・・zzZZZ

 
 

 
 
 
 

ぱあぁぁぁ・・

 
 

 
 

・・zzZZZ

 
 

・・・起きるのです・・迷えし者よ・・

 
 
 
 

・・zzZZZ

 
 

・・・

 
 
 

・・zzZZZ

 
 

・・・

 
 
 
 
 

・・・

 
 

っていう夢を見たんだ。

 
 

いやYou起きてねぇじゃん

 
 

 
 
 

最近君は現代車を捨ててネオクラケーニッヒに走っただろ

 
 

うむ。現代スーパーカーはキリがねえからな。資産価値も落ちるし。

 
 

ケーニッヒに走ってからの君を見るととても楽しそうだ。心底クルマを楽しんでるな。

 
 

まぁな。アヴェンタドールの代わりになるのはケーニッヒベンツくらいしか見当たらねえ。

 
 

ボクもマクラーレンに情熱がなくてさ・・

 
 

Youも飽和時代の犠牲者か。もはやスーパーカーは六本木のカローラだからな。これを機にネオクラでも行けよ。

 
 

いろいろ考えてね・・やっぱりボク・・クルマに情熱はもう燃やせない事に気づいたんだ・・

 
 

そうか・・残念だ・・

 
 

・・で、やっぱりボクはカメラだな・・と。

 
 

 
 

・・だから・・買っちゃった・・ハッセルブラッド・・。
 
 

・・こ、これは・・変態を体で表したようなカメラ・・

 
 

試し撮りをするよ・・この素晴らしい歴史的なカメラで、薄汚れた君を撮ってあげよう・・

 
 

 
 

ほぅ。何が素晴らしいか分からんが、何か素晴らしい気がする。
 
 

 
 

オートフォーカスは迷うし、バッテリーはスグ切れるし、一つ一つの動作、なんなら全部が遅いんだ。
 
 

・・ポンコツやんけ・・

 
 

 
 

でもね、中判センサーが繰り出す絵はやはりフルサイズ機とは違うんだよね。つまり「味」がある。
 
 

・・君がポンコツケーニッヒを買ったのと同じさ。ボクも趣味に「味」を求めた。現行マシンからは得られないものさ。

 
 

なるほど。よく分かる。生い立ちは違くとも、所詮俺らは同じ類か。

 
 

・・やはりなんか中判は違うな。オレはFUJIの次期中判フラッグシップの登場を待つぜ。
 
 

 
 

 

 

このクソったれな時代に、ケーニッヒとハッセルブラッドを買うボクら・・時代から逃げているような気もするな・・
 
 

・・いや・・大丈夫だ。役員たちは最先端を行っている。ビジネスは最先端を。趣味には古き味を。それで良い。

 
 

うむ。ボクはこれからはクルマじゃなくて、ハッセルブラッドでポートレートにいそしむよ。

 
 

・・うむ。オレはケーニッヒを。いつかサザビーズオークションに出る事を目標にレストアにいそしむぜ。

 
 

 
 
 
 

ぱあぁぁぁ・・

 
 

・・・新たな道を歩みし者達よ・・私の声を聞きなさい・・

 
 
 
 
 

よし、ほな早速オレの極上の560SELをハッセルで撮りにいくべ!

 
 

よーし中判センサーの力、魅せてやるぅー

 
 

 
 
 

・・・