カーギークスの別人格、デコタミンYoutubeチャンネルの登録者が500人を達成しました。始めてから4ヶ月、11本の動画を公開したところでした。

たった500人と思いませんか。ええたったの500人なんです。でも自分にとってはスゴイ事なんです。普段、私達が何気なく見ているYoutuber達は、熾烈な争いに勝ち残ってきた強者です。実はその下に、何万、いや何千万という表に出れないYoutuberがいるのです。もちろん私もその中の一人です。
視聴する側から、見せる側へ。そう舵を切った瞬間、苦難の道が始まりました。ディテーリングを学習し、失敗を繰り返しました。カメラワークを練り上げ、照明の角度を計算し、何度も映像を取り直しました。たった一つの動画を作るのに、300から500カット、合計数百ギガのデータを処理します。4K HDR編集をこなすパソコンを選定し、カメラレンズをいくつも入れ替えました。おおまかなストーリーを描き、それにマッチするミュージックを探す毎日です。雑音の混入を割けるため深夜に作業しに行ったり、気づけば寝てないこともしばしばでした。
それでも、編集作業に取り掛かろうとする時はゾクゾクします。どんな作品が作れるだろうかって。しかし何日もかけて作った動画でさえ、再生数は2桁止まり。そんなものです。それでも続けていきたいと思えるのは、やはりクルマが好きで、カメラが好きで、そしてそれを人に見せる事が好きだからです。

この500人の登録者達は私にとって特別な意味を持ちます。極めて重要で愛すべき人達です。彼らはYoutube上に埋もれた私の動画をわざわざ掘り当て、チャンネル登録をしてくれた人達です。どこか私と同じ趣味を持つ人達。そういうどこにでもいないようなコアな人達が500人も同時に見てくれる。作り手にとって、この環境は何よりもの喜びです。

知ってますか。多くの視聴者を持っているYoutuber達が共通して言う事。500人までが一番ツラかったと。この500人というのは一つの乗り越えるべき壁なのです。そしてすぐ、次の超えるべき壁がやってきます。1000人の壁ってやつですね。

視聴者が増えれば増えるほど、チャンネルは多様な価値観で評価されます。それらに応えていこうとすれば、やがて原点を忘れていくでしょう。例えば会社に変化は必要ですが、理念を忘れるべきではありません。Youtubeも一緒です。ステージに応じて見せる内容を変化させていかねばなりません。しかしこの500人が評価してくれた今という原点を忘れてはならないと言う事です。原点。つまり、視聴者に媚びず自分の感性を貫いていくことです。

チャンネル登録して頂いた方、本当にありがとうございます。身の引き締まる思いです。