↑歌舞伎町繁華街の看板

 

ミート君と役員Aと歌舞伎町に行きました。街を歩くのは数年ぶりな気がします。

 

ミート君は歌舞伎町で飲んだことがないというのでキャバクラに連れて行ってやりました。きゃっきゃ言ってました。ボクは17歳からこの街にいました。役員Aともこの街で出会ったのです。思い入れがある街かと言われればそうではありません。ボクも役員Aも歌舞伎町から脱出するためにビジネスをがんばってきたわけですからね。

 

ボクら三人は別に遊びにきたわけじゃなく、ちょっとした市場調査のためです。

終電前の歌舞伎町は外国人旅行客や会社の飲み会らしき一般の人達で溢れていました。香港以上の活気を感じました。

 

ところが食事を終えて終電も過ぎた時間になると、人が激減。閑散とした街に。いうても深夜1時。以前の歌舞伎町はこれからって時間なのに。人の流れ、消費スタイルは大幅に変化したのでしょう。

 

以前の風俗ストリートと呼ばれるところには目新しいネットカフェが。最近のネットカフェの進化にはびびります。ゆっくり寝れるカプセルにシェアオフィスやコンビニが併設、マンガやシャワー、風呂はあたりまえ。

これだけの設備を整えていながら細かい時間で滞在が可能。こりゃぁホテル泣かせだなぁ。

 

ちなみにキャバクラ業界はかなり厳しそうですね。三人でキャストにヒアリングしてみました。ざっくりこんな感じです。

毎年売上が半減している。だから給料も半分。営業がんばっているけど、そもそも客が来ない。それも40代以上のもっともオカネを使う人達が激減した。(28歳 キャリア10年)

指名を取れなかった月は給料が10万円未満。生活できないから部屋は友人とシェアしている。休日も家から出ないでスマホゲームとネットフリックスで過ごす。(22歳 キャリア1年)

自分への消費はほとんどしない。服も買わない。でもペットのためのアクセサリーには月5万円ほど費やす。(28歳 キャリア10年)

もう夜で稼ぐのは無理。昼職に戻りたいけど、なかなか戻れない。(29歳 キャリア10年以上)

ZOZOTOWNでは買わない。ほとんどはインスタで見つけたかわいいと思ったものをそのまま買う。どのサイトとかそういうのは気にしない。(24歳)

 
 

もっとも印象的だったのは、

「私の友達は若くして子供産んで離婚して、生活保護申請っていうパターンが多い。友達の相談乗ってるうちに生活保護申請に詳しくなったから友達に斡旋してる。」(22歳 東北出身者)

彼女は生活保護っていうワードにうしろめたさもなく、ケラケラ笑いながら語ってくれました。税金がそこに使われているのに・・

 
 

なかなか刺激的で勉強になった夜でした。