ついについにこの時がやってきたよ。ケーニッヒが納車される前からせっせと探してたタイヤ、

ケーニッヒ用びっくりタイヤセットを実車に履かせよう!

 
 

まずこのタイヤの詳細だけどにぇ、

リア用はピレリPZERO 345/35 15サイズ。フロントは、ピレリP7CORSA Classic 285/40 15。だよ。これらはケーニッヒ社指定サイズの模様。もちろんどちらも新品だけどリヤ用は製造から確か5年ほど経過している。まぁこの345タイヤはなかなか製造してくれないからしょうがない。

タイヤの品質は保管状況に大きく左右されるんだ。ちゃんと保管されてれば別に5年経っててもさほど問題ないよ。でも履いてしまったら走る走らない関係なく3年くらいで要交換だってさ。フロント用は現行で作られているモデルだから製造年月日は去年。

 
 

さ、お前たち。時は来た。役目を果たせ。

 
 

スーパーオートバックス東雲にピットイーン!実はね、いくつか近場のタイヤ屋に連絡したんだけど、このサイズと深リムは対応不可って回答だったんだ。機械によって対応できるサイズって限られてるもんなのかね。バックスは問題ないってさ。それに特殊サイズちゅうことで熟練のスタッフをアサインしてくれた。

 
 


いつも良くしてくれているスタッフ、コダマさんだよ。君はケーニッヒのステアリングを握った歴史の証人だ。

 
 

やっぱどこにいてもケーニッヒは異質だな。

 
 

リフトアップされBBSのセンターキャップ(ワッフルプレートって言うらしい)が外される。このセンターキャップは特殊工具が必要だよ。

 
 

これ、鉄製で重そうって思うっしょ?実はペラペラで軽いよ。

 
 

これがアルミのディスク部分な。このBBSはドイツ製だ。サイズは13J×15インチ インセット(オフセット)はマイナス58!

このディスク部分には重要なシリアルが刻まれている。特に本国ケーニッヒ社はここのシリアルで製品管理しているから、ホイール塗装で文字が消えないようにしておいたほうがよいよ。文字が全部潰れてしまうとフェイク品か本物かの証明は不可能だ。

 
 

メカニックさんたちが慎重にタイヤをはずす。

 
 

取り外されたタイヤ。なんか・・異様なサイズだな。しかしこれこそがケーニッヒの象徴。過激なエアロはこのタイヤを履くためにデザインされた。そうだろウィリー・ケーニッヒ。

 
 

タイヤチェンジャーまで運ぼうぅ。ころころー

 
 

ころころー

 
 

めっちゃタイヤ外すの大変そうー。しかしなんつーの、クルマいじれる人ってかっこいいよな。

 
 

これが取り外されたタイヤ。完全に硬化してるよ。ダメダメだね。

 
 

サイドウォールはこれだけヒビ割れてるよ。どうしたらここまで劣化が放置されるのか・・。ちょっち製造年月日を確認してみよう。

 
 

んん?これはどうやって見るんだろう。86年製造か?いや、09年(2009年)の35週目ってことかな。ま、なんにせよ古い。さらば古き良き345タイヤ。君はどこかで分解されてリサイクルされてくれぃ。

 
 

こんにちわニュー345タイヤ。しかし君、ぶっといね。どんだけ太いかって・・?

 
 

こーんなに太い。

ん?なんだって?こんな太いタイヤ履いてみたい、だと?それなら君もケーニッヒに乗ろう。そうでなければカウンタック、もしくはデトマソ・パンテーラっていう選択肢もあるぜ。

 
 

ほぃ。お次はフロント用タイヤピレリP7CORSA Classicね。このタイヤパターンはあんまり好きじゃないよ。アウト側はほぼスリックみたいだね。触ってみるとツメが食い込むくらい柔らかくできてるんだ。グリップ力は凄そう。

 
 

もちろんバランスも取ってくれる。

 
 

これが組み込まれたニューフロントタイヤ。サイズは285/40 15。実はリヤよりもこのサイズのほうが入手が難しい。ほぼどのメーカーも絶版だよ。このピレリP7CORSAは現行で作られている唯一じゃないかな。

 
 

装着を待つケーニッヒ本体。この間にもバックススタッフさんがブレーキ点検をしてくれた。

 
 

もちろんセントラルオートの整備上がりなのでパッド新品、ローター新品。問題ナシ。

 
 

ふむふむ。サスはビルシュタインの「B36-1535」が装着されているね。これは純正形状のショートストロークダンパー。一本2万円くらいじゃないかな。乗り心地もいいし、絶妙な低さで気に入っているんだけど、腹下けっこう擦るよ。先々の整備でこれも新品に替えるさ。

 
 

車体に一本一本装着していくよ。フロントタイヤのさ、赤と黄色のラベルを剥がしたいんだよ。お湯と中性洗剤で剥離試みたけどビクともしねえんだ・・どうすればいいの・・。ピレリー・・なぜ黒一色のタイヤに黄色と赤色を差し込んだんだーボケぇぇー。

 
 

よしあとはセンターキャップをつけて完了だ。もちろんこれまでのプロセスでオレは何もしていない。しかしあたかも自分がやってるかのように語る。オレはそういう人間だ。

 
 
 

ちゅうわけで長くなったんで完成したスタイルは次回へ続くぅ!見てね!