スーパースポーツカー、アヴェンタドールは年間維持費いくらかかる?

クルマって突き詰めれば、「止まる、走る、曲がる」の三要素が原点だけど、別にそれを満たすだけなら数万円のクルマにでも乗っていれば事足りるってもんよ。でもランボルギーニ・アヴェンタドールの値段は数千万。そこにもちろん三要素は含まれているけど、高い加速性能、官能的な音、ステータス性、いろんな要素が付加価値としてついてくるよね。ってことはそれに比例して維持費もバカ高いんだろう?って思うのも世の常さ。とりあえずボクが買ったアヴェンタドールの維持期間が1年を超えたので、真実の維持費を書いてみることにする!

この1年、どういう使い方をしたか

1年で走行した距離

大体この1年で4000km弱走りました!少ないって思う人もいるかもしれない。でもこの手の車種ではむしろこれは過走行扱いに近いものになる。大体5000km経過したくらいからガクーンと売却価格に響いてくるよ。スーパーカー系の値段は走行距離にすっごく敏感に反応するからね。

1年間で発生したトラブルは?

納車されて間もなく、めちゃくちゃ街乗りで目立つ事を知って、調子ぶっこいてブリッピングしまくっていたら、突如交差点でエンジン停止。すっげーテンパった。原因はキャニスターにガソリンが溜まったことが原因。再度エンジン掛け直して、回転上げたら治ったよ。どういう仕組みかわからないけど、ディーラーにそうしろって言われたんだ。

暑い日に走っていたら、リアウィングが上がりっぱなしになってしまった。通常アヴェンタドールのリアウィングは70kmほど速度が出ると1段上がり、スピードが上がっていくにつれ、最大3段階まで上がる。速度が落ちると、ウィングも戻るんだけど、これが戻らない。エンジンが冷えても戻らない。まぁ、走行に支障もないし、ウィングが立っている姿もカッコイイのでしばらく放置してたけど、これもトラブルと言えばトラブルかな。

あと、ごくたまーにキーを一時的に認識しなくなったことがある。ガチャガチャしてると自然回復したからこれはトラブルとは言えないかも。

どういう走り方をしたか

90%街乗りでした。何故って?いやドヤるためでしょうに。ディーラーのツーリングで長距離を一度走ったくらい。あとは仲間との集まり。過度な使い方は一切していない。

んで気になる維持費は?

言うてもトラブルって言えるのは上で書いたリアウィング不動くらい。しかしこれはディーラーの保証でもちろん無料。それ意外のトラブルはナイ。

と、言うわけで、アヴェンタドールの年間維持費は・・・

ゼロ

いえーぃ。ゼロだぜーぃ。

とはいえそれは限定的

もともと購入したアヴェンタドールは現行年モデルで走行距離も450km。まぁこれを見て壊れるほうがおかしいよね。車検も新車に近いから2年ちょっと残ってる。だから維持費ゼロっていうのは当然っちゃあ当然。もしこれが作られてから4年、5年経っていると、維持費ゼロだぜやった!ってわけにはいかないよ。特に機関系のトラブルが来ると一回の修理で数十万は普通に出ていくことになると思う。

現行モデルに興味があるなら保証期間を意識して買おう!

ディーラーで購入する時は正式な保証がついてくると思うから特段心配はいらないと思う。確か新車から3年はメーカー保証が効くから過失のないトラブルのほとんどは無償で直してくれるはず。

でも一般中古車屋さんから買う時は保証の引き継ぎとか、そのお店がどこまで保証するかをしっかり確認してから買ったほうがよいよ。

一回でも壊れるとドカーンってお金出ていくからね。まぁこれを買う人はボクみたいに必死こいて買ってるというより、余裕ぶっこいて買う人が多いと思うから、修理費なんてケチんねえ!ってパターンかもしれないけど、実に修理費っていうのは何もメリットがない。それならカスタム費に回したほうがよっぽど良いでしょ?

ランボルギーニの品質は向上した?

アヴェンタドールの前はムルシエラゴ、その前はディアブロ。ボクの先輩にこの両車に乗っている人がいるから聞いてみたよ。

「ディアブロは足回りのトラブルがひどかった。一回の修理で200万の請求が2回ほど来たことがある。」

うーん。こりゃ死ぬわ。でも淡々と修理してたこの先輩もすげえ。これに比べるとムルシエラゴはだいぶ品質が上がったと聞く。

そしてアヴェンタドールの時代が到来するんだけど、驚くことに「壊れた!」という声をまったく聞かない。もち小さいトラブルはあるんだろうけどね。そういうところからしてもアヴェンタドールは飛躍的に性能が向上したって言ってもいいかもね。多分アウディ傘下になったからだと思うよん。

 維持費ゼロって言っても、もちろんガソリン代とか駐車場代とか費用かかってるからねーん