ケーニッヒの車高が低くて困っていたのと、車体の傾き解消のために車高調を探していました。そこで購入したのが、SF Racingというブランドが出している車高調です。台湾製ですね。ハイクオリティを謡っていますが、実際のところは分かりませんし、そもそも安価なので大して期待もしていません。

SF Racing w126用

 

楽天やヤフオクにも出品されてた気がします。日本で買うと15万くらしましたが、直オーダーだとわずか900ドルレベルです。

車高調が装着されて戻ってきたケーニッヒですが、バネを馴染ませるのと、ダンパーの減衰力調整は自分で行います。減衰力は32段階で調整が可能です。

 

減衰力の調整はこういうピンを使います。

コメントにあったアドバイス通り、一度マックスの固さ32まで回してから引き算してセットしていきます。
 

こうやってダンパーの先っちょに差し込んで回します。時計回しにすると固くなります。納車時のセッティングはフロントがマイナス10(MAX固さ32)。リアはマイナス15です。フロントのほうがやや固め。

この状態で走行してみます。引き締まった足回りになった印象です。しかし路面の段差を小刻みに拾うようになりました。若干不快ですね。あと、何故だか強い左流れの症状が緩和されました。

 

リアの調整は大変です。後部座席の背もたれを倒さないとアクセスできません。

 

こうします。今は座席が取り外された状態です。ボクのほうでセッティングを決めた後、整備士さんに再度預け、シートを取り付けてもらいます。

 

 
調整部分が見えます。ここっすね、調整用のピンが入らないんすよ。よって調整が不可能です。w126用の設計じゃないんかよってツッコミたくなりますね。

 

しかし整備士さんがお手製の調整ピンを用意してくれていました。

 

アクセスできました。この整備士さんは仕事が丁寧です。

 

緩めたり固くしたり、そしてまた緩めたり。いろいろやりました。そうこうしてるうちに感覚がマヒしてきて何が良いのか分からなくなってきてしまいました。困った。

 

ちゅうわけで友人のM谷氏に評価をお願いしました。彼は国産コンパクトから、果てはアヴェンタドールまで、サーキットを攻める猛者。足のセッティングはオレより敏感。

 

検証を続け、大体見えてきました。

高速道路はフロント マイナス10、リア マイナス15がもっとも良い(楽しい)。これは整備士さんが設定した初期値ですね。実際に高速コーナーの走りは560を思わせないほどです。

しかし街中ではやや固いです。悪い道だとエアロ割れそうです。それに走りに疎いボクですから、重視するのは乗り心地の良さです。もう少し現実的な数字に合わせましょう。

 

ちゅうわけで翌日、街乗り用のセッティングを試します。思い切ってフロント・リアともマイナス20に設定しました。

 

だいぶ変わりました。とても乗り心地よくなりました。あきらかに車内のビビリ音も減りました。でもなんだか左流れが強くなった印象です。これは緩すぎ。最終的にフロント・リアともマイナス17に決めました。でも座席が戻り、フル乗車した状態じゃないと真のセッティングとは言えないのかもしれません。

 

車高なんですが、リアがだいぶ低かったので上げてもらいました。指3本分くらいはあります。これでマフラーが縁石にヒットすることもなくなりました。

 

しかしフロントはだいぶ低いです。

 

アルファードのノーマル車高

 

こんな感じ。これくらいでも少し注意していれば普通に走れるんですけどね。もう少し上げてもいいかなぁ。でもカッコよさを取るならこの状態がベストでしょう。

 

この通り、さりげないケツ上げスタイルです。良いです。

 

ちなみにワックスがけしたボディはこの通り水をはじいてくれてます。

 

さて、謎の車高調を装着してみた結果ですが、このまま使えそうと判断しますた。以前はビルシュタイン+メーカー不明のバネでしたが、その組み合わせよりも断然良いです。街中でもそこまで不快にならないし、高速は今まで以上に攻めれるクルマになりました。攻めないけど。安価なわりに、満足できる結果でよかったです。ただ詳細は分かりませんが、取り付けには加工が必要だったような事を整備士さんが言っていたようです。つまり、品質は悪くないけど、w126専用設計というワケではない。ってことが言えそうです。