
クリスマス、いかがお過ごしでしたでしょうか。米国のクリスマスは日本とはだいぶ違っています。
米国のクリスマスは1年でもっとも大きなイベントになります。クリスマス前から年末まで休暇を取る人も多く、クリスマス当日になるとほとんどのお店が休業します。スーパーさえもクローズです。ガソリンスタンドもすべてが営業しているワケではなくて、閉めているところもあります。
クルマの数も少なく、ほとんどの人が家で家族や恋人、友人と共にパーティーをします。
米国は自由の国と言われていますが、意外にも地域特有のルールは数多くあり、アパートにしても22時以降はクワイエットタイムと言って、騒音で周りに迷惑をかけないという内容が契約書に盛り込まれます。そして皆、ルールに従います。どちらかというと、日本のほうがルールは緩く、個人の裁量に任されている気がします。
企業はクリスマス前から休暇に入ってしまうケースが多いです。今進めている仕事も、クリスマス前からパタりと連絡がこなくなりました。担当者が休暇に入ってしまったのです。米国企業は個人に大きな裁量が与えられているので、クライアントの情報を細かく共有されていることはありません。つまり、その人が休暇になると仕事がすべてストップします。
私はクリスマスに何をしていたでしょうか。ええ、何も変わらない日々を過ごしておりました。家で準備を整え、Uberでオフィスに向かい、パソコンに向かっていました。世間は誰一人として動いていないのに。虚しい気持ちがなかったと言えばウソになります。しかしUberドライバーとの雑談で、「クリスマスでも多くの人が働いている」と言っていました。
日本はお正月という大型連休があり、離れた家族と会える大事な時間でもあります。米国ではそれがクリスマスです。
クリスマスやお正月の長期休暇。それは習慣だけれども、そうではない人達もたくさんいる。結局のところ日本も米国も、たいして変わらないなと思いました。