
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVイオタの購入記第三弾だよ。
購入意思の確認が済んだら、あとは仕様を決めるだけさ。実はだいぶ前に、さっさと仕様を決めるよう促されていたんだ。たぶんボクはセカンドロットの枠でオーダーできるっぽい。セカンドロットと言っても、前には数名しかいないから、だいぶ早い枠であることに間違いはないと思う。
さて、仕様を決めるにあたってやるべきことがあるよ。
エクスクルーシブで高額な買い物だからね、気持ちがブレたままディーラーに出向き、ノリでオーダーするのはオススメしない。最強のアヴェンタドールを所有する。一歩でも自分の気持ちに間違いがあってはならないことさ。色は?内装は?カーボンは?自分がもっとも良しと思える仕様を頭にイメージしよう。
ボクがアヴェンタドールに求めることは、ズバリ”まがまがしさ”。禍々しいとは「災いをもたらす、いまわしい、不吉」という意味だよ。悪い意味として捉えればそれまでだけど、だからこそ圧倒的な力を持っているとも言えよう。これに息子たっちゃんと、ボクの大好きなキャラクター、バットマンがベストマッチなんだよね。ここまで来るともう確固たる仕様が見えてくる。そう、やっぱりアヴェンタドールは黒、そして黄色の組み合わせだ。
高額なアヴェンタドールは様々な側面を持っている。単純にスーパースポーツが好きで、自分好みのアヴェンタドールを作りたい人、アヴェンタドールを経費として計上し、会社の利益を先送りにしたい人。どちらも間違ってなんかいない。ボクは新しいモデルが絶え間なく登場していくことと、新しいモデルほど先鋭的なデザインであることを考えると、型落ちしたフラッグシップを長期で所有する気はない。だからいつでもEXITしやすいアヴェンタドールを作る必要がある。外装色は最も重要な要素だ。
ランボルギーニフラッグシップ所有が初めての場合、奇抜な色を好む傾向が強いようだ。自己主張の塊であるアヴェンタドールだから、目立ってナンボ。そう考えてるのかもしれない。うん、存分に、紳士的に目立って欲しいと思う。しかし所有が何度目かの人は徐々に落ち着いた色にシフトしていく傾向が強いようだ。これも分からなくはない。奇抜であればあるほど人は飽きるからね。
確かに白・黒は売りやすい傾向にある。しかし、白黒どちらかを選んだ場合、印象が一辺倒になりがち。重要なのはボディ全体にメリハリをつけることだ。これはカーボンオプションを付けたほうが良いという意味になる。つまり、シンプルな色であればあるほど、オプションの重要さが上がり、価格がつり上がるってこと。
そして奇抜な色も刺さる人には刺さる。ディーラーに聞いてみると、「今は予測がつかない。」そうだ。しかしあえて言うならオレンジ系・ブルー系は弱い傾向にある。そしてボクの視点で見ると、ピンク系もかなり売れ残っている感が否めない。
ボクが大好きなマットカラー。実は高額オプションに設定されている(150万!)。アヴェンタドールにはマットカラーがベストマッチだろ!って思っているけど、市場はそう思わない人が多数のようだにぇ。管理が大変、高額ということが原因かもしれない。本当はそんなことないんだけどね・・・
ぜんせー家の伝統はマット系のブラック、そして黄色を組み合わせる。そう定義した。ここはいかにEXITしずらかったとしても、守らざる得ない。マットブラック系でなければアヴェンタドールに乗る意味がないのだ。
My・アヴェンタドールSVJ - 外装。
外装色はマットカラーである、マルーン・アプス。これは現行のS・ロードスターに設定したネロ・ネメシスからの変更となり、その前に所有していたLP700アヴェンタドールと同一のカラーだ。
アルミホイールはオプションのセンターロックをチョイス。キャリパーには伝統を守り、イエローを設定。実にこの3オプションだけで220万が上乗せされる。
SVJを証明するリアに配置されるロゴ。これはステッカー、ペイント、ロゴ無しを選べるが、最も高額なペイントオプションを選択せざる得なかった。これを選択すると、外装マットカラーに合わせて、ロゴもマット塗装されるらしい。ステッカーを選択してしまうと、簡単にはがれやすく、そしてテカってしまう可能性が高い。ロゴ無しはそもそも選択肢にない。ちなみにこのロゴペイントにするだけで80万円のオプション代が上乗せされる。
そしてスタイリングパッケージオプションを追加した。これは説明が難しい。ざっくり言うとフロントバンパー、サイドスカート、リアバンパーをツヤアリカーボンにするか、ツヤありブラック塗装にするかというオプションなんだけど、それぞれが個別に設定できたりと、やや複雑だ。ランボルギーニのWEBサイトで誰でもコンフィグすることができるが、ディーラーに行って直接資料を見ないと、その真意が理解できないと思う。ま、もし興味あったら質問してくれ。もちろんボクはこのスタイリングパッケージを適用したよ。そしてマットのマルーンアプスカラーにメリハリを持たせるためにツヤアリブラックをチョイス。これで80万が上乗せされる。

My・アヴェンタドールSVJ - 内装。
内装は悩んだ。標準の「SVJ インテリア」を選択すればコストは上乗せされないが、黒とシルバーの味気ない組み合わせになってしまう。屋根が開くロードスターの場合、内装には凝ったほうが良いだろう。何故なら人目につきやすい。クーペの場合は完全に閉ざされた空間ゆえ、内装は質素でもよい。そう思ってココは削ろうと考えた。しかしディーラー影の支配者ヤナギー登場。「リセールにおいて、やはり外装と内装の組み合わせは大事です。内装も黄色をオススメします。」ということで、黄色内装にオプションのクロスステッチを組み合わせリッチさを出し、フロアマットにも黄色を配した。これだけで45万近くが上乗せされた。
ステアリングは最も高額なマルチファンクションステアリングをフルアルカンターラ仕上げとした。フルアルカンターラは特別車にしか設定されないので、SVJならこの選択一択だろう。
問題はシートだ。標準はバケットシートとなる。しかしバケットシートの評判は良くないようだ。ディーラーからも電動シートをオススメされた。これはリセールにおいて非常に有効な選択となる。これで更に40万が上乗せされる。
あとはナビとか、センサーとかを選んで付けられる。トラベラーパッケージを選択するとドリンクホルダーが設置されるが、これは除外した。削れるところはなるべく削り、それでも存在感、特別感は存分に得られるように考慮したつもりだ。ボクは特にカーボンにこだわりがないので、スタイリングパッケージから全カーボンを除外した。とはいえSVJは至るところに標準でカーボンが配されているからアクセントとして効いてくると思う。売りやすさは特定のオプションではなく、全体のまとまりが重要ということだ。
SVJのオプション選択は複雑だ。ディーラーもまだオーダーする人が少ないので勝手が掴めていない様子。結局深夜まで担当のフクちゃんと妻マッキーと議論を重ねた。今ではボクよりマッキーのほうがオプション価格について詳しい。
仕様決めが長期化し、もはや仕事の打ち合わせ並みに。必死なフクちゃん
子供たちは誰もいない店内ではしゃぎまくる。
ビックリした。でもいくらオプションを削っても6000万を切る事は難しい。一番大きい、マットカラー、SVJロゴプリントをはずせばなんとかなるかもしれない。でもそこら辺を削ってしまうと、そもそもSVJなんていらねーよってことになりかねない。ホイールもさすがに標準の
コレは厳しいだろ・・。少しイメージを作ってみるか。
な。ちょっちゴージャス感に欠けるだろ。
XフレームはSVJだと見えない仕様だからカーボンははずしてるし、
こういう目に見えないスプリングにカラーを設定するなんてこともやめている。
悩みに悩んだ。ちょっと高額すぎるかなと。でも、影の支配者ヤナギーの「これでもおそらく損にはならない。どちらかと言うと重要なのは総額よりもいかにオーダーを早くできるか。」だと言う。LP700売却の時はヤナギーが全力で損失を抑えてくれた。今回も彼の意見は重要な指標だ。そしてマッキーの「リセール意識しすぎて質素にするくらいならオーダーする意味がないわ。」という意見でほぼ心は決まり、この仕様でオーダーすることになった。
いつもこのオーダーするタイミングは何か不安に駆られる。結局一番びびっているのは自分なんだと。でも視点を変えれば、高いリセールが見込めるSVJに行かない手はない。アヴェンタドールSは順調な値下がりが見込まれるから、いかに早く特別車に移れるかが重要だ。現状維持がもっともリスクが高いということか。こういうのは当事者より、周囲の人間のほうが理解が深い。いつでもボクは誰かに背中を押されなきゃ飛び込めない、小さい男ってことね。
と、いうわけで、禍々しきアヴェンタドールSVJマルーンアプスカラー。オーダーとなりました。また追ってレポートしますぜよぅぅぅー。