
わかりずらいタイトルでさーせん。今日は最強ケーニッヒオーナーのO氏と遊んできましたー。
O氏については以下の記事で述べています。一言で言うと、飛びぬけたケーニッヒヲタです。
彼は5台のケーニッヒを所有しているんですが、2台が今整備に出されています。そのうちの一台、キャラット 560SEC ケーニッヒコンバーチブルの修理状況を二人で見学しにいきました。
コンバーチブルはんぱねー目立つー。
アヴェンタドールSロードスターを思い出すよ。やっぱクーペって趣味要素強いから屋根は開いたほうがいいね!
まずダッシュボードに違和感を感じると思いますが、これは内装が象牙革風に仕上げられているからです。
このクルマ、凄いです。力ある。するどい加速。AMG6リッターよりこっちのほうが速いと思う。エキゾーストサウンドもちょうどいい感じ。V8アメリカンマッスルカーみたいな音。どれだけカネかけたらこうなるねん。
ほどなくして修理屋さんに到着。職人さんが迎えてくれました。
ここにはO氏のもう一台のコレクション、w126 560SEC キャラット・ケーニッヒコンバーチブルが幌の修理のため入庫しています。
ガソリンタンクの形状がまったく違うんですね。幌が格納されるスペースを確保するためにこういった薄型タンクになっているんですね。
ボディ補強も必要だし、コンバーチブル仕様はクルマそのものの構造から違うのです。ノーマル車を屋根切って幌つけりゃいいって話ではないんですね。
彼のドライビングスタイルは”走り”に重点が置かれています。よって、エンジン強化は当然のこと、足回り、ブレーキも手が加えられる予定です。
ボクのドライビングスタイルは”ゆとり”です。スピードよりも当時の雰囲気を楽しむ。O氏とは真逆ではありますが、彼の「現代車に劣らないw126を作りたい」というカスタムは理解できます。
デリバリから手が加えられていないボディは現在でも残り続け、手が加えられた白ケーニッヒは早々に朽ちる。
なるほど。板金は職人の技術力でここまで差が出るということです。
というわけでドライブして帰りました。刺激的な時間を過ごせました。
彼は朽ち果てたケーニッヒを見ると救い出したい想いに駆られるそうです。彼は捨てられた子犬を拾い上げ、コツコツと育てあげるのです。すべての車両が我が子のようだと言います。30年前のベンツを新車のように仕上げて乗るのが夢だとも。
彼は5台のケーニッヒコレクションに加え、アヴェンタドール、ロールスロイスゴースト、S65も持っています。それらがぶつけられてもなんとも思わないが、ケーニッヒが被害を受けたら泣き崩れると言いました。クルマに対する価値観は人それぞれですが、ケーニッヒに対する熱意は群を抜いています。日本で最強のケーニッヒオーナーと言って間違いないでしょう。感銘を受けました。やはりどの世界にも偉人はいる。すごい。本当に彼はすごい。