遊び疲れてぐったりしている子供たちに、「お台場でも行くかぃ?」と聞くと、より一層活動的になるのを見てて、人間、体力など言い訳で、大事なのは精神なんだろうと納得する。屈強な男より、やる気みなぎる華奢な女子のほうがよっぽど仕事でタフだったりするものさ。 
 

さて、ここ最近、休み返上で仕事をしていた。もともと仕事が好きで独立してるわけだから、それが疲れに直結するとはならない。でも何も考えない休日も必要だ。ちゅうわけで思い思いに過ごした休日の出来事をまとめようと思ふ、ぜんせーです。だらだら書いてたらすげー長いブログになっちまった。これもし読む人いたらそうとうひまj・・ごほごほ。 
 

ジョン・クーパーワークスの代わりを探す 
 

日常の足に活躍しているMINI ジョン・クーパーワークスだが、新車購入後1年たたずして1万キロを超えた。これは実に感慨深い。何故なら1万キロ手前でいつも降りてしまうから。それだけボクは飽きが早く、新たな刺激に飢えている。1台と長期的視点で向き合うということに憧れを抱きつつも、1度きりの人生ならクルマなんてたくさん乗ってナンボだろって、その狭間でいつももがいている。 
 
ジョンクーパーは総合的に見て素晴らしいクルマだ。1万キロ超えて尚、手放す気になれない。しかし3ドア特有の狭さに少々うんざりする面もある。替えるなら4ドア、コンパクトハッチがベストだな。 
 

新型シビック 
 


4ドアハッチ、シビックだ。TYPE-Rがよかったが、目的が足となるとMTというわけにいくまぃ。正直なところまったく興味がなかったが、カリフォルニアの友人、ジョシュに新型シビックを自慢されたことで印象づいた。日本では国産カテゴリゆえ、輸入車好きの目に留まりづらい。しかしアメリカでホンダ車は大人気。 
 

内装は簡素で好感が持てた。直近の高級カテゴリだとAMG E43に乗っていたが、もうメルセデスの一辺倒なゴテゴテ内装にはうんざりだ。必要なものだけあればよい。そういう意味では、”このくらい”で良い。 
 
が、試乗してがっかりした。低速は力強い加速を見せるが、やはり早々に頭打ちとなる。まぁ、それはよいとしても、ボクはCVT車を受け入れる事ができないようだ。別に悪いクルマとは言っていない。つまり普通。もしコレを購入すれば、1カ月で買い替えとなるだろう。 
 

ルノー・メガーヌ RS 
 


そそられるクルマを発見した。たまに見かけるが、メガネと読み間違えるあのクルマ。メガーヌのスポーティーバージョンだ。特にこのグレードに限っては絶大はファンがいるらしく、新型メガーヌRSの今年の納車分は既に完売。すごいぜルノー。試乗を申し出たが、ディーラーは「完璧な状態で乗ってもらいたい。DCTに慣らしが必要だ。あと2週間待たれよ。」という徹底したフィーリング至上主義。いいね、気に入った、待つぜ、このクルマがどれだけ人を惹きつけるのか興味がある。 
 

展示車で我慢しよう。乗り込んでみる。デカい。そして前車追従機能がついていない。そしてブレーキホールドもない。値段的にみるとそれくらい付いてるかなと思ったけど、セールスは、「走りに振っている以上、いらないものは付けないスタンスです。」なるほど納得。いやしない。走りに振ったクルマでも最近のは最低限の便利機能として搭載しているケースが多いはずだ。日本を走る以上、常に快適なドライブはありえないからね。試乗を待つことはない。2週間後にはルノーというブランドごと忘却の彼方だ。 
 

VW ゴルフ R 
 


ジョンクーパーと同じカテゴリにいて、ジョンクーパーを上回るスペック。ディーラーは六本木にあり、利便性も高い。試乗のフィーリングは最高だ。馬力でジョンクーパーを上回り、DCTを装備する。それどころか、オートブレーキホールド、前車追従機能、欲しい機能は全部入り。そしてなにより4ドアでコンパクト。あえて言うならエキゾーストサウンドはややノイジーだ。ステアリングフィールは軽い。細かい部分の高級感もジョンクーパーが上だが、そこはあまり気にしていない。選択できるオプション設定はほぼ皆無に等しい。これは悪いことではない。最近のクルマは選択肢が多すぎる。 
 
しかしデザインがどうにもこうにも受け入れがたい。いつもは品評に参加してくる妻、マッキーも終始無言。これには悩んだ。しかしディーラーの、工場の流れ作業かよと突っ込みたくなるような対応がトドメとなり、VWごと頭から消し去った。 
 

カメラが趣味ではない。撮る事が趣味だ。 
 


さぁてクルマから少し離れよう。ボクは何もない週末、決まってヨドバシにいる。子供達はおもちゃ売り場で延々と遊んでくれるから実に楽だ。ここ最近はマイクロフォーサーズ機を調達して、レンズ選びに花が咲いた。そしてSonyのAPSマシンも手に入れた。着実にベストなカメラスタイルが構築されていく。 
 

息子のたっちゃんは子供カメラから始まり、何も教えてないのに今ではSonyのAPSフラッグシップα6500を普通に使いこなす。 
 


構図など教える必要はない。ボクもたっちゃんも、ただ一緒に撮影にいくためにクルマを走らせ、その時間を楽しむ。写真の仕上がりは二の次だ。 
 
最近はニコン、キャノンからフルサイズミラーレスが発表されコンパクト化が進む。レフ機最高峰、Canon 1DX Mark2がレガシーとなっていく瞬間だ。さすがにこのご時世、 
 

こんな巨大なカメラは流行んねえな・・ 
 

美容室へ 
 

たっちゃんの髪を切りに美容室に行った。たっちゃんが「どんな髪型が似合うと思う?」と聞いてくる。5歳の頃の自分を読み返す。昔過ぎて思い出せない。しかし髪型を気にするほど自分が確立されていなかった事だけは確かだ。「短くしな」の一言だけ返答しておいた。 
 


これが切る前。 
 


5歳児がワックスでセットされるなんてな。世も末だ。 
 


そしてこうなった。 
 

土曜日の過ごし方 
 


土曜日を休みと呼べた頃が懐かしい。朝はたっちゃんを英語スクールに送り届ける。その間、娘、いっちゃんは塾に行き、たっちゃんと入れ替えで英語スクールに。今度はたっちゃんを塾まで送り届ける。すべてが終われば既に夜。 
 


家族の時間と言えば合間のカフェで過ごすくらいしかない。現代はこれくらいがちょうどいいのだろうか。何をどう考えても”やる”しか道はない。やらなかった時に後悔はしたくない。いや、伸び伸びと自由にやらせた事もある。でも子供はダレる。試行錯誤の結果、このスタイルに落ち着いた。平均世帯年収1000万を超える港区の子供たち。こんなマイファミリーでも他の子と比べればまだぬるい。有名校受験は戦争だ。休みなんて忘れた家庭は数多く。見方によっては異常なのか。でも社会の最前線で活躍する親達は、アメリカのような強烈な学歴格差がやってきている事を肌で感じているのかもしれない。 
 
一人、また一人、学校の友達が海外に移住する。その背中は来る高齢社会、我が子を”多数の高齢者を養う一人の若者”にさせまいと必死で未来を作る力強い親に見えたりもする。たぶん、世界は急激に変わりつつある。子供を取り巻く環境は特に。そこに適応して、未来を示すのが親にしかできないなら、やっぱりボクは家族の時間を削ってでも、教育に費やそう。ボクは正しかったのか。いずれ答えは出る。 
 


たっちゃんが「アヴェンタドールで迎えに来てほしい」とせがむから実行してあげた。駅ロータリーで時間を潰す。一人の少年が車内で日向ぼっこするボクに申し訳なさそうに声をかけてきた。写真を撮りたいと。続いてお母さんが、息子はランボルギーニが大好き。見せてあげてほしいってね。日向ぼっこなんてしてる場合じゃない。スグにクルマを降り、運転席に乗せてあげた。感激する子供、お礼を言うお母さん。お礼を言うのはボクのほうさ。憧れてくれてありがとう。いつかクルマじゃなくオレに憧れてるって言ってもらえるようがんばるよ。 
 


たっちゃんを塾に送る途中、時間調整で油を売った。オレはバットマンだとルーフから世界に向けてアピールする。それでいい。息子に、”パパがバットマンであるため”にアヴェンタドールを買っているのだから。スーパーカーが好きか?いいや大して好きではない。でも子供に、何か凄い物を追い続けるパパの姿ってのを見せてやりたいだけさ。ランボルギーニは良い指標として機能している。 
 
途中アヴェンタドールSVが通ったので、一生懸命手を振るたっちゃんだが、見事にシカトされ、 


しょんぼりする。気づいていなかったのだろう。 
 

長き眠りからBRZを復活させたのは友人M氏 
 

ボクはNAロードスターに続き、遊びクルマであるスバル BRZを持っている。少し前、ドリフトにハマり、調達したクルマだ。特にこだわりはない。FRであればなんでもよかった。渡米している間はドリフトに行けず、結局放置状態が続いていた。そこへ黄色いアヴェンタを駆る友人のM谷氏が少し貸して欲しいと。長期間放置でコンディションが悪い旨伝えたが、「復活させるよ」ということなので、おまかせした。そして仲間たちと集まった。 
 


復活したBRZ。会社のメンバーでもあり、先輩でもある、I氏のNDロードスター。ミート君の新型アバルト。そしてボクのジョンクーパーだ。各自乗り換えながらフィーリングを楽しんだ。NDロードスターは軽快でNA型より余裕の加速。剛性も高く、異音もない。相変わらずアバルトはおもちゃ的フィーリングだ。しかしそれが良い。マクラーレン乗りのミート君の通勤仕様として毎日稼働するアバルトは「おもちゃだからこそ、通勤すらエキサイティングに変える。品質だけで物事を語るなという良い例だ。 
 
驚いたのはBRZだ。ボクの時代は、4本で1万円くらいのうんちタイヤを履いていたが、M谷氏がチョイスした高性能タイヤを装備したフィーリングは比べものにならないくらいよくなっていた。クルマはタイヤでこうも変わる。一つ大きな勉強になった。あまりにフィーリングがよすぎて一瞬、新しい86を買おうかと本気で迷った。もう高級セグメントに興味はない。小排気量、NA、FR、MTこそ最高のクルマだ。 
 
ちなみにこの後すぐ、BRZのクラッチが故障し、修理となった。これでM谷氏は他人のボクのクルマに30万近い出費をしたことになる。スパカ友達に金の事をぐだぐだ言うのはむしろ失礼だ。そういう持論を振りかざし、ボクは沈黙を貫くことに決めた。しばらく待てば完璧な状態のBRZが手元にくるだろう。良い取引でした。 
 

やはりNAロードスターは良い 
 


特に細かく語るべきではない。NAロードスターは総じて良い。しばしたっちゃんを乗っけて首都高を駆け巡った。しかしこのNAロードスターはなんなんだ。コーナーの安定度はむしろジョンクーパーより上だ。非常にスムーズに曲がる。オーリンズの車高調のおかげなのか、全体のバランスなのか、ボクには分からない。ただショップに感謝するしかない。 
 


ナルディのステアリングはハズせない装備だ。とても運転しやすい。ステアリングだけでこんなにもクルマが自分の物になるなんてな。エアバッグが付けられないのだけが怖い。 
 

BRZはむしろ速すぎた。ボクにはNAロードスターくらいがちょうどいい。しかし難点もある。NAロードスターに乗っていると煽り運転に遭遇することが多くなる。アヴェンタの時はむしろキレイに前方が開けていくのにな。いくらNAロードスターが良くてもコレは厳しい。煽り運転は危険だ。そういう無駄なリスクは背負いたくない。 
 

たまにはグルメ 
 

ボクはグルメなほうじゃない。新しい味を好まず、良いと思ったものを継続して食べる。夜景が見えて、オシャレで、高級な料理店ほど嫌気が指す。一人でプログラミングをしながら、デスクの前で食べるオリジンの唐揚げタルタル弁当5個入が日常のご馳走で、一番は家で家族と食べる質素な納豆ご飯。過去、取引先との会食のため、フレンチのマナー教室に通ったことがある。が、翌日にはすっかり忘れた。ボクは一生、”食”の文化人にはなれないだろう。 
 


それでもたまにはおいしいものを食べに行く。と、言っても仲の良い料理人がいる店しか選択肢はない。広尾の鉄板焼き屋は長く通っている。久しぶりに顔を出すと、良くしてくれた店長が入れ替わってしまった。 
 


新しい店長も子煩悩で、店が空いていれば存分に子供たちに”食”を教えてくれる。 
 


気の利いたサービスは気持ちが良い。味を追求する料理人が、子供の笑顔を追求するのは、そこに献身さがあるからか。 
 


もうかれこれ10年近く通い続けてる店がある。池袋にあるうどん屋”うちたて家”だ。子供が生まれる前、ボクと妻マッキー合わせて大した年収もない時代から通い続けている。アヴェンタドールが2台目となった今、ボクらは変わらず同じメニューを注文する。変わったのは2人だったのが4人になったことだけだ。 
 

とんでもなく強いコシを持つこのうどん。実はボクはうどんが好きじゃない。ここのうどん以外ほとんど口にしたことがない。 
 


人は成長する。そして成り上がった人ほど全部を変えたがる。より高い物、より光る物を身につけたがるものさ。でも普遍であるべきことも中にはある。それを捨てるべきではない。ボクらにとって、このうどん屋は、妻マッキーと二人だけの世界から、今が多くの仲間と共に歩んだ結果であることを教えてくれる。 
 

ちなみにオススメは、ピリ辛つくねうどんと、白味噌煮込みうどんだ。この二つ以外は食べたことがない。 
 

怖い張り紙 
 


池袋を歩いていると、たまたま不穏な学校を目にした。事情はどうでもよい。怖いのは、 
 


レクサスというブランド名が名指しされている。クルマは経費計上できるし、レクサスはリセールバリューも良い。加えてステータス性も高く、一定以上の会社の経営陣であれば実に的を得た買い物だと思う。クルマは担保価値を持つ商品だ。販売価格ではなく、リセールバリューで評価すべきだ。例えばアヴェンタドールの特別版を買って売ってプラスに転ずれば、キャッシュは結果的にロスしていない。むしろ所有した期間に得た体験、関係値は丸々、利益に変わる。ボクが常に叫ぶ、”稼ぐ前のベンチャー起業家こそアヴェンタドールに乗れ”という意味はココにある。中間層に位置するリセールバリューの低いスーパースポーツこそ、金を稼いでから乗るべきだ。 
 
しかし、どういう事情があるにせよ、すべてのリスクを一生背負い続ける経営層がレクサスにすら乗るなと雇用者層から指摘を受けることは恐ろしい。株主、創業者、一般に言われる支配層は大事な事を忘れてはならない。本当に力を持つのは”大衆”である。大衆の団結は国すら動かす。これからの時代、支配層はより一層の謙虚さと、社会貢献が求められるだろう。一人勝ちは許されない。一歩間違えば、この張り紙さ。 
 
 
 

と、言うわけで一挙にライフログをまとめた。内容がどうであれ、ボクは言いたい事を言い続ける。きっと誰かの何かの足しになる。そう信じる。さぁて、アヴェンタドールSVJの次のステップ、まとめるとするか。