旧車ベンツファンのぜんせーです。

今回は旧車ベンツをクルマとしてではなく、投機商品として語ります。

ボクは旧車ベンツをメカとしても好きですが、もう一つの楽しみは、値が上がっていく(評価が上がる)のを眺めてはドキドキする事です。

ボクが今持っている趣味+投機マシンは以下の通りです。

・w126 AMG 560SEC6.0 Wide

・w126 560SEL キャラットケーニッヒ

・w126 560SELフルノーマル(売却済み)

・w126 560SEC フルノーマル ミッドナイトブルー

・非公開のネオクラシックカー

・非公開のネオクラシックカー

・非公開のネオクラシックカー

これらをざっくり取得時の価格から現在の相場と照らし合わせてみると、既に含み益は1000万円を超えています。ってドヤれればいいんですけど、クルマは税金、保管代、整備などもろもろ諸費用がかかってきますから実際は大したことないです。しかしマイナスには転じがたいラインまでは来ています。しかも収集を始めたのが1年、2年前くらいなのでどれだけ値上がりペースが速いかが分かります。

念のためですが、儲ける事が主体ではありません。みなさんご存知の通り、ボクは一時の気の迷いでネオクラシックカーから降りてしまい、後悔のカーライフを送っていました。その反動で、今こうしてコツコツ集めているワケです。身体は一つでも、本当は全部のクルマを堪能したい気持ちです。

 

ではいつもの通り市場相場をチェックしてみましょう。そして持論で今後の推測と、買いか否かをジャッジしていきます。対象はボクの好きな車種だけです。(w126系・w124系)

 

まず、全体的に上昇を続けていた相場は頭打ち感があります。一つ一つ見ていきましょう。

 

w126 560SEL

↓こちらは最終91年式560SELの世界相場です。

一番上のラインはコンクールコンディション、つまりバリモンです。その下のラインはエクセレントコンディション。フツーに程度いいよねってレベルです。

大体バリモンで500万くらいですかね。このあたりで一旦頭打ち感があります。つまり最終560SELはどれだけ程度がよくてもプライス的にアッパー500~600万くらいでしょうか。そのアッパープライスに向けて下の程度の車両がジワジワ値を上げているといった感じ。

w126 560SEC

↓こちらは最終年式560SEC(クーペ)の世界相場です。

SEL(セダン)と同じような値動きですが、アッパープライスが約800万~900万です。これも程度が下のレベルの車両がアッパープライスに追いつこうとしている感じ。

この動きを見てどう感じるかは自由です。ボクはやや市場が調整期に入っているかなぁと思います。

w126 560系の新車価格は1300万~1400万。SECはだいぶ新車価格に近付いてきたのでこれ以上爆発的な値上がりはないかなぁ・・と思います。半面、SEL(セダン)は今はもみ合いでも、長期視点で見ればもう少し値を上げていくと思いますが、SELは台数も多いので値上がり感は遅いかもしれません。というわけで、w126系は購入候補から外します。

 

ちなみに・・↓こちらはw126 300SEの値動きです。まだ上昇トレンドなんですよねぇ。

w124 500系

次にw124を見てみましょう。w124 500系は良い物、かつ適正プライスなら入手したいと思っていましたが・・

 

↓w124 最終E500の値動き

名車中の名車と言われるw124シリーズ最高峰 E500は完全に頭打ちです。バリモンであっても800~900万円です。確か新車価格が1300万くらいなので、ここらが上昇志向の限界かもしれません。しかもバリモン以下の程度に至ってはやや価値の下落すら見えます。

 

念のため前期モデルの値動きも見てみます。ボクは過去、後期に乗っていましたが、今は前期顔の方が好みです。

↓こちらは前期最終500Eの値動き

うーむ。前期は後期に比べて下降トレンド気味。投機視点だとw124に手を出すのは危険かなぁ。既に世界的再評価は終わり、過熱した市場が冷却期間に入っているような印象。よし、w124 500系も購入候補から外します。クルマとして見るとすごく欲しいんですが、上昇トレンドにない上、本格的に下降トレンド入りする可能性も否めない現状、今今購入するのは避けた方がいいかもしれない。

 

というわけで、入れていたバックオーダーを取り消しました。もう購入候補の車両は今のところありません。

やれやれ・・旧車ベンツコレクションもここらで終わりか。後は熟成を待つのみ・・さみしいのぅ・・。

しかし・・・

 
 
 
 

謎の上昇トレンド

なんでしょうこのグラフは。力強い上昇トレンドです。w126系、w124系が弱気な今、それを埋めるような上昇力。そうです、このグラフが示す車両・・・w126を超える者・・その名も・・・

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

w140 V12気筒!

w140はw126の後継となるSクラスです。巨体が売りですが、今となってはさほど大きさを感じません。

そしてこのw140。実はボクが人生で初めてベンツを購入した時の車両です。

これ。

後期型S500(V8エンジン)です。この後にw124 E60、w126ハンマーと乗り継ぎました。w140はボクのカーライフの中でも印象深い一台です。w126のケーニッヒにご乱心なボクなので、w126系こそ最高峰と言いたいところですが、実は違います。

w140はw126のすべてを凌駕していました。何が良いとは明確に言えないんですけど、w140はすべてが良いです。w126を超える者・・その名もw140 S600!

今日、w140は再評価が始まっています。w126系、w124系がもみ合い相場の中、旧車ベンツの再評価は次世代のw140に飛び火しています。特にV12気筒 S600は海外から強い引きがあります。w140さえも日本市場から姿を消そうとしているのです。しかし少し前まで最終S600が200万円台で売られていたりしてて、まだまだ安い!です。

というわけでw140シリーズについてはまた別の記事で深堀りします。

ベンツにハマったキッカケを作ったw140。次は・・ボクに・・富をもたらすのかい?

これで方向性は決まりました。次買うならw140!さっそくバックオーダーを入れました。狙うはV12気筒 S600です。はぁードキがムネムネするぅー。

 
 
 
 
 

注意
今回はあくまで投機的な見方です。クルマはその人の価値観で選ぶのがベストです。また、上記に挙げたトレンドグラフは一般モデルです。AMGや特殊なカスタムモデルはまったく違う値動きです。