緊急事態宣言が解除され、徐々に街に人が戻ってきた。

会社も通常通りの出勤に戻した。

今でもリモートワークが推奨されているけど、そういうのはマクロ経済にまかせ、ボクのようなミクロ経済圏にある会社は早期に体制を戻していかねばなるまぃ。

1カ月のリモートワークの爪痕はゼロではなかった。

コロナに思考まで侵されてしまった若手が一名、緊急事態宣言解除と共に会社を離脱してしまった。ウツを発症してしまったらしい。コロナを過度に恐れたあまり、外出ができない体になってしまったようだ。残念。

しかし総合的に見てリモートワークから通常出勤に戻した事は良かったと思ってる。リモートワーク開始当初は新鮮味があったようだが、1週間もすると慣れ、2週間もするとパフォーマンスが低下した。精神状態にも異常をきたした。徐々に社内からもリモートワークからの復帰を望む声が聞こえた。

いくつか内部情報を得やすい大手企業の動向を観察すると、7月までリモートワークを推進しているところもある。しかしトップの思惑はリストラ一択にあるようだ。企業の人材あぶり出しは噂ではなかった様子。実に恐ろしい。

ボクの会社はリモートワークの常態化はしない方針になった。これを雇用者の安全を損なうと言われてしまえばそれまでだが、実は今まで通りの雇用者にやさしい体制を貫こうという意思でもある。
リモートワークが常態化すれば、必ず”結果”を求める事になる。その”結果”は出社している時よりずっと厳しいものを求めざるえない。長期的に見れば雇用者は追い詰められていく事になるし、会社が過度な成果主義へ移行してしまうのは避けたい。
日本の、「とりあえず出社してればなんとかなる」文化は悪いもんじゃないし、中小ベンチャーは、みんなでなんやかんや言い合いながら事業を作っていく事こそが重要だから。

組織ってのに実態はなく、結局は人の集合体。人が集まって初めて意識が伝搬し、組織という体を成す。時代は変わって行くけども、あえて変わらない事も重要だ。だからこれからもオフィス拡大と拠点拡大に努めていこうと思う。

早く日本、元気になれ。