
メルセデスのスローガン、”最善か無か”を遵守した最後のモデルと言われるクルマだよ。1995年まで作られた。世界的にファンが多いよね。
名機と言われるM119エンジン。380PSを発生。
このクルマを手放したのは今から6年前の2013年。人生初めてのオフ会や、同じ志向を持つ仲間を持つ楽しみをコイツは教えてくれた。しかしボクはこれらドイツ車に決別してイタ車への道を選んだんだ。最新が最高だぜ!みたいにな。愚かな考えだった。
目次
w124ベンツはどういうクルマだったのか
実に普通のクルマ
この時ボクはフラッグシップ、W126 560SELにも同時に乗っていたので、SクラスとEクラスの位置づけである両車の差をよく感じることができた。
同時に乗っていた560SEL AMG。重厚感が凄かった。
w124(Eクラス)はw126(Sクラス)に比べて当然チープだ。ドアは薄っぺらく重厚さはないし、各部の作りもなんだか安っぽい。それに速いっちゃぁ速いけど、まぁ特筆すべきものでもない。特にシフトレバーを動かした時のスカスカ感がイヤだったし、思った以上に車内は狭かった。
W124には現代車にはない味があった

中古車市場にそこそこ流通していた
しかし突如として市場から姿を消す
ほんとはジワジワなんだろうけど、ボクみたいな非クルマ業界人から見ると突然に感じたんだ。ふとみたら中古車市場にモノがない。全然ない。これはいったいどうしたことか。さっそく付き合いのあったw124を専門に扱うショップに聞いてみた。
「2、3年前から急激になくなったね。全部海外に流れたよ。仕入れができないから商売あがったりさ。」
なるほど、ほとんどが海外に流れてしまっているようだ。そのショップオーナーは未だ500Eを所有してるが、最近海外から1000万近い値でオファーを受けたという。
いるな・・どこかの国に、ボクら以上にw124を欲してるやつらが・・いや、でも日本はあんなにファンがいたし、コミュニティも活発だった。きっと、きっとまだ・・
コミュニティは消滅、みんなw124を降りていた
そして現存車の価値は大幅な値上がり
今こそW124系は良い買い物
運よく程度のよいW124 500系を手にすることがあればラッキーかもしれない。タマ数激減により、一台一台の価値はますます上がっていくだろう。W124はブームで乗るクルマではなくなり、じっくりと味わうクルマになった。実用車の域を超えて、完全なマニアカーへと変貌する。今のうちに一台手に入れておくのは悪い選択ではないはずだ。・・いやもう遅いかな・・。
価値が落ちづらいW124 500EボクがE60を売った時、おそらく購入価格と同等かそれより少し上で売れた記憶がある。2年近く乗ってそれだから良い買い物だった。今ではもっと高い値段をつけるだろう。こういうクルマはマニア間でやりとりされる傾向が強いから、一般的な相場が形成されづらい。長く付き合い続けるならこういうクルマのほうが良いのかもね。
でもボクはW126に乗りたい
と、いうわけで次回はW126について。
▼My W124 AMG E60▼