
さて、だいぶ前の話なんだけどね、
― 時はアヴェンタS・ロードスター納車前 ―
待てど暮らせど納車されないSロドスタが頭の片隅からさえ消え去りそうなある日の夜遅く。何故かランボから電話。
ヤナギー:Hey ぜんせー!遅い時間にすまんな。You夜型だから平気かと思って電話したぜ。
お、ついにSロドスタ納車日決定かぇ?
いや、そんなことよりSVJって知っとるか?
SVJ?知らぬ。
はぁ・・You遅れとるのぅー。アヴェンタの特別車な。
ボクはSVJを知らなかった
まだSVJの情報がリークし始めのころ、さほどスパカ最新情報に興味もないボクは日常に没頭していたんだが、この電話で初めてSVJの存在を知った。
社内で審議した結果、Youにも購入権利を割り当てることになったで。
へ?オレ?Sロドスタが来ないのにもう一台買えと?むりやん。
なにゆうてる。SVJは買いだぜ。これは損しない提案だ。
買いますアニキ!
SVJの購入は現行モデルの所有が求められると以前書いた。実績も重視されると。ボクの場合はLP700を中古で一台。Sロドスタを新車オーダー。つまりメーカー側から見ると一見さん扱い。もっとたくさん実績持ってる人もいると思うんだがなぁ・・。なんでだろ。
本来ならYouは選考外や。せいぜいYouの担当、フクちゃんに感謝するんだな。ちなみにこっちがOKするまで秘密にしといてな。ブログにも書かないように。もう一度言う、ブログに書かないように。
は、はぃ。(言いたい・・というかSVJって何・・)
メーカー選考以前にディーラープッシュが強いのか
ふうむ。ボクのような末端のアヴェンタドールユーザーに特別車の案内がくるのは少し違和感がある。原因を考えてみた。[1]、SVJの台数が多すぎて既存ユーザーに声かけまくってる。[2]、見た目は青年、頭脳はイーロン・マスクのオレの力に気づき、今のうちロイヤルカスタマー化するようイタリア本国が仕組んでいる。
うーむ・・やっぱりどう考えても・・[2]だなぁ。やれやれ、真実はいつも一つ。
フクちゃん:ハローぜんせー。SVJの提案きただろー?オレがプッシュしといたからなー。
おぅ。やはりアレか、実績の薄いオレに権利がくるってことは、イタリア本国もついにオレの世界を動かす強大な力に気づいたか。
あ、Youあれな、枠ギリギリだったよ。割り当てできるかどうかの瀬戸際だったぜ。ま、補欠みたいなもんよ。
あ、うん。(補欠・・)
ボクは補欠らしく粛々と沈黙を貫く
はぁーネタがないなー。みーんなSVJ契約きたーとかデポ入れてきたーとか普通に発表してるやん。はぁーオレもドヤりたい。オレ:「フクちゃん、みんなリークしとるで。オレもドヤってええか?」、フクちゃん:「いや、ダメ。」このやりとりが2回、3回くらい。うぅ、補欠には発言権すら認められないんですねぇぇ・・
― それから数カ月後の今 ―
メーカーから”購入意思確認書”が来たよ。買うだろ?サインと、金もってこいや。
あ、はぃ。行かせて頂きまする。
と、言うわけでSVJ購入に踏み切ろうと思うんだが、もう一度SVJについておさらいと、SVと比較してみよう。

SVJはアヴェンタドールシリーズ最後のスペシャルモデル。SVの後継と言ってもいいのかな。直近の発表では900台が生産されると言われたが、それがクーペ・ロドスタ合わせてなのかそうでないかは定かではない。生産台数が多いという声が多数上がっているようだ。ちなみにボクはこの生産台数が多いか少ないか、価値の存続にどれほど響くか、わからない。
ちゅうわけで無責任に書こうと思ふ。なに、心配するな。いつでもオレは無責任だ。
スペック、デザインともSVを凌駕したと言っても過言でない。SVをもう一歩過激にしたデザインだ。保守的観点で言えば、やややりすぎ。革新的に見れば、むしろ物足りない。ボクはできればもっともっとチェンテナリオに近づけてにしてほしかったですぅー。しかしどちらにせよ、時が立てばSVJのデザインは市場に受け入れられるはずだ。
その価値が維持される重要なポイントは市場に溢れるかどうかだ。世界900台生産が多かったとしても少なかったとしても、重要なのは日本に入ってくる正規物の台数が重要だ。そしてSVJはSVの時より流通量が減るのは確実な路線だろう。
そしてSVJが実際どの程度日本に流通するかは謎だけど、SVと決定的に違うのは、
・SVはご新規さんが購入可能だった。
・SVJはご新規さんの購入は不可能
という点。これが価値キープにどうつながるかわからないが、少なくともSVに比べ敷居は上がったと言えるだろう。
いくら希少性を訴えても、中古市場に必ずSVJも流れる。じっくり待っていれば手に入れられないわけではない。特にSVJは最後のV12・NAエンジンと言われている。SVより価値の維持はSVJに分があるように思う。もし特別モデルを狙っているなら、SVJの中古をじっくり待つほうが結果的に得策なんじゃないかと思ったりそうじゃなかったり。
以前の記事で書いたが、飽和が叫ばれたSVであっても、中古車市場で目立った値落ちはないようだ。となると、最後のV12・NAエンジン、日本の流通量減を鑑みると、SVJの中古は割高になる可能性が高い。
ディーラーサイドから話を聞くと、総じてSVJには自信を持っている様子だ。スペックも価値についても。そもそも資金力に乏しいボクへの提案が、「SVJなら損しないと思うので購入したら?」って感じなので、いくらでも購入候補を持つディーラーが嘘ぶっこいて買わせることは考えずらい。情報量はユーザーよりも多いはずだから彼らの言う事を一切無視というのもおかしな話だ。そしてスーパーカーショップも「SVJは買い」と豪語しているところを見ると、なかなか良い買い物に見えてくる。
正式にSVJが発表された後、一見さんの問い合わせが一気に増えたようだ。「SVJを買うのにアヴェンタSのオーダーが必要なら今すぐに買う」と言う。(みんなセレブだな・・)しかし既にSVJの販売枠は終了している。それだけ購入候補者がいるということは、中古車市場でも価値が維持されやすい、もしくは高騰するということだ。
どういう理由か分からないが、SVJは予定より納期が早まりそうだと言う。大量生産できるラインでも揃えたんかな。それともさっさと売って時期モデル発表を急ぐのかもしれない。どちらかと言うとボクはSVJよりもアヴェンタドールの次期型に興味がある。もっと未来的で革新的、量産的なデザインから逸脱したようなものを望む。チェンテナリオやヴェネーノのようなフューオフモデル(数台限定)の権利がいつか来ればいいなぁなんて漠然と思うけど、おおよそ取り扱いに困りそうだから、やっぱり量産モデルくらいが今のボクにはちょうどいい。
SVJにはロードスターもラインナップされるはずだが、ランボルギーニの公式WEBサイトにはまだラインナップされていない。正式なオーダーもまだ不可能なはずだが、すでにオーダー済みと謡っている人は、”そもそもVIPなので枠をもらえないわけがない”人たちだと思う。ちなみにボクは・・
なぁフクちゃん、オレやっぱSVJロードスターが欲しいんだけど。
ロードスターはまた別の選考だな。まだ決めれない。でもたぶんYouは厳しいよ。ま、一応頭の片隅に入れといてやるよ。
片隅と言わず、頭の中央にいれといてほしいですぅ・・
ちゅうわけでSVJ購入記をシリーズ化して更新していこうかなと思ふ。せっかくだから量産型特別モデルがどういうステップで契約までいくのか細かくレポートしていこうと思うよ。次のアクションは購入意思確認書をディーラーに提出と、デポジット金の預け入れからだ。ほな見とってなぁぁぁー。