ここ最近なりをひそめていたケーニッヒについて語りたいと思います。

 
 

↑納車当時のケーニッヒ

 

実は白ケーニッヒ、放棄寸前 
もろもろうまくいかないところもあるし、やり直ししなければならないところもあります。ビカビカにしたいっていう想いは変わらないものの、おおよそそのレベルまでは行きつけない状態かなって。先行き不安もあるし、レストアやめちゃおうかな。楽しみにしてた人、残念がるだろうな。胸が痛い。

 
 

レストアのロールモデル的人物の登場! 
しかしですね、先日、最強ケーニッヒオーナーのO氏と遊んだんですがね。彼はボクの白ケーニッヒよりもっと朽ちてしまった車両から起こしているんですよ。仕上がりにかけたこだわりもスゴイです。彼はレストアを諦めかけたボクにとってロールモデルな存在になりました。
※ロールモデルとは? → 自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。

 
 

熱意ふたたび 
O氏のケーニッヒにかける熱意はボクの死んだ心にふたたび火を灯しました。彼はエンジンチューン丸ごと失敗して、損失を計上しても諦める事はしないです。より良い職人を探し当て、ゼロからやり直す。素晴らしきその執念。あぁオレは小さい人間だった。少し思い通りにいかないからって全部諦めようとした自分が恥ずかしい。ちゃんとしよう。

 
 

レストア工程の見直し 
というわけで、再度レストアの工程を考え直します。

 
 
 

板金を先に! 
今までは機関系の整備に意識を注いでいましたが、そもそもこのケーニッヒ、エアロ取り付け部からサビの侵食が認められるんです。

エアロが割れて中にサビが侵食。こういったのが至るところに。

サビって補修が大変っぽいっすよ。もし機関系を整備しきって、いざ板金に持ち込んだら補修不可、もしくはべらぼうな金額っていう可能性もゼロじゃない。

よって、まず板金屋に持ち込んで補修の是非を問いましょう。

 
 

板金屋さん3軒に打診

■1軒目 
最有力候補の板金屋さんがありました。この板金屋さんはケーニッヒを診ている名も無き整備屋さんと仲が良いので、板金+整備同時進行の相性が良いです。
早速打診してみます。が、サラっと断られました! 理由は「サビの状態から察するに、全剥がし工程を行わないと納得いくクオリティには至らない。今そこに投入できる人的リソースがない」ということでした。というわけで撃沈。

 
 

■2軒目 
blowが使っている板金屋さん。ベース入れ替え前提という話で引き受け可能。作業は1年以上。
ベース入れ替えは最終手段。できれば白ケーニッヒをあのままの状態で治したい。理由は、純正ソリッドブラックを復活させたいから。純正ソリ黒のベース車両を新たに探すのはほぼ不可能に近い。いや、素の560系の流通は激減。そもそもベース車両を選べる状況にない。
ノーマルの白560SEL、売らなきゃよかった・・

 
 

■3軒目 
ここで最強ケーニッヒオーナーO氏のコネクションを利用させてもらいましょう。彼の白ケーニッヒコンバーチブルを仕上げた職人さんに話を通してもらいました。板金職人は一人でショップを切り盛りしているらしく、しばらくは手が付けられないとのことでしたが、近く白ケーニッヒを見に来てくれることになりました。そこで職人さんの見解を聞いてみて、着手可能なら発注をかけたいと思います!

 
 

とにかく板金が大事 
いくら機関系を完璧に仕上げようとも、板金が事実上不可能であれば今までの苦労が無に帰してしまいます。それにケーニッヒは他に例を見ないほど大柄なエアロパーツが取り付けられています。パテてんこ盛りで、職人さんの腕が如実に表れるでしょう。やはりケーニッヒは実績のある板金職人に依頼するのがベストです。3軒目の話し合いが良い方向に進む事を祈るしかない。

 
 

板金の先もイバラの道 
仮に板金がうまくいったとしても、ケーニッヒが完全復活できるかどうかは未知数です。まず失敗となったウッドパネル25点をまたゼロからやり直さねばなりません。エンジンの揺れの原因も特定せねばならないし、スーパーチャージャーはどのみち取り外す必要があります。エアコンも一通り手を入れなければならず、レストアに必要な項目は多岐にわたります。考えると心折れそうです。一思いに投げ捨てられたらどれだけ楽だろう。でもビカっと輝く純正ソリッドブラックのSELケーニッヒ、見てみたいです。うん、時間かかってもいい。がんばろう。

 
 

↑持ち主に見放されかけたケーニッヒ。ヤードで寂しく眠りにつく。

 

というわけで、次は板金職人さんと会えたらまた記事で報告したいと思います。

ケーニッヒを諦めるのは人生を諦めることだ!

 
 

※w126オーナーは室内保管を徹底しましょう!