東京の日常 – 渋谷でさかな釣り
先日の続きなんですがね。
夕飯は魚釣って食べれるお店に行くことになりますた。渋谷です。
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繁華街にあるここ。
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予約必要ないだろって思ってたけど、一応しておいた。コロナショックで渋谷はがらんとしてるし。と、思ったらにぎわっててビビッた。
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こうやって店んなかに釣り堀があるっすよ。釣れたら塩焼とか、フライとか選んでオーダーできるっす。さっそく釣ってみるっす。結構むずかしそう。
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あらやだ簡単に釣れたわ。
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たっちゃんに持たせてやった。
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釣れたらタイコが鳴って店員さんが一本締めしてくれるっすよ。「うぉぉー釣ったぜー!」ってたっちゃん。ま、お前釣ってないけど。
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小さい池では小型の魚が釣れます。エサ無しのいかつい針で魚の腹ぶっさして釣れっていう説明見て、ちょっとそれ残酷じゃない?魚だって生きてるんだぜ。
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あ、うん躊躇なく刺した。
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イッチーはうまく釣れないからすくい取る方に逃げた。
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三匹すくえましたー。うち2匹はオレがすくったー。
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彼らはこうなってしまいました・・
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君からはまだ生を感じる。
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食べます。
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ん?
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んー。これ、まずいね。なんせこの二人は幼少期からフグ・カニ・ウニ・フカヒレが主食だからな。
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ボクも食べます。
んー・・なるほど。魚って新鮮が一番ウマイってワケじゃないんだ。
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子供達は釣りそのものが楽しい様子。しかしボクはすっかりやる気を失くした。
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店員さんの助けを借りて釣れたようです。オレには分かる、コイツのこの顔、ビビってるね魚に。完全にこいつ、シティボーイだよ。
釣りって楽しいんだね。でもオレ思ったんだけどさ、釣りの極意なんて分からないけど、みんなキャッキャしながら釣り竿振り回すのよ。その先には結構大きな針がついてるのよ。いいんだっけそれで。昔、親父に針には気をつけろって教えられた気がするんだよね。
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ちゅうわけでがらんとした渋谷を後にしました。いやー、やっぱり飛び回る針先が気になっちゃったし、若い子がキャーキャー叫びまくるから食べる事に集中できなかったよ。ここは観光客向けだな。エンタメ性には優れてる店だったよ。しかしね、泳いでる魚を釣って、その場で調理。とても新鮮なはずなのにどうして味が落ちてしまうんだろう。
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ちゅうわけで銀座の高級寿司屋の板前さんに聞く。
味は落ちるよ。水だね。釣り堀は水が濁るからね。魚のストレスもあるし、産地によっても味は全然違う。魚もグレードによって取引されるんだ。
へぇーなるほど。
でも釣った時のさ、魚のパワーが手に伝わってくる感触はなんだか病みつきになるね。今度釣りでもやってみるかな。海は怖いからなぁー川かな。でも川はヘビとか出そうだし、じゃぁ湖かな。でも近場にはないなぁ。・・・あぁ、やっぱ釣りやめよう・・。
やっぱり鳴門の渦潮に揉まれて育ったタイが一番‼︎
魚は釣ってすぐに活け締めにしないとどんどん鮮度が悪くなって死んだ魚よりも不味くなるのさ。