クリスマス、いかがお過ごしでしたでしょうか。米国のクリスマスは日本とはだいぶ違っています。
米国のクリスマスは1年でもっとも大きなイベントになります。クリスマス前から年末まで休暇を取る人も多く、クリスマス当日になるとほとんどのお店が休業します。スーパーさえもクローズです。ガソリンスタンドもすべてが営業しているワケではなくて、閉めているところもあります。
クルマの数も少なく、ほとんどの人が家で家族や恋人、友人と共にパーティーをします。

 

こちらはクリスマス前の大型ショッピングモールです。多くの人でにぎわっています。米国においては、「自粛」という言葉はなさそうです。

 

イルミネーションで彩られます。ロサンゼルスは日本のように高層ビル群に囲まれたエリアは限定的です。どこもイルミネーションで輝く日本の都市とは違って、ロサンゼルスは簡素なものです。しかし、一部の住宅エリアでは住民が一体となって自宅をイルミネーションで彩ります。それを見るために多くの人がその住宅街に訪れます。その人気ぶりは走行規制がかかるほどです。そういったエリアに引っ越す場合は、「クリスマスは自宅を装飾をすること」を義務付けられるとか。
米国は自由の国と言われていますが、意外にも地域特有のルールは数多くあり、アパートにしても22時以降はクワイエットタイムと言って、騒音で周りに迷惑をかけないという内容が契約書に盛り込まれます。そして皆、ルールに従います。どちらかというと、日本のほうがルールは緩く、個人の裁量に任されている気がします。

 

大型ショッピングモールに移転した日系スーパーです。日系飲食、スーパーはともに人気です。いつも多くの人がいます。

 

企業はクリスマス前から休暇に入ってしまうケースが多いです。今進めている仕事も、クリスマス前からパタりと連絡がこなくなりました。担当者が休暇に入ってしまったのです。米国企業は個人に大きな裁量が与えられているので、クライアントの情報を細かく共有されていることはありません。つまり、その人が休暇になると仕事がすべてストップします。

私はクリスマスに何をしていたでしょうか。ええ、何も変わらない日々を過ごしておりました。家で準備を整え、Uberでオフィスに向かい、パソコンに向かっていました。世間は誰一人として動いていないのに。虚しい気持ちがなかったと言えばウソになります。しかしUberドライバーとの雑談で、「クリスマスでも多くの人が働いている」と言っていました。

クリスマスに贈り物をする習慣は日本より強い気がします。英語学習用のカードをプレゼントしてもらいました。とても粋なプレゼントです。

日本はお正月という大型連休があり、離れた家族と会える大事な時間でもあります。米国ではそれがクリスマスです。

クリスマスやお正月の長期休暇。それは習慣だけれども、そうではない人達もたくさんいる。結局のところ日本も米国も、たいして変わらないなと思いました。