている時が最も人を殺してしまう確率が高い。

 
 

[fontsize size=”7″]死亡事故を起こさないためには・・[/fontsize]

簡単。加害者にならなければいいだけ。加害者がいなければ被害者もいない。とてもシンプル。あれこれ考えず、加害者にならない事だけを考えれば良い。

 

[fontsize size=”7″]加害者リスクを減らす[/fontsize]

被害者を出さないためには加害者にならなければ良いだけだから、ステアリングを握った瞬間、加害者リスクが増大したと認識する。またクルマの大きさがあればあるほど、スピードを上げれば上げるほどそのリスクは加速度的に増加する。そのリスクが最もピークを迎える瞬間は交差点付近を歩いている高齢者を見かけた時。

高齢者は異常行動を起こすと講師が言う。横断歩道を渡ったと思ったらいきなり戻ってきたなんてことが普通にある。高齢者(子供も)を見たら、自分と充分に距離が離れている事を見届けるだけで加害者リスクは大きく低減する。あと、とりあえず首都高乗ってれば人を殺めるリスクは更に減る。お金かかるからと言って一般道をヒタ走るのは、リスクを増大させることにつながる。

究極は安全運転意識の高いプロを雇い、後部座席に座り、ドアツードアで目的地まで行けば、被害者リスクも加害者リスクも限りなくゼロへ。

 

[fontsize size=”7″]もっとも愚かな行為[/fontsize]

一般道の交差点付近や、高齢者の多い住宅街、学校エリア付近で暴走すること。これは自ら破滅へのリスクを極限まで高めているということ。

 

[fontsize size=”7″]警察の執念[/fontsize]

講習を聞いててね、率直に感じたんだけど。死亡者ゼロに対する警察の飽くなき追求。思うとこだってあるぜ、交通機動隊にはさ。こそこそ取り締まりしやがってーって。でも、おそらく根底には死亡者ゼロへの執念があるんだろう。高速道路の法定速度が保守的すぎるのも、この死亡者ゼロへの想いが強いからこそなのかもしれない。最近はこれからのクルマには自動ブレーキ義務化って言われているしな。

でもさ、首都高のルーレット族とか、無謀な人は一定数いるよ。安全でありたいけど、若きエネルギーの行き場所がないのも事実だよな。どっか公的に思う存分走れる場所でも作ってくれればねぇ・・。取り締まり取り締まりだけじゃさ・・。

 
 

ちゅうわけで中々良い時間を過ごせました。警察のおっちゃん、ありがとぅ!あ、そうそう。なんで日本って左側通行かって話をしてくれたんだけど、歴史をさかのぼる事江戸時代。左に構えた武士の刀、武士にとって刀は命。右側通行だと対向者に当たってしまう。だから左を歩けと。そこに由来するらしいよ。

いっとき世界は左側通行だったんだって。でもナポレオンが世界を征服していくときに右側通行に変えてったらしいよ。日本とイギリスは征服されなかったから左側通行文化が残ってるんだってさ。へー!

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