昨日w126 560SELキャラット・カリナンについての記事を上げたのですが、

気になったので少し調べてみました。

ソースはここです。

■キャラット社とは

特殊車両製造メーカー。スローガンは

「情熱的に生きるという芸術」

内装を豪華にするのはもちろん。最近だと防弾仕様とか作ってる。大量生産ではなく、格式高い自動車を作る事がモットー。1968年にフレデリック・デュシャトレさんによって設立された in ベルギー。ベルギーはクラフトマンシップの国。

w126の時代でこのキャラット社は一気に有名になったんではないでしょうか。キャラット社は現代でもしっかり生き残っています。ちなみに同年代にケーニッヒ社も有名になりましたが、このケーニッヒ社は時代に対応せず、衰退しました。多分、今はオリバーさん一人で運営しているんじゃないでしょうか。SELのエアロの型を廃棄してしまうくらいやる気ないですが、実際やり取りするとマジメで良い人です。

■w126キャラットのグレード

以下のステージに分けられるようです。

キャラット・アロー
詳細不明です。さーせん。最廉価バージョン?

キャラット・エグゼクティブ
詳細不明です。さーせん。

キャラット・クラリティ
ミドルレンジの位置づけのようです。一番市場に出たグレードではないでしょうか。私の560SELケーニッヒの内装がコレです。比較的質素です。

これがクラリティの内装。ウッドパネルがやや豪華。シートはレカロに変えてます。
 
 
キャラット・ダイヤモンド
最上級の位置づけです。後ろにもサンルーフ付けちゃったし、車内で飲酒できるようにもしちゃった仕様。コンセプトは

「メルセデス・ベンツをロールス・ロイスのシルバースパーより豪華にしようと思ったら、何ができるだろうか?」です。

このグレードを選択するとキャラット社はあなたの車両にこんなに素敵ことをしてくれます。
・巨大センターコンソール
・メガネの収納スペース
・テレビ(最新のブラウン管入れときます)
・電話機(スマホ?なにそれ)
・ミニバー(酒飲めるよ)
・リモコン
・ステレオシステムを収納するルーフマウント型コンソール
・後部座席用サンルーフ
・車の重要な機能を遠隔操作でチェックできるリモコン付きコンピューター。

ま、今となっちゃ「余計なことしやがって・・」なんですけど。バブル時代って全人類が狂ってましたからね。
 
 
キャラット・カリナン

当該車両がこのグレードですね。カリナンは、クラリティとダイヤモンドとの中間に位置します。

エクステリアパーツは「ジャパンテクニック」と呼ばれる48層(うち30層はクリアニス)のスプレー塗装で仕上げられるという、非常に高級なものであるらしいです。ジャパンテクニック・・?日本のテクニック・・?
また、カリナンには、デュシャトレさんがデザインしたフロント・リアバンパーとサイドスカートを装着と書いてあるんですが、キャラット560SELってどの画像を見てもサイドスカートが装着されていないように思えるんですよね。でも多分、装着されてないように見せるためのサイドスカートを装着しているのかもしれないっすね。だってデュシャトレさんだもの。

そしてそして、
インテリア全体に、15枚の最高級レザーが使用された。シートは背もたれのサポート性を高めるため、完全に再設計。また、ヘッドレストは通常のメルセデス・ベンツのものよりも大きく、キャラット車両であることが分かる。レザーだけに留まらず、非常に上質なウォールナット材をふんだんに使用。床には羊毛のカーペットまで。また、ダッシュボードには、携帯電話や身の回りのものを置くための小さな収納スペースが設けられた。とのことです。
なるほど、となるとこの赤内装は完全に独自のものに張り替えされていますね。よーやるわ。ウッドパネルも最高級のウォールナットか。これはですね、リペアしないほうが良いです。多分、あのキャラット独特な模様は現代では再現できないんではないかと思います。

また、カリナンは塗装もオリジナルで、48層ものペイントが施されているようです。48層・・?どゆこと?ま、つまり。カリナングレードの車両はメルセデス純正塗装ではないということでしょう。

カリナンのベーシックな仕様はクリーム色のレザーのようです。当該車両にあるレッドインテリアではないんですよね・・。おそらく・・このカリナングレードにも、スタンダートとラグジーバージョンが存在しているようで、要はもう「なんでもあり」状態っぽいっす。よってこのレッドインテリアは特注品と言ってもいいでしょうか。

 
 

はい。っちゅうわけでキャラット・カリナンをさらっと調べてみました。まーすごいっすね。機関系以外はほとんど作り直してるんじゃないですか。オールペンしてシートも作り直すって、クレイジーすぎ。オリジナルへのリスペクトないやん!

しかしキャラット社の製作車両はケーニッヒや他のビルダーと比べてももっともバブルを感じれるクルマじゃないでしょうか。2022年によくこの状態で残っていますよね。しかも33ナンバーで。とりあえず帰国したら見に行ってみようと思います。

あ!当時の事情に詳しい人いたら是非コメントお願いします!知りたがってる人いると思うんですよね。

ではまた。キャラットらしく情熱的に生きようぜ!

Comments
  1. カーギークス!万歳 より:

    どうも、お久しぶりです。自分もみんカラの方でケーニッヒとキャラットは別物(自論)と言うブロブを書いています。
     補足すると、ベルギーはダイアモンドの加工で有名なお国柄で高級感とか、洗練されたある種の気品が、他の製品に反映されキャラットのスペシャルカーにもその名前が付けれれています。最高級がダイアモンド、そして大きさを意味するクリナン(現在、ロールスでカリナンと言う名前がメジャーになりましたが、当時はクリナンとは呼ばれていました。)透明度を表すクラリティ―と言うように。
     ちなみに、D・Arrow(デュアロー)はダイアモンド・アローの略でダイアモンドがセダン(SEL)デュアローがクーペ(SEC)です。自分のはSECなのでデュアローです。その他にはキャラットリムジンとキャラットカブリオレのエンブレムがあったと思います。すべての仕様において、キャラトは、基本ベースの他、顧客からのリクエストに答えていた為、上記のような赤皮やクリーム皮と言ったものが存在しています。
     キャラットは当時、「オーナーの個性を反映させた車こそが、オーナー自身にとって最も価値のあることで、だからこそ我々は、それぞれのオーナーにピッタリ合ったインテリアを施し、快適かつ優雅なスペースを創作することを使命としている。」と個性重視を強調していました。と言う事で、同じグレードでも個性的な車両が多く存在しているのです。

  2. 匿名 より:

    キャラットクラリティーに乗ってました。
    運転席の右後ろにある時計はカルティエですよ

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